よく聞くベンチャー企業の定義とは?その意味や中小企業との違いなども分かりやすく解説!

※この記事には一部PRが含まれます。

「ベンチャー企業に転職しようか悩んでいるけど、自分は向いているのだろうか・・・」

「そもそもベンチャー企業ってどんな会社?」

このような悩みを抱えている方のお力になれれば幸いです。

転職を考えている方の中には、ベンチャー企業を視野に入れている方もいるのではないでしょうか?新しい事業に携われるベンチャー企業は、刺激的な日々を送ることができるでしょう。

しかし「ベンチャー企業」がどういった企業・会社か、知らない方もいますよね。そこでこの記事では、ベンチャー企業の特徴をはじめメリット・デメリットを解説します。

さらに、ベンチャー企業に向いている人の6つの特徴も紹介。ベンチャー企業へ転職を考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください!

「ベンチャー企業」って何?定義を解説!

そもそも「ベンチャー企業ってなに?」と考えている方もいるのではないでしょうか?

ベンチャー企業とは、新たな技術・アイデアを用いてサービスを提供・商品を販売する企業のことを指します。

しかし法律で決められている基準等がないので、広義で新しい企業全般を指します。

ベンチャー企業の定義

ベンチャー企業の明確な定義はありません。

しかし、この記事を読んでいる方は「どのような会社がベンチャー企業にあたるのか」少しでも知りたいですよね。

テレビ・新聞・SNSなどでベンチャー企業を見極めるポイントとしては、「開業してから5年程度しか経っていない会社」「インターネットを中心に新しいビジネスを立ち上げている」という特徴が挙げられます。

在籍している社員も20代〜30代が中心、社長も若めな点も特徴の一つですね。

「ベンチャー企業」と3つの用語の違いを解説

ここではベンチャー企業と社内ベンチャー・中小企業・スタートアップの違いを解説します。

社内ベンチャーとの違い

社内ベンチャーは、会社内で新しい取り組み・ビジネスをした際に使う用語です。

会社内の一部門を指し、独立した企業・子会社を指す訳ではありません。

中小企業との違い

中小企業は、「中小企業基本法」という法律でさまざまな要素が定められています。(資本金の額や従業員数など)

具体的な数字を挙げると、「資本金・出資の総額が3億円以下」「従業員数が300名以下」の企業が、中小企業に当たります。

一方ベンチャー企業は、独自の技術・アイデアで新しいサービス・商品を提供している企業を指します。

企業の規模も関係ありません。

スタートアップとの違い

スタートアップとは、新たなビジネスに挑戦し成長している企業のことを指します。

すでに着手しているビジネスではなく、新しい試みのビジネスをはじめることをスタートアップと言われています。

企業の形態・規模はさまざまです。

ベンチャー企業のメリット・デメリット

ベンチャー企業のメリット・デメリットを解説します。

ベンチャー企業へ転職しようか悩んでいる方は、必見の内容です!

