
丸紅新電力は、法人向けの電力会社を検討している企業にとって、候補の一つになりやすい新電力会社です。
本記事では、丸紅新電力の評判を法人・高圧電力の目線で整理し、契約前に確認すべきポイントを解説します。
- 新電力の撤退ニュースをよく聞くが、丸紅新電力は大丈夫か
- 法人・高圧契約で本当にコスト削減メリットが出るのか
- 燃料費調整費の仕組みや、解約時のペナルティ(解約金)のリスクを知りたい
丸紅新電力だけで決めてよいか迷っている方は、自社に合う電力会社を選ぶための判断材料として参考にしてください。
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目次
丸紅新電力の評判は?撤退・新規受付停止の不安から確認

丸紅新電力の評判を調べるにあたり、多くの方が目にするのが「撤退」や「新規受付停止」といったネガティブなキーワードではないでしょうか。法人のインフラ切り替えにおいて、供給の安定性は最優先事項です。まずはこの不安の真相から紐解いていきましょう。
丸紅新電力は撤退する?新規受付停止中?
結論からいうと、丸紅新電力は市場から撤退しているわけではありません。
丸紅新電力について「撤退」というキーワードで検索される背景には、新電力業界全体への不安があります。
過去には、燃料価格の高騰や電力市場価格の変動により、一部の新電力会社が新規受付を停止したり、事業方針を見直したりした時期がありました。これがネット上で「撤退か?」という不安として検索されている主な原因です。
丸紅新電力は、現在も「低圧」お客さま向けプランは新規のお申込受付を一時停止していると公式サイトで案内されています(2026年6月)。
電力会社を取り巻く情勢や最新の新規受付状況は、契約種別(高圧・低圧)や時期によって変動するため、検討の際は必ず公式サイトの最新情報や、見積もり時の問い合わせで現状を確認しましょう。
参考:丸紅新電力「通常供給メニュー」
丸紅新電力の評判を見るときの結論
丸紅新電力の評判を見るときは、口コミだけで良し悪しを判断せず、法人契約に必要な条件を分けて確認することです。
- 見積書に記載された単価構造
- 燃料費調整費の算定方式
- 契約期間と解約金の条件
有力な候補の一つですが、複数社を並べて比較して初めて、自社にとって最適かどうかが判断できます。
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丸紅新電力とは?法人向け・高圧対応の基本情報

丸紅新電力は、丸紅グループの電力小売事業を担う新電力会社です。「大手グループ系の新電力を候補に入れたい」「高圧電力の契約先を見直したい」といった場面で検討対象になりやすい会社といえます。
丸紅新電力株式会社の概要
丸紅新電力株式会社は、日本のインフラを長年支えてきた大手総合商社「丸紅株式会社」の100%子会社です 。主な事業内容は、法人および個人向けの電力小売事業や、再生可能エネルギーを活用した持続可能な電力サービスの提供など多岐にわたります 。

会社名:丸紅新電力株式会社
所在地:東京都千代田区大手町一丁目4番2号(丸紅ビル)
設立日:2011年1月21日(2015年11月に丸紅新電力株式会社へ社名変更)
主要株主:丸紅株式会社(持株比率100%)
東証プライム上場の商社グループという強固なバックボーンは、長期契約を前提とする法人にとって大きな安心材料といえます。
参考:丸紅株式会社
法人・高圧・低圧の対応状況
丸紅新電力では、法人向けに特別高圧・高圧電力のサービスが案内されています。
低圧契約については、公式サイト上で新規申し込み受付の一時停止が案内されているため、小規模店舗や小規模オフィスで検討する場合は、最新の受付状況を確認する必要があります(2026年6月)
契約区分 | 主な対象 |
特別高圧 | 大規模工場、大型商業施設、大規模ビルなど |
高圧 | 工場、病院、倉庫、商業施設、中〜大規模オフィスなど |
低圧 | 小規模店舗、小規模オフィス、飲食店、美容室など |
自社が高圧か低圧か分からない場合は、現在の電気料金明細や契約書を確認しましょう。契約電力や供給電圧が分かれば、どの契約区分に該当するか判断しやすくなります。
参考:丸紅新電力「通常供給メニュー」
丸紅新電力の料金形態・プラン

