自社に合った勤怠管理システムを選ぶためには、勤怠管理システムにかかる大まかな費用を知っておくことが重要です。
勤怠管理システムは大別すると以下の3つのタイプに分けられます。
- タイムレコーダータイプ
- パッケージ(オンプレミス)タイプ
- クラウドタイプ
目次
【タイムレコーダータイプ】勤怠管理システムの料金相場
タイムレコーダータイプは、ICカード・生態認証などで打刻する専用のタイムレコーダーで勤怠管理を行うタイプです。
タイムレコーダータイプは基本的にタイムレコーダー本体を購入する初期費用が主な費用になります。
また、データを収集、出力、連携するとなると専用のアプリケーションが必要になる点に注意が必要です。
- ICカードタイプ
価格:1台 10~20万
ランニングコスト:保存・集計するシステムによってまちまち
- 生態認証タイプ
価格:1台 3~20万円
ランニングコスト:保存・集計するシステムによってまちまち
※指紋認証だけのシンプルなものからICカードとのハイブリッドタイプなど、機能によって価格が大きく異なります。
【パッケージ(オンプレミス)タイプ】勤怠管理システムの料金相場
パッケージ(オンプレミス)タイプは自社で用意したサーバー上のソフトウェアを使用して勤怠管理を行なうタイプです。
システムを自社用にカスタマイズできるのが大きな特徴になります。
- パッケージ(オンプレミス)タイプ
初期費用:30~100万円 ※規模によっては数百万するケースも
ランニングコスト:月1万円前後
パッケージ(オンプレミス)タイプは状況に応じてカスタマイズできる点が強みであるため、料金が明確に設定されているサービスは少ない傾向にあります。
【クラウドタイプ】勤怠管理システムの料金相場
クラウドタイプは、WEB上を経由したソフトウェアを使用して勤怠管理を行なうタイプです。
開発やサーバー管理などが不要なので、初期費用やランニングコストが比較的安いのが特徴になります。
- クラウドタイプ
初期費用:3~50万円 ※無料のサービスもあり
ランニングコスト:使用者1名につき、月100~500円 ※基本的に最低利用人数が設定されている
また、サービスによっては数千円の運用サポート料金が設定されていることもあります。
勤怠システム料金比較表
それぞれの勤怠管理システムの料金を一目でわかるよう表で比較しました。
初期費用 | 月額固定料金 | 月額従量課金 | |
ジョブカン | ー | ー | 1人あたり 200円~ |
Touch On Time | ー | ー | 1人あたり 300円 |
CLOUZA | ー | ー | 1人あたり 200円 |
jinjer勤怠 | 30万円 | ー | 1人あたり400円 |
マネーフォワード | ー | 小規模プラン 中規模プラン 4,980円 | 5名まで無料 6名から1人あたり300円 |
おすすめの勤怠管理システム5選
おすすめの勤怠管理システム5選を紹介します。
各サービスにどのような特徴があるのか、どのような会社におすすめかを簡単にまとめています。
勤怠管理システムの導入を検討している人はぜひ目を通してみてください。
ジョブカン|シリーズ累計導入12万社突破の人気システム
引用元:ジョブカン公式HP
「ジョブカン勤怠管理」は一人あたり月200円で利用できる安さが魅力の人気システムです。
シンプルな機能かつ利用マニュアルも充実しているので、初めて勤怠管理システムを導入する企業にもおすすめです。
【特徴】
- 30人程度の中小規模から1000人以上の大規模まで幅広く対応している。
- PC/タブレット打刻、ICカード打刻、指静脈打刻、モバイルGPS打刻、LINE/SLACK打刻の5種類の打刻方法が可能。
- UIがシンプルでわかりやすいだけでなく、動画マニュアルや問い合わせ窓口なども充実しているので運用がしやすい。
- 基本機能である出退勤管理のほかに、シフト、休暇、工数管理の3つの機能を追加することも可能。必要な機能だけを選択して使用できる。ただし、機能の追加には別途費用が必要。
【料金】
初期費用:0円
月額料金:1人あたり200円~
※シフト管理、休暇/申請管理、工数管理は別途+100円/月の追加料金が発生
Touch On Time|初期費用無料、月額300円の高コスパシステム
