法人向けWiFiを導入する際に、費用はどのくらいかかるのか？気になるところですね。
インターネット環境をオフィスに導入する場合、選んだ回線の種類によって、費用は大きく異なります。
特に、回線工事が有る無しで初期費用が大きく変わりますので、各サービス会社の月額料金も比較しながら、導入費用を検討すると良いでしょう。
本記事では、法人向けWiFiの導入費用と、初期費用を抑えられる「据え置き型ルーター」の費用について解説します。
目次
インターネット接続にかかる費用はいくら？
まず始めに、一般的にインターネット接続にかかる費用について解説します。
法人向けWiFiを導入する際に、インターネットの費用相場について事前に知っておくと良いでしょう。
- 初期費用（工事費、手数料、契約料など）
- プロバイダ契約料
- 回線使用料
- ルーターレンタル料金
- オプション料金
- 違約金など
インターネット接続の初期費用
インターネットを利用する際に、まず始めにかかる初期費用は事務手数料と回線工事費です。
インターネットの光回線では、回線工事の費用相場はだいたい、20,000〜40,000円程度を目安にすると良いでしょう。
回線工事の後は、契約期間に合わせて月額料金が発生します。
月額料金は契約内容によって幅がありますが、4,000円～使えるものから、10万円を超えるものも。
また、追加でオプションを頼んだ場合は、別途料金が加算されます。
さらに、解約する際は違約金がかかる場合もありますので、事前によく検討してから契約すると良いでしょう。
回線工事
回線工事とは、屋内にインターネット回線を引き込むための工事です。
光ファイバーケーブルを屋内に引き込み、回線終端装置（ONU）と接続します。
回線工事後に行うパソコンの配線や設置作業は、回線工事費には含まれていないため、接続設定を業者に依頼する場合は、別途費用が発生します。
別途費用で依頼する際は、各サービス会社のサポートセンターや窓口に事前に相談しておくと良いでしょう。
回線工事の追加費用
回線工事を依頼する際に気を付ける点として、集合オフィスビルで工事を行う場合は、共有スペースに光回線がすでに工事済みであることが多いので、事前に確認が必要です。
また、回線工事の日程が土日祝日や夜間になる場合は、追加費用として3,000円程度かかります。
プロバイダ契約がセット費用になっている
インターネットを利用する場合、プロバイダ契約が必要です。
法人向けのサービスプランには、初期費用として回線工事とプロバイダ契約がセットになっているサービスもあります。
仮に、自社で別途プロバイダ契約を行った場合は、回線工事に別途費用がかかることになりますので、契約時にプランに含まれている費用の詳細などについて相談しておくと良いでしょう。
光回線でWiFiルーター利用時の費用
光回線を使ってWiFiを利用する方法と、かかる費用について解説します。
光回線で契約し回線工事が完了していても、LANケーブルを接続する有線接続であるためWiFiを利用はできません。
WiFiを利用するには、無線接続に切り替えるためのWiFiルーター（無線LAN）の設置が必要となります。
WiFiルーターのレンタル設置費用
光回線を使ってWiFiを利用する場合は、WiFiルーターのレンタル設置費用がかかります。
料金相場は、設置工事代としてだいたい5,000円くらいで依頼することができます。
光回線の場合、有線接続なので複数のデバイスに対応できないため、WiFiルーターを設置して、オフィスや店舗で複数の利用者がインターネットを利用できるようにすることができます。
手順は、有線接続から無線接続に切り替えるためのWiFiルーターを設置し、複数のデバイスで同時接続できる設定をしてWiFiを利用開始することができます。
工事費がかからない法人向けWiFiとは？
以上、インターネット接続にかかる初期費用について解説しました。
さて、ここでは、初期費用にかかる回線工事がいらない法人向けWiFiについて解説します。
初期費用がかからない法人向けWiFiには、以下の2種類があります。
- 据え置き型ルーター
- ポケットWiFi
工事不要の法人向けWiFi
法人向けWiFiには、初期費用のかからないサービス「据え置き型ルーター」と「ポケットWiFi」があります。
「据え置き型ルーター」は、サービス会社と契約後、オフィス内にルーターを設置するだけで簡単にWiFiを利用することができます。
「ポケットWiFi」は同じくサービス会社と契約後、モバイルルーターの接続設定をするだけで簡単に利用開始できます。
「据え置き型ルーター」と「ポケットWiFi」は、光回線のような回線工事が不要なので、インターネット接続の初期費用が不要になります。
初期費用がいらないことに加えて、工事の準備や立ち合い、オフィスビルの管理人との相談なども不要で、何より回線工事にかかる時間がなくなるので、WiFiをいち早く利用することが可能です。
据え置き型ルーターとは？
初期費用が抑えられる「据え置き型ルーター」は、モバイル回線を使ってインターネット接続を行う通信機器です。
使い方は、ルーターに付属している電源ケーブルをコンセントにさすとWiFiを利用できるようになります。
「据え置き型ルーター」は無線接続なので、複数のデバイスでWiFiを利用することも可能です。
ただし無線接続なので、光回線よりも通信速度の安定性は劣ります。
ただ、オフィス移転の際はルーターを移転先に設置し直すだけで、WiFiを利用再開できるというメリットがあります。
「据え置き型ルーター」の費用
「据え置き型ルーター」の料金プランの選び方は、安いという理由だけではなく自社に必要な条件に合わせて契約することをおすすめします。
光回線よりも初期費用や月額料金が安くなるメリットと契約プランの内容を照らし合わせて、バランスの良いサービスを選ぶようにしましょう。
「据え置き型ルーター」は光回線に比べると月々の料金が安く、だいたい月額5,000円程度になります。
- 通信速度が速い
- 対応エリアが広い
- 料金が安い
- データ容量が適切
- サポート体制
- 口コミ・評判など
ポケットWiFiとは？
ポケットWiFiは、外出先に自由に持ち運びできるコンパクトサイズの通信機器です。
「ポケットWiFi」は、工事不要で通信費用が安いのがメリットです。
「ポケットWiFi」とスマホを別々に契約している場合は、スマホ料金のほかに別途支払いが発生します。
契約先を一括にすれば、スマホ契約と「ポケットWiFi」の料金をまとめて支払うこともできます。
注意として、「ポケットWiFi」は解約金が発生するプランもあります。
「ポケットWiFi」を利用する際は、縛りなしの「ポケットWiFi」のプランを検討した方が良いでしょう。
まとめ
インターネット接続でかかる費用を踏まえて、法人向けWiFiで費用を安く済ませる方法として、「据え置き型ルーター」の導入がおすすめです。
「据え置き型ルーター」のメリットは、光回線のような面倒な回線工事が不要なため、初期費用を抑えることができるところです。
また、工事に係る作業負担も軽減できます。
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