法人の高圧電気料金プランは、各企業の契約電力(kW)や電力の使用パターン、受電設備などの施設条件に合わせて個別に見積もりを算定するオーダーメイド型が一般的です。
そのため、丸紅新電力の公式サイトでも固定料金表や具体的なプラン単価は公開されていません。契約を検討する際は、自社の「電気料金明細書(請求書)」をもとに、個別の見積もり提案書を作成してもらう必要があります。
また、丸紅新電力では商社グループの強みを活かした法人向けの付随サービスが充実しており、これらは電気代の単価削減に留まらない大きなメリットとなります。
- 「再エネ電力供給・証書仲介サービス」
既存の電力契約を維持したまま、RE100やSBT等の環境要件に合わせた「再エネ証書」の必要量算定や代理調達を丸紅新電力が一括サポート。企業の脱炭素対応を進める選択肢になります。
- 「オンサイトPPA(自家消費型太陽光)」
初期の設備投資負担ゼロで、自社の敷地や屋根に太陽光発電設備を設置・運用。
送配電ネットワークを介さないため託送料金を削減でき、設備構成によっては非常用電源としての活用も検討できます。
- 「手厚いアフターフォロー体制」
供給開始後およそ3ヶ月を目途に、運用のトラブルや不明点がないかを確認する「フォローコール」を実施。法人専用窓口と合わせて導入後の現場をサポートします。
参考:ウイングアーク1st「丸紅新電力株式会社 | 導入事例」
これら付随サービスの活用によって「自社の環境目標(ESG対応)を達成できるか」「長期的な設備投資リスクを減らせるか」といった多角的な視点を持って確認することが重要です。
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丸紅新電力を法人が使うメリット・向いているケース

丸紅新電力を候補に入れやすい法人の特徴を整理します。
大手グループ系の新電力を候補にしたい法人
過去に発生した独立系新電力の経営破綻や突然の撤退ラッシュの際、多くの法人が「急な契約切り替え」や「最終保障供給(割高な電気代)への移行」を余儀なくされました。
丸紅新電力は大手総合商社という非常に強固なバックボーンを持っているため、経営の安定度において信頼材料の一つになります。 「企業の安定性」や「説明責任の果たしやすさ」を重視する法人に向いているといえるでしょう。
役員会や上層部へ切り替えの提案を上げる際も、知名度と信頼性があるため稟議を通しやすいという実務上のメリットもあります。
再エネ・CO2排出係数も確認したい法人
丸紅新電力は、再エネやCO2排出係数を確認したい法人にとっても比較候補になり得ます。
総合商社グループとして国内外で多様な再生可能エネルギー(太陽光、水力、風力など)の開発・調達に携わってきた実績がある丸紅新電力は、企業のニーズに合わせたプランの相談が可能です。
- CO2排出係数の低減や実質ゼロプランの提供
- 非化石証書を活用した再生可能エネルギー比率の調整
- 企業の脱炭素推進ロードマップに合わせた最適な電源構成の提案
「再エネを導入したいが、コストが高くなりすぎるのは避けたい」という企業にとって、商社ルートの調達力を活かしたバランスの良い提案を受けられる可能性があります。
参考:丸紅新電力「電源構成」
丸紅新電力のデメリット・向いていないケース

電力会社の見直しで後悔しないためには、メリットだけでなく自社にとってのデメリットや制約(向いていないケース)についても冷静に把握しておく必要があります。
最安料金だけで決めたい法人
丸紅新電力の強みは安定性や再エネ対応力にありますが、それらは「付加価値」であり、純粋な単価の安さとは別の話です。低価格を訴求する独立系の新電力と比較した場合、基本料金や従量料金の単価設定が最安値にならないケースもあります。
コストパフォーマンスをシビアに追求するなら、独立系を含めた複数社との横並び比較が欠かせません。見積もり金額だけでなく、燃料費調整費や契約条件も含めた「年間総額」で比較することが重要です。
燃料費調整費を気にせずに契約できる法人
丸紅新電力を含め、電力会社を比較するときは、燃料費調整費や契約条件は必ず確認したいものです。
昨今の急激なエネルギー市場の変動により、基本料金がどれだけ安くても、独自の市場調整価格などが加算される仕組みであれば、結果として総額が想定より高くなるリスクがあります。
自社の使用量や稼働時間帯がどのような影響を受けるかを、見積もり時にしっかりと担当者へ確認する姿勢を持てない場合は、予期せぬコスト変動に悩まされる可能性があります。
短期で切り替える可能性がある法人
短期間で電力会社を切り替える可能性がある法人は、丸紅新電力に限らず、契約期間や解約条件を慎重に確認する必要があります。
法人向けの電力契約では、一定期間の契約が前提になる場合があります。契約期間中に他社へ切り替えると、解約金や違約金が発生する可能性もあるため、短期での見直しを想定している企業は注意が必要です。
- プランや契約条件によって、特定の契約期間(自動更新の縛りなど)が設定されている場合がある。
- 契約期間を満たさずに途中解約した場合、解約金や違約金、あるいは設備工事等に伴う精算費用が発生するリスクがある。
- 解約を希望する際は、数ヶ月前までに事前の解約申請期限(予告期間)が設けられていることが多い。
無用なペナルティを回避するためにも、契約書や見積条件に記載された解約金の有無や、自動更新の有無、解約申請期限の項目は事前に徹底して確認しておく必要があります。
丸紅新電力に関して寄せられるよくある質問