「Touch On Time」は手軽に導入できる上にコスパも高い勤務管理システムです。
独自開発のタイムレコーダーも安価かつ高機能で人気です。
【特徴】
- 初期費用無料・月額300円で豊富な機能を使用できる。また、従業員1人から使用が可能で、1カ月間打刻がない従業員には料金が発生しないため無駄のない利用が可能。
- 全ての店舗・事務所の勤怠情報をリアルタイムで確認できるため、勤務の偏りや働きすぎを防止できる。
- 高機能かつ安価なタイムレコーダーを豊富に提供している。一番人気の「タッチオンタイムレコーダー」は指紋認証・ICカード認証・パスワード認証が可能。
- 打刻デバイス以外にPC・タブレット・スマホ打刻にも可能。在宅、直行直帰などの勤務形態にも柔軟に対応できる。
【料金】
初期費用:0円 ※専用打刻端末を使う際は、別途費用が発生
月額料金:1人あたり300円
CLOUZA|アルバイトが多い職場に最適のシステム
引用元:CLOUZA公式HP
「CLOUZA」は、打刻した人数分だけの費用なので少人数の勤怠管理にピッタリでしょう。
中小企業やアルバイトが多い職場などにおすすめのシステムです。
【特徴】
- 初期費用・基本料金ゼロで打刻した人数分の費用しかかからない。
- スマホ、タブレットで利用できるアプリ型で、操作がシンプルで簡単。マニュアルなしでも使いこなせる。
- 外出先からの打刻も可能。
- シンプルな画面なので、出退勤の打ち忘れなど、勤怠データを一目でチェックすることが可能。データのチェックはリアルタイムで行なえるので、締め日の作業の軽減につながる。
- 複数名のシフトをまとめて登録できるシフト作成機能を搭載。
- 利用人数は基本的に500人までで、在宅勤務管理などのオプションには別途料金が必要。
【料金】
初期費用:0円
月額料金:1人あたり200円 ※オプション追加には別途料金が発生
jinjer勤怠|中小企業におすすめのシステム
引用元:jinjer勤怠公式HP
「jinjer勤怠」は様々な就業形態にも対応できる多機能さ+高コスパを両立しているので、中小企業にオススメのシステムです。
【特徴】
- 多機能かつオプションなどの追加料金がない、高いコスパが魅力のオールインワン型システム。
- 打刻管理だけでなくシフト・有給管理、予実管理など、勤怠管理に必要とされる主な機能が全て追加料金なしで利用できる。
- アプリ化されていて、PC、スマホ、タブレットなど様々なデバイスでのWeb打刻が可能。
- GPS打刻にも対応しているので、直行直帰の従業員の出退勤管理にもピッタリ。
- 初期費用は30万円と比較的高額。
【料金】
初期費用:30万円
月額料金:1人あたり400円
マネーフォワード クラウド勤怠|どんな就業ルールにも対応する優良システム
引用元:マネーフォワード クラウド勤怠
「マネーフォワード クラウド勤怠」は様々な就業ルールに対応できる使いやすいシステムになります。
多くのシリーズ商品と連携が可能で、給与計算を始めとした社内業務を大幅に効率化することができる点も魅力です。
【特徴】
- 基本勤務制、シフト制、裁量労働制、フレックスタイム制など様々な就業ルールに対応。
- 画面に適度なイラストが入っていて、日本語話者でなくても理解しやすい。
- シリーズ商品である「マネーフォワード クラウド給与」と連携させれば、打刻するだけで給与計算まで自動で行なえる。
- シリーズ商品との連携で社内業務をまとめて効率化できる。
- 小規模事業者向け・中小企業向けのプランの2つのプランから選べる。
- 基本料金は「マネーフォワード クラウド」シリーズのすべてのサービスで共通。シリーズ商品を利用中なら、従量課金分だけの負担で利用できる。
【料金】
初期費用:無料
基本料金:小規模向けプラン 月額2,980円 / 中規模向けプラン 月額4,980円
従量課金:5名までは無料。6名以上の場合は1人あたり300円/月
勤怠管理システムに関してもっと調べたい場合、25個ものシステムから比較した記事もございますので、あわせてご覧ください。
まとめ
この記事ではおすすめの勤怠管理システム5選の料金、特徴を比較しました。
目ぼしいシステムが見つかったら、導入前に注意点をしっかりと確認して、ぜひ自社の状況にあった勤怠管理システムを選んでみてください。