ベンチャー企業のメリット

ベンチャー企業のメリットは下記の通りです。

  • 幅広いジャンルの仕事ができる
  • 従業員の決定権が強い
  • 社長・上司との距離が近い

1つずつメリットを見てみましょう。

1.幅広いジャンルの仕事ができる

ベンチャー企業のメリット1つめは、幅広いジャンルの仕事ができる点です。

ほとんどのベンチャー企業は従業員の数が少ないです。そのため、専門外の業務が回ってくる可能性もあります。

そのジャンルはさまざま。営業や広報、事務やマーケティングなど。自分が経験したことない業務ができるので、短期間でスキルアップできます。

「とにかく経験を積み重ねたい」「色々な業務を任せられる自分になりたい」と考えている方は、ベンチャー企業に向いていると言えます。

2.従業員の決定権が強い

ベンチャー企業のメリット2つめは、従業員の決定権が強い点です。

少数精鋭のベンチャー企業は、実力があれば若い方でも役職・役員になることができます。少人数の企業ならではの特権ですね。

さらに、従業員が少ない企業は一人一人の決定権が強いです。大人数の大手では叶えることのできないので、魅力的な環境と言えます。

3.社長・上司との距離が近い

ベンチャー企業のメリット3つめは、社長・上司との距離が近い点です。

ベンチャー企業は従業員が少ないので、社長とゆっくりお話をしたり、一緒に同じ業務をしたりする機会が多い傾向があります。

従業員が多く多種多様な部署がある大手では、社長と一緒に働けることはほぼありません。

数々の困難を乗り越えてきた社長と一緒に働けるのは、自分のスキルを向上させる絶好のチャンスと言えます。

ベンチャー企業のデメリット

ベンチャー企業のデメリットは下記の2つです。

  • 経営基盤が確立していないから、安定性に欠ける
  • 月給やボーナスが減ってしまう可能性がある

デメリットを理解した上で、転職するか検討してみてはいかがでしょうか?

1.経営基盤が確立していないから、安定性に欠ける

ベンチャー企業のデメリット1つめは、経営基盤が確立していないから安定性に欠ける点です。

ベンチャー企業の特徴の一つとして、開業から年数があまり経っていません。そして、すでに発達しているビジネスではなく新たな試みではじめているビジネスなので、安定性に欠けるのが現実です。

新しいビジネスが好調で大きな売り上げが生まれれば良いですが、うまくいかずに倒産するベンチャー企業もあります・・・。

要因の一つに「経営基盤が確立していないから、市場の変化・他社との競争に影響を受けやすい」という点があります。

最悪の場合入社したはいいものの、すぐにまた転職活動をしなければいけない可能性も十分にあるでしょう。

2.月給やボーナスが減ってしまう可能性がある

ベンチャー企業のデメリット2つめは、月給やボーナスが減ってしまう可能性がある点です。

開業して年数が経っていない場合は、給与の額が少ない場合があります。ベンチャー企業の中には、残業代・ボーナスを支給できなくなるところまで経済的に厳しくなる場合も・・・。

「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔してからでは遅いです。そのため、ベンチャー企業に転職する場合は必ず基本給・昇給・インセンティブなどを確認しましょう。

給与が高いベンチャー企業の4つの特徴を解説

転職するなら、給与が高い会社に入りたいですよね。

そこでここでは、給与が高いベンチャー企業の4つの特徴を解説します。4つの特徴は下記の通りです。

  • 経験豊富な社長がいて、資金が豊富な企業
  • 成長産業の企業
  • 実力主義な企業
  • 成熟期の企業

1つずつ見てみましょう。

1.経歴豊富な社長がいて、資金が豊富な企業

給与が高いベンチャー企業の特徴1つめは、経歴な社長が経営していて、資金が豊富な企業です。

経歴が豊富な社長が経営していれば、開業から数年後、会社が大きく成長するかもしれません。もちろん、必ずしも従業員の給与に還元される訳ではありません。

しかし従業員の給与が高い企業の特徴は、社長の経歴が影響している傾向はあります。「今売り上げがあまりない・・・」といった企業でも、社長の経歴は信用に値します。

また資金が豊富な企業なら、今後大きく成長するかもしれませんよ。

2.成長産業の企業

給与が高いベンチャー企業の特徴2つめは、成長産業を取り扱っている企業です。

企業が関わっている市場が成長産業なら、これから大きく売り上げがでるかもしれません。

一方企業自体が成長しても、市場が斜陽産業ならあまり給与が高くなりません。

「転職するなら給与が少しでも多くもらえるベンチャー企業に入社したい」と考えている方は、事業がどのくらいの市場規模を保持しているか確認しておきましょう。

3.実力主義な企業

給与が高いベンチャー企業の特徴3つめは、実力主義な企業です。

実力主義なら、売上・結果を出せば給与が高くなります。年齢・役職は関係ありません。自分のやる気と実力があれば給与が高くなるでしょう。

とは言うものの、実力主義の企業に入れば勿論稼げない可能性もあります。安定した給与を毎月もらいたい場合は、自分の実力でしっかり評価されるか判断する必要があるでしょう。

4.成熟期の企業

給与が高いベンチャー企業の特徴4つめは、成熟期のベンチャー企業です。

企業が扱っている主力事業が成長していれば、安定した売上が発生しているでしょう。そういったベンチャー企業は、高い給与がもらえるかもしれません。

しかし、「ベンチャー企業で新しいビジネスに携わりたい!」と考えている方は向いてません。なぜかというと、すでに事業が成功しているからです。

やりがいを求めるか、給与を求めるかで入社するべきベンチャー企業は異なってきます。自分が何を求めているのか、

【6つの特徴】ベンチャー企業に向いている人

いよいよ、ベンチャー企業に向いている人の特徴を6つ紹介します。

下記の特徴に当てはまっている人は、ベンチャー企業に向いているかもしれませんよ!