丸紅新電力の法人契約や高圧電力の見直しについて、実務担当者から特によく寄せられる代表的な疑問をQ&A形式で整理しました。社内での検討材料を補完する情報としてお役立てください。
Q1. 丸紅新電力の評判は良いですか?
大手グループとしての「安心感」や「脱炭素への対応力」において、高い評価を得ています。特に法人の高圧契約では、大手総合商社グループである点は、供給体制や事業継続性を重視する法人にとって検討材料になります。評判を参考にしつつ、最終的には複数社の条件を並べて判断しましょう。
参考:丸紅株式会社の中期経営戦略「GC2027」
Q2. 丸紅新電力は法人・低圧電力に対応していますか?
丸紅新電力は、法人向けに特別高圧・高圧電力を案内しています。低圧についても法人利用に関わる契約・工事窓口や低圧向けメニューがあります。ただし、低圧プランは新規申し込み受付を一時停止している場合があるため、小規模店舗やオフィスなどで低圧契約を検討する場合は、最新の受付状況を公式サイトや問い合わせ窓口で確認しましょう。
※丸紅新電力公式サイトによると、2026年6月現在お客さま向け低圧プランは新規受付を一時停止しています。
引用元:丸紅新電力公式サイト「通常供給メニュー」
Q3. 丸紅新電力の燃料費調整費は高いですか?
燃料費調整費は、燃料価格の変動を電気料金に反映する仕組みです。丸紅新電力でも高圧・特別高圧向けに燃料費調整額が公表されていますが、実際の負担額は契約条件や使用量、対象月の調整単価によって変わります。そのため、契約前には見積書や約款で算定方法を確認することが重要です。
参考:丸紅新電力「燃料費調整額 高圧・特別高圧」
Q4. 丸紅新電力のプランはどのように選べばよいですか?
自社の電気の使い方に合っているかを確認することが重要です。日中に稼働が集中する施設、夜間も稼働する工場、季節によって使用量が大きく変わる店舗などでは、適した料金条件が異なります。プランを選ぶ際は、基本料金、電力量料金、燃料費調整費、契約期間、解約金、供給エリアを確認しましょう。
Q5. 丸紅新電力に解約金はありますか?
プランによって、契約期間や途中解約の条件が設定されている場合があります。契約前には、解約金の有無だけでなく、契約期間、自動更新、解約申請の期限、他社へ切り替える際の手続きも確認しておきましょう。
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丸紅新電力を検討するなら一括見積もりで複数社比較するのがおすすめ
丸紅新電力は、大手総合商社グループとしての強固なバックボーンを持ち、法人・高圧向けの電気料金プランや燃料費調整費の仕組みも明快です。企業の固定費見直しにおける極めて有力な候補となります。
しかし、自社にとっての最適解を導き出すためには、丸紅新電力1社だけの見積もりで契約を即断してしまうのは避けるべきです。
法人向けの電気料金は、契約電力、使用量、供給エリア、施設の稼働時間帯、料金プランによって大きく変わります。
1社だけの見積では「なぜその電力会社を選ぶのか」「他社と比べて本当に有利なのか」を説明しにくい場合があります。一方で、複数社の料金・契約条件・注意点を比較していれば、判断の根拠を示しやすくなります。
とはいえ、複数の新電力会社へ1社ずつ個別に問い合わせて見積もりを依頼するのは、現場の担当者にとって多大な手間と時間がかかります。
一括見積もりを活用して、複数社の見積書の中から自社に合う電力会社を選びましょう。
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