メルマガとは?配信するメリットや注意点を分かりやすく解説!
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今回はメルマガの基礎知識、メリット、歴史、注意点などをご紹介します。

「そもそもメルマガってなに?」

「ステップメールとかオプトインとかよく分からない…」

そんな方でも安心してください。メルマガの基礎から歴史まで分かりやすくご紹介しています。

ぜひ参考にしてみてください。

メルマガの基礎知識

まずはメルマガの基礎知識として、以下の5つをご紹介します。

  • メルマガとは?
  • よく耳にするメーリングリスト、ステップメールとは?
  • オプトインとオプトアウトとは?
  • メルマガの形式とは?
  • メルマガの配信方法とは?

まずはメルマガとは?についてご紹介していきます。

メルマガとはメールを使って情報を発信すること

メルマガ(メールマガジン)とは、発信者がメールを使って複数のユーザーに情報発信をすることをいいます。

ある企業の調査によれば、およそ7割を超える人がメルマガを受信したことがあるのだとか。(※1)

さらに同調査では、プライベートでは1日に平均21通以上ものメルマガを受信している人が最も多いことも分かっています。

メルマガは企業のマーケティング戦略においてはもちろん、消費者にとっても情報入手の手段として日常の一部となっているといえるでしょう。

※1 参考:PR TIMES 株式会社ベンチマークジャパン 

入手日:2022年1月20日

調査概要:インターネットでメルマガがどのように読まれているのかを調査した

調査母数:有効回答数は事前調査で4,393件、本調査で712件

調査年月日:2021年3月24日〜4月25日

メーリングリストとは複数人にメールを送る仕組みのこと

メルマガの話でよく耳にする「メーリングリスト」。複数の人にメールを送る仕組みのことをいいます。

例えば「メーリングリスト@sample.com」を作成し、「A@sample.com」と「B@sample.co」というアドレスを登録するとします。

このとき「メーリングリスト@sample.com」にメールを送れば、登録されたメンバーのAとBにもメールが届くようになるのです。

登録者は受信したメールに返信すれば、そのメールもメーリングリストに登録されたメンバー全員に送信されます。

感覚的には今でいうグループチャットに似ているでしょう。

ステップメールとはある起点から複数回にわたってメールすること

ステップメールもメルマガと同じく、メールを使ったマーケティング戦略の一つ。

ある起点から複数回にわたってメールすることをいいます。

 

例えばA社のサービスを利用するために資料請求をしたとします。

資料請求のためにメールアドレスを登録した日を起点とすると、「資料をご請求いただきありがとうございました」「資料を発送いたしました」「資料はいかがでしたか?」などと複数回にわたってメールが届くのがステップメールです。