  • 多種多様な経験をして成長したい人
  • 自ら仕事を考えこなしたい人
  • 全力で仕事に取り組める人
  • 新しいビジネスをはじめたい人
  • さまざまな変化や、新しい挑戦が楽しめる人

  • 独立・企業を考えている人

1.多種多様な経験をして成長したい人

多種多様な経験をして成長したい人は、ベンチャー企業に向いていると言えます。

ベンチャー企業は少数精鋭で事業を発展させたいと考えている会社が多いので、従業員一人一人の業務が多く、決定権も強いです。

多種多様な業務が回ってくる可能性も十分にありますし、逆に自分がやってみたいと思う業務に携われるかもしれません。

したがって一般企業では経験できない、様々な業務に携わって経験を積みたいという方は、ベンチャー企業に向いていると言えます。

2.自ら仕事を考えこなしたい人

自ら仕事を考えこなしたい人は、ベンチャー企業に向いていると言えます。

ベンチャー企業は、新たなビジネスを発展させてサービス・商品を提供していく会社です。既存のビジネスをもとに働く一般企業と比べて、新しいモノを作るために考えながら日々働く必要があります。

そのため「与えられた業務をこなす」というよりも「自分で考え行動する」スタイルが好きな方は、ベンチャー企業に向いていますよ。

3.全力で仕事に取り組める人

全力で仕事に取り組める人は、ベンチャー企業に向いていると言えます。

ベンチャー企業は様々な業務が回ってくる可能性があります。そのため決まった業務だけではなく、自分がやったことのない業務も全力で取り組める人はベンチャー企業に向いているでしょう。

4.新しいビジネスをはじめたい人

新しいビジネスを始めたい人は、ベンチャー企業に向いているでしょう。

既に成長して安定した売上がでるビジネスよりも、新しいサービス・商品を展開したいと考えている方もいるのではないしょうか?

そういった方は、新しいことに挑戦できるベンチャー企業が向いていますよ。

5.さまざまな変化や、新しい挑戦が楽しめる人

さまざまな変化・新しい挑戦が楽しめる人は、ベンチャー企業に向いていると言えます。

ベンチャー企業は、毎日のように様々な変化が起こるものです。「売上が成長しないから方針を変更」「会社の組織を変更する」など、様々な変化が起こります。

さらには、大切な業務を任せられることもなくはありません。

このような変化・新しい挑戦を心から楽しめる人はベンチャー企業に向いていますよ。

6.独立・起業を考えている人

将来、独立・起業を考えている人はベンチャー企業が向いています。

ベンチャー企業は、自分のやりたいこと・挑戦したいことを反映しやすい環境位です。社長との距離も近いので、経営者として色々なことを学ぶことができますよ。

まとめ

ベンチャー企業は既に発展・成長している事業ではなく、「新しいサービス・商品を提供したい」と考えている企業が多いです。

そのため企業によっては、給与・ボーナスが安定していなかったり、突然大きな仕事を任せられることも・・・。

しかし実力主義の企業であれば、自分のやる気と能力次第で満足のいく給与をもらえるかもしれません。

「多くの経験を重ねて、早くスキルアップしたい!」と考えている人は、ベンチャー企業が向いています。なぜなら。ベンチャー企業なら自分がやったことのない業務が回ってくる可能性が非常に高いからです。

一方「安定した給与が欲しい」「決められた業務しか極力やりたくない」という方は、ベンチャー企業は向いていないと言えます。

この記事が、ベンチャー企業へ転職しようか悩んでいる方のお力になれれば幸いです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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