【セキュリティ対策に!】UTM(統合脅威管理)とは?その機能をわかりやすく解説!

※この記事には一部PRが含まれます。

セキュリティ対策にはUTMがいいと聞いたけれど、そもそも何ができる機器なの?

セキュリティ対策を強化したいけれど、何から始めればいいのか分からない…

上記のお悩みをお持ちではありませんか?

企業を狙うサイバー攻撃には、不正アクセスやマルウェア、フィッシングなどさまざまな手口があり、1つのセキュリティ対策だけですべてに対応することはできません。
とはいえ、社内にセキュリティに詳しい担当者がいない場合、「何をどこまで対策すればいいのか」「複数の製品を導入して管理できるのか」と不安に感じますよね。

そこで選択肢の一つとなるのが、複数のセキュリティ機能を1台にまとめ、不正アクセスやマルウェア、危険なWebサイトへのアクセスなど複数の脅威に対策できるUTM(Unified Threat Management/統合脅威管理)です。

この記事では、UTMとは何か、主な機能やメリット・デメリット、中小企業に必要なケース、価格・選び方までわかりやすく解説します。

読み終えることで、UTMで何を守れるのかを理解し、自社にUTMが必要なのか、導入するなら何を基準に選べばよいのか判断できるようになります。

 

\自社のセキュリティ対策に不安がある方へ/

相談だけでもOK!
セキュリティ対策の相談はこちら!

 

UTMとは?企業のセキュリティ対策をわかりやすく解説

「UTMという言葉を初めて聞いた」という方も多いのではないでしょうか。

UTMとは、複数のセキュリティ機能を1台にまとめ、企業のネットワークをさまざまな脅威から守る機器です。複数の対策をまとめて管理しやすいため、専任のセキュリティ担当者がいない中小企業などでも活用されています。

ここでは、UTMとはどのような機器なのか、ネットワークをどのように守るのか、基本からわかりやすく解説します。

UTMとは「複数のセキュリティ機能をまとめて管理する仕組み」

UTM(Unified Threat Management/統合脅威管理)とは、複数のセキュリティ機能を1台にまとめた機器です。

企業を狙うサイバー攻撃には、不正アクセスやマルウェアなどさまざまな種類があり、対策に必要なセキュリティ機能も異なります。
例えば、不正な通信を制御する「ファイアウォール」、ウイルスを検知する「アンチウイルス」、不正な侵入を検知・防御する「IDS・IPS」などです。

UTMは、これら複数のセキュリティ対策機能を1台にまとめることで、複数のセキュリティ対策をまとめて管理しやすくできるのが特徴です。
搭載されているセキュリティ機能は機器によって異なりますが、たとえば以下のような機能が搭載されています。

UTMの主な機能の一例(※)
  • ファイアウォール:不正な通信を制御する
  • IDS・IPS:不正な侵入を検知・防御する
  • アンチウイルス:ウイルスなどを検知して防御する
  • Webフィルタリング:危険なWebサイトなどへのアクセスを制限する

これらを個別に導入するのではなく、1台にまとめて管理しやすくできることがUTMの特徴です。

※No.1 ソリューション「ネットワークセキュリティ(UTM・サーバー等) 」(2026年8月20日)

UTMはネットワークのどこで通信を守る?仕組みを解説

UTMは一般的に、インターネットと社内ネットワークの境界に設置し、出入りする通信を確認・制御します。イメージすると、以下のような流れです。

例えば、インターネット側から不審な通信が届いた場合、社員ネットワークへ到達する前にUTMが通信を確認し、設定に応じて検知・遮断します。
一方で、社内からWebサイトなどへアクセスする際の通信も確認・制御できます。
社員が危険なWebサイトへアクセスしようとした場合や、不審な通信を検知した場合には、設定に応じて制限・遮断できます。

このように、社内ネットワークの出入口で通信をチェックし、複数の脅威にまとめて対策できることがUTMの特徴です。

 

\自社のセキュリティ対策に不安がある方へ/

相談だけでもOK!
セキュリティ対策の相談はこちら!