メルマガとの違いは情報発信のタイミングです。

発信者のタイミングで情報を発信するメルマガに対して、ステップメールはユーザーの関心が高い時期を狙って情報を発信します。

オプトインとオプトアウトはメルマガ購読の了承や解除に関わること

メルマガを書くなら必ず押さえておかなければならないオプトインとオプトアウト。

まずはそれぞれの意味を説明します。

  • オプトイン:受信者がメルマガの購読を承諾すること
  • オプトアウト:受信者がメルマガ購読の解除を申し出ること

例えばA社がメルマガ配信を始めるとします。このときA社はメルマガ配信を行うことを受信者に通知し、受信者から同意を得なければいけません。

これをオプトインといいます。対してオプトアウトは、受信者がメルマガ購読を解除することです。

オプトイン、オプトアウトは特定電子メール法で定められたルールです。

メルマガ作成の際は必ずオプトインとオプトアウトを徹底するようにしましょう。

メルマガの形式はテキスト形式 or HTML形式

メルマガを送る際は、テキスト形式かHTML形式のどちらかを使います。

テキスト形式のメルマガは文章しかないのが特徴。

HTML形式のメルマガは画像や動画が挿入できたり、文字のカラーやフォントが変えられるのが特徴です。

メルマガの配信方法3つ

メルマガの配信方法は3つ。

  • BCCで一斉送信
  • 専用のツールで配信
  • 専用のサービスを使う

以下で詳しく説明します。

①BCCで一斉配信

BCC(Blind Carbon Copy)は、メルマガを一斉送信する際に使われる配信方法です。

BCCと混同されやすいものに「CC」があります。

二つの違いは他の人のメールアドレスが表示されるかどうかです。

BCCは発信者が複数人に配信したとしても、受信者には他の人のメールアドレスが見えません。

対してCCは他の人のメールアドレスが表示されます。

例えばお客様のアドレスを間違えてCCに入力してしまうと個人情報の漏えいになってしまうため、入力の際は注意が必要です。

②Excelなどのソフトを使う

ExcelとOutlookを使ったり、GoogleスプレッドシートとGoogleドキュメントを使ったりしてメルマガ配信する方法もあります。

どれも身近なツールですが、メルマガ配信に使うには多少の知識が必要になるでしょう。

また二つのツールを行き来しなければいけないため、手間がかかってしまうという特徴もあります。

③メルマガ配信ツールを使う

メルマガ配信ツールとは、メルマガの配信や管理をサポートするツールのことです。

BCCのように一斉送信ができたり、Excelなどのソフトを使わずとも手軽に管理ができたりします。

受信者の開封率や迷惑メール対策もできるのも特徴です。

メルマガのメリット3つ

メルマガのメリットは以下の3つです。

  • コストが抑えられる
  • プッシュ型でユーザーに直接アプローチできる
  • ユーザーとの信頼が築ける

以下で詳しくご紹介します。

①コストが抑えられる

メルマガのメリット一つ目は、コストが抑えられることです。

メルマガを使ったマーケティングは、双方がメールアドレスを持っていれば始められます。

GmailやYahoo!メールなど無料で取得できるメールアドレスも多くあるため、無料でメルマガ配信ができることもあるでしょう。

メルマガ配信ツールを使う場合、月額費用がかかる有料のツールもありますが、

配信のたびに印刷費や郵送費がかかるダイレクトメールと比べるとコストが安く抑えられるでしょう。

②プッシュ型でユーザーに直接アプローチできる

メルマガのメリット二つ目は、企業がお客様に直接アプローチをかけられることです。

マーケティングは主に「プッシュ型」と「プル型」の2種類に分けられます。

プッシュ型とは、メルマガのように企業がユーザーに直接商品などを紹介することをいいます。

対してプル型とはユーザーが自ら情報を取りにいくことです。

例えるなら、看板や展示会がプル型のマーケティング。

訪問販売やテレアポがプッシュ型のマーケティングです。

自社のメルマガを購読しているお客様に対して企業が好きなタイミングで新商品などを紹介できるのは、メルマガならではのメリットでしょう。

③ユーザーとの信頼が築ける

ユーザーとの信頼関係が築けるのもメルマガのメリットの一つです。

前述したステップメールを例に話します。

例えばある商品を購入した際に、販売元から「商品をご購入いただき誠にありがとうございました」とメールがきたとします。

商品が手元に届く間も商品開発秘話や商品活用法などのメールが送られてきたり、メール内に自分の名前が書かれていたりすれば、

丁寧で親しみやすい印象を受けはしませんか?