 

UTMが企業のセキュリティ対策に必要とされる理由

UTMの仕組みは分かっても、「ファイアウォールやウイルス対策ソフトがあれば、UTMまでは必要ないのでは?」と疑問に思う方もいるでしょう。

しかし、企業を狙うサイバー攻撃にはさまざまな手口があり、1つのセキュリティ対策だけですべてに対応できるわけではありません。一方、複数の対策を個別に導入すると、管理する機器やツールが増え、担当者の負担も大きくなります。

ここでは、複数の脅威への対策と管理負担の軽減という2つの観点から、UTMが企業のセキュリティ対策に必要とされる理由を解説します。

企業を狙うサイバー攻撃の手口が複数ある

「ファイアウォールやウイルス対策ソフトをすでに導入しているから十分」と考えている方もいるかもしれません。しかし、企業を狙うサイバー攻撃にはさまざまな手口があり、1つの対策だけですべてに対応できるわけではありません。

IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026[組織編]」でも、ランサム攻撃や標的型攻撃、DDoS攻撃など、複数の攻撃が組織への脅威として取り上げられています。

企業を狙う主なサイバー攻撃の例
  • ランサムウェア:データを暗号化し、金銭を要求
  • 標的型攻撃:特定の企業を狙い、機密情報などを盗む
  • フィッシング:偽のメールやサイトで認証情報などを盗む
  • DDoS攻撃:大量の通信を送り、サービスを停止・遅延させる
  • 脆弱性を悪用した攻撃:システムの弱点を突いて侵入する
  • ビジネスメール詐欺(BEC):取引先などになりすまし、送金をだまし取る
  • 生成AIを悪用した攻撃の高速化・巧妙化:フィッシングなどの攻撃を効率化・巧妙化

このように攻撃手法によって狙われる場所や手口が異なるため、企業のセキュリティ対策も複数の方法を組み合わせる必要があります。

UTMには、こうしたさまざまな脅威に備えるための複数のセキュリティ機能が搭載されています。そのため、ネットワークを出入りする複数の脅威に1台で対策できることから、企業のセキュリティ対策の選択肢として活用されています。

参照:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「情報セキュリティ10 大脅威 2026解説書[組織編]~当たり前を確実に、基本の徹底と継続的な見直しで被害の最小化を~」(2026年8月19日参照)

複数のセキュリティ対策をまとめて管理しやすい

UTMは、1台に複数のセキュリティ対策機能が搭載されているため、設定や管理をまとめて行いやすいことが特徴です。

「複数のセキュリティ対策が必要なのは分かったけれど、社内に詳しい人がいないのに、いくつもの機器やツールを管理できるの?」と不安に感じる方もいるでしょう。
確かに、複数のセキュリティ製品を個別に導入すると、製品ごとに設定や更新、状況確認などが必要になり、対策を増やすほど管理する対象も増える可能性があります。

ただし、UTMなら、複数のセキュリティ機能を1台にまとめられるため、個別に管理する機器を減らせることで、管理負担を軽減しやすくなります。

そのため、セキュリティ対策を強化したくても、専任のセキュリティ担当を置くことが難しい企業にとって、複数の対策をまとめて管理しやすいことはUTMを導入するメリットの一つです。

\自社のセキュリティ対策に不安がある方へ/

相談だけでもOK!
セキュリティ対策の相談はこちら!

 

UTMの主な機能とは?企業のリスク別に解説

UTMには、不正アクセスやマルウェアなど、異なるリスクに対応する複数のセキュリティ機能が搭載されています。

ただし、すべてのUTMに同じ機能が搭載されているわけではありません。製品によって搭載機能や対応範囲は異なるため、自社がどのようなリスクに備えたいのかを確認して選ぶことが大切です。

ここでは、UTMに搭載される代表的な機能と、それぞれがどのようなリスクへの対策に役立つのかを解説します。

UTMに搭載されている主な機能主な役割主な対策対象
ファイアウォールネットワークの出入口で通信を確認し、不正な通信を制御する不正アクセスなど
IDS・IPSネットワークを監視し、攻撃や不審な通信を検知・遮断するシステムの弱点を狙った攻撃など
アンチウイルスウイルスなどを検知・防御するウイルス・マルウェア
Webフィルタリング危険なWebサイトへのアクセスを制限する危険・不適切なWebサイトへのアクセス
スパムメール制御迷惑メールなどを判定して制御するフィッシング・標的型メールなど
あわせて読みたい
親記事「【2026年最新】企業のサイバー攻撃対策|被害事例と中小企業にも必要な備えを解説」へリンク

ファイアウォール|不正アクセスを防ぐ

ファイアウォールは、インターネットと社内ネットワークの間に設ける「壁」のような役割を持つ機能です。

あらかじめ設定したルールに基づいて通信を確認し、許可された通信は通し、許可されていない通信は遮断します。

例えば、インターネットから社内ネットワークへアクセスがあった場合、ファイアウォールが通信元や通信先などを確認し、設定したルールに沿って通すかどうかを判断します。

このように、ネットワークの出入口に壁を設け、不正なアクセスから社内ネットワークを守るのがファイアウォールの役割です。

IDS・IPS|不審な通信を検知・防御する

IDS・IPSは、ファイアウォールで許可された通信に、不正アクセスなどにつながる不審な動きがないか監視する機能です。

ファイアウォールは、あらかじめ設定したルールに基づいて通信を許可・遮断します。
しかし、許可された通信が本当に問題のない通信かどうかまで、すべて判断できるわけではありません。