メルマガを通して企業と顧客の距離を縮められれば、信頼関係が構築されます。

次回の購買につながるキッカケにもなるでしょう。

メルマガ配信の3つの目的

メルマガの目的は、主に以下の3つに分けられます。

  • 伝達
  • 送客
  • 購買

以下でそれぞれについてご紹介します。

①伝達

一つ目はユーザーに必要な情報を届けることを目的としたメルマガです。

登録完了のお知らせや、商品発送完了のお知らせなどがこれにあたります。

伝達を目的としたメルマガで大切なのは、情報発信のタイミングです。

例えば登録完了を知らせるメルマガなら、当然ながらユーザーの登録が確認された直後に発信するのが良いでしょう。

ユーザーに不安を抱かせてしまわないよう、適切なタイミングで情報発信するようにしましょう。

また必要な情報が正しく届くよう、迷惑メールに振り分けられない対策をしておくこともポイントです。

②送客

二つ目はメルマガをとおして自社のウェブサイトなどに誘導することを目的としたメルマガです。

メルマガにはさまざまな情報が記載できます。

例えば商品の魅力を紹介した後、「詳しくはウェブサイトで!」などと記載していれば、興味を持ったユーザーはウェブサイトにアクセスするでしょう。

送客を目的としたメルマガで大切なのは、ユーザーの興味を引くメルマガを作ることです。

読まれるメルマガの書き方は後述しますので、ぜひ参考にしてみてください。

③購買

三つ目はメルマガを見たユーザーに商品を買ってもらうことを目的としたメルマガです。

メルマガに新商品の案内やクーポン情報などを記載し、実際に商品を買ってもらえるよう誘導します。

購買を目的としたメルマガで大切なのは、信頼関係構築と分かりやすいサイト設計です。

信頼関係が構築できていないうちに商品の購入を促しすぎると、ユーザーは押し売りされているように感じてしまい、メルマガを開封しなくなるかもしれません。

さらに、いざ購入しようとウェブサイトを訪れた際に、支払い情報の入力がしづらかったり、

エラーが起こってしまったりすれば購買意欲がうせてしまう可能性もあるでしょう。

購買目的のメルマガを配信する際は、ユーザーと信頼関係ができているか、商品購入までスムーズに操作ができるかを確認することが大切です。

メルマガの歴史

ここからはメルマガの歴史についてご紹介します。

メルマガの歴史は古く、始まりは今から40年以上も昔の1978年だといわれています。

以下では時代とともに進化していくメルマガの歴史についてご紹介します。

1970年代後半 メルマガ誕生

メルマガの始まりは、1978年にGary Thuerk氏が顧客に対して送ったメールだといわれています。

Gary氏は自社で販売していたデジタル機器を販売するため、400名のユーザーにメールを送ったのだとか。

メールは功を奏し、売上が1200万ドルを超えるほどヒットしたそうです。

1990年代前半~後半 インターネットの普及とともに企業がメルマガを始める

企業がメルマガ配信を始めたのは1990年代前半だといわれています。

1999年にはYahoo!がメールサービスが開始したり、NTTドコモがiモードを開始したりしました。

ユーザーもメールアドレスを持ち、携帯でメールを見る機会が増えたため企業のメルマガも盛んになったのでしょう。

2000年~2010年 「メールマーケティング」が生まれる

    多くの企業がメルマガを始めた90年代。

    2000年ごろにはメルマガで紹介した商品を実際に買ってもらう場所として、ウェブサイトを作る動きが始まりました。

    また多くの企業がメルマガサービスを始めていたため、ユーザーのメルマガに対する反応が鈍くなり始めた年でもありました。

    「メールマーケティング」という言葉が生まれたのもこの時代だといわれています。

    他にもGmailサービスが始まったり、ベンチャー企業を中心にメール配信システムが始まったりした年代でもあります。

    企業にとってもユーザーにとってもメルマガがより身近になったことで、メルマガが難化しはじめた頃でもあったでしょう。

    2010年~現在 メルマガが欠かせない時代へ

    近年はスマートフォンが普及し、企業にとってもユーザーにとってもインターネットを利用して何かをすることが当たり前になりました。

    冒頭でお話ししたとおり、今や一人のユーザーが何十通もメルマガを受け取る時代です。

    メルマガもまた、時代の変化とともに企業やユーザーの日常に溶け込んでいるといえるでしょう。

    メルマガはこれから100年先もなくならないサービスだといわれています。

    何十通も届くメルマガの中でユーザーの興味を引くには、読ませるメルマガ作成が鍵になるでしょう。

    メルマガを読ませるコツ4つ

    読ませるメルマガのコツは以下の4つです。

    • 件名はキャッチコピーや絵文字で興味を引く
    • ヘッダーには会社名と商品を入れる
    • リード文で最後まで読ませる
    • 本文にはユーザーが納得できる情報を

    ユーザーは一日に何十通もメルマガを受け取ります。

    読ませるメルマガを作成するコツとしてぜひ以下を参考にしてみてください。

    ①件名はキャッチコピーや絵文字で興味を引く

    件名はユーザーにとって開封するかどうかの決め手になるものです。

    思わず開封したくなるようなキャッチコピーを入れて、ユーザーの関心をぐっと引き寄せましょう。

    例えば「メルマガだけのサービス!」や「24時間限定」など、限定感を出すワードを入れるのも一つの手です。

    他にも「クーポン付き」「お試し無料」などと、ユーザーがお得だと感じる情報を入れるのもよいでしょう。

    数あるメルマガの中でも目立つよう、適度に絵文字を入れるのも効果的です。

    ②ヘッダーには会社名と商品を入れる

    いざメルマガを開封したとき、初めに目に入るのがヘッダーです。

    件名に興味を持って開封したユーザーは、どこの会社のメルマガなのかを意識していないことがあります。

    ヘッダー部分には会社名や伝えたい情報を入れておき、一目でどこの会社の何の商品なのかが分かるようにしておきましょう。

    スライド画像や動画などを入れて見やすくするのもおすすめです。

    ③リード文で最後まで読ませる

    ヘッダーで大体の情報をつかんだユーザーが次に目にするのはリード文です。

    最後まで読みたいと思わせるような書き始めにしましょう。

    例えば「こんにちは」「最近寒い日が続いていますね」などとあいさつや天気の話から始めれば親近感が出ます。

    さらに「〇〇さん、こんにちは」「〇〇さんにおすすめの情報をご用意しました!」などとユーザーの名前を入れて書き始めるのも効果的です。

    ④本文にはユーザーが納得できる情報を

    メルマガ本文には、ユーザーにとって有益な情報を差し込みます。

    毎回「なるほど」と納得できる情報があれば、メルマガの開封率もアップすることでしょう。

    注目すべきポイントは、件名と本文が合っているかどうかです。

    件名に興味を持ち開封したものの、書いてある内容が全く違ったものであれば、信頼を失ってしまう可能性があります。

    件名と本文がマッチした上でユーザーにとって有益な情報を届けるようにすれば、信頼関係ができ、次回以降の開封率もアップすることでしょう。

    メルマガの注意点4つ

    メルマガの注意点を4つご紹介します。

    • 見てもらえない可能性がある
    • 迷惑メールに分けられることがある
    • 企画を考える手間がある
    • 法律違反に気を付つける

    以下で詳しくご紹介します。

    ①見てもらえない可能性がある

    メルマガの注意点一つ目は、必ずしも開封してもらえるとは限らないことです。

    今や多くの人が複数の企業からメルマガを購読しています。

    ユーザーにとって興味のないメルマガはスルーされてしまい、発信者の伝えたい情報が届かず終わってしまうこともあるでしょう。

    開封されるメルマガにするには、前述した書き方のコツを押さえることが大切です。

    思わず開封したくなるような件名をつけたり、読むのが楽しみになったりするようなメルマガ作成をして、開封率をアップさせましょう。

    ②迷惑メールに分けられることがある

    メルマガの注意点二つ目は、迷惑メールに分類される可能性があることです。

    迷惑メールに割り振られてしまえば、届けたい情報も届きません。

    例えばメルマガの配信方法でお伝えしたBCCを使った配信方法は、迷惑メールに分類される可能性が高まるといわれています。

    メルマガ配信ツールを活用するなどして、迷惑メール対策をしておくことが大切です。

    ③企画を考える手間がある

    メルマガの注意点三つ目は、企画を考える手間がかかることです。

    ユーザーの中には日々数十通のメルマガを受け取る人もいます。

    開封してもらうには、ユーザーを飽きさせずかつ興味を引くようなメルマガを考えなければいけません。

    さらに売上をアップさせるとなると、ユーザーの購買意欲を刺激するような文章力も必要になるでしょう。

    他部署とも連携しつつ、季節のネタや時事ネタなどを取り入れるなどしてユーザーを飽きさせないよう努めることが重要です。

    ④法律違反に気を付つける

    メルマガの注意点四つ目は、特定電子メール法を遵守することです。

    オプトイン・オプトアウトの項で説明したとおり、メルマガ配信には特定電子メール法がかかわってきます。

    守らなければいけないこととして、以下の5つをご紹介します。

    • ユーザーからメルマガ配信の了承を得ること(オプトイン)
    • ユーザーがいつでもメルマガ購読を解除できること(オプトアウト)
    • メルマガ購読を解除したユーザーに向けて、再度メルマガを配信しないこと
    • 送信者の情報を明記すること、また偽らないこと
    • メルマガ内に購読解除ができる項目を記載しておくこと

    ユーザーのメールアドレスは個人情報です。

    メルマガ配信をする際は、ユーザーの個人情報が漏えいしないよう強固なセキュリティ対策をしておくようにしましょう。

    メルマガはマーケティングに欠かせないもの

    今回はメルマガの基礎、メリット、歴史、注意点などをご紹介しました。

    メルマガとはメールを使って情報を発信することです。

    メルマガを始める際は特定電子メール法を遵守して、オプトインやオプトアウトができる仕組み作りをしておきましょう。

    また読ませるメルマガ作成やメルマガ管理には、専用のツールを使うのもおすすめです。

    メルマガはこれからも長く利用されるサービスになるといわれています。

    読ませるメルマガを作成するためにも、基礎や書き方のコツを押さえて効果的にメルマガを利用していきましょう。

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