そこでIDS・IPSが通信をさらに監視し、不審な動きを検知します。

IDSは不審な通信を検知して管理者へ通知し、IPSは検知した通信を遮断することで、ファイアウォールだけでは防ぎきれない不正アクセスへの対策を補います。

アンチウイルス|マルウェアの侵入を防ぐ

アンチウイルスは、ネットワークを通るファイルなどを確認し、ウイルスをはじめとするマルウェアを検知・防御する機能です。

例えば、社員がインターネットからウイルスに感染したファイルをダウンロードしようとした際に、UTMのアンチウイルス機能で検知・遮断できる場合があります。

そのため、マルウェアが社内の端末へ侵入するリスクを減らすための対策として活用されています。

Webフィルタリング|危険なWebサイトへのアクセスを防ぐ

Webフィルタリングは、社員がアクセスできるWebサイトを設定したルールに基づいて制限する機能です。

例えば、社員がフィッシングサイトなど危険なWebサイトを開こうとした場合、該当するサイトへのアクセスを遮断できます。

危険なサイトへのアクセスを防ぐだけでなく、SNSなど業務上不要なWebサイトへのアクセスを制限することも可能です。社員によるWeb利用を管理し、Web経由のリスクを減らすために役立ちます。

このようにUTMには、不正アクセスやマルウェア、危険なWebサイトへのアクセスなど、異なるリスクに対応する複数のセキュリティ機能が搭載されています。

これらの機能を1台にまとめることで、複数のセキュリティ対策をまとめて行いやすいことがUTMの特徴です。

\自社のセキュリティ対策に不安がある方へ/

相談だけでもOK!
セキュリティ対策の相談はこちら!

 

UTMとファイアウォール・ウイルス対策ソフトの違い

UTMとファイアウォール、ウイルス対策ソフトは、主に対策する範囲や役割が異なります。

「ファイアウォールやウイルス対策ソフトをすでに導入しているから、UTMは必要ないのでは?」と思う方もいるでしょう。
しかし、ファイアウォールやウイルス対策ソフトはそれぞれ特定の役割を持つのに対し、UTMは複数のセキュリティ機能をまとめて備えているのが特徴です。

主な違いをまとめると、以下のとおりです。

比較項目UTMファイアウォールウイルス対策ソフト
主な役割複数のセキュリティ機能で通信を確認・制御する設定したルールに基づき通信を許可・遮断するウイルスなどのマルウェアを検知・防御する
主な保護対象ネットワークネットワークパソコンなどの端末
対応する機能

ファイアウォール
IDS・IPS
アンチウイルス
Webフィルタリングなど
(※)

ファイアウォールマルウェア対策
特徴複数の対策をまとめて行いやすいネットワークの出入口を守る端末をマルウェアから守る

※搭載機能は製品によって異なります。

つまり、UTMはファイアウォールやアンチウイルスなど複数の機能を組み合わせ、ネットワークを幅広く守るためのものです。

ただし、UTMのアンチウイルス機能は主にネットワークを通る通信を確認するのに対し、ウイルス対策ソフトはパソコンなどの端末上でマルウェアを検知・防御します。
守る場所や役割が異なるため、UTMを導入したからといって、端末のウイルス対策が不要になるわけではありません。
自社のネットワーク環境や現在の対策状況を確認したうえで、必要なセキュリティ対策を組み合わせることが重要です。

\自社のセキュリティ対策に不安がある方へ/

相談だけでもOK!
セキュリティ対策の相談はこちら!

 

あわせて読みたい
ファイアウォールとUTMの違い
ウイルス対策ソフトとUTMの違い

UTMを導入するメリット

UTMを導入するメリットは、複数のセキュリティ機能を1台にまとめることで、セキュリティ対策にかかる日々の管理負担を抑えやすくなることです。

複数の製品を個別に導入すると、それぞれの設定や状況を確認する必要があります。
UTMなら管理する製品を減らせるため、セキュリティ専任の担当者がいない企業でも、限られた人員でセキュリティ対策を続けやすくなります。

ここでは、UTMを導入することで企業の管理業務がどのように変わるのか、3つのメリットを解説します。

複数のセキュリティ機能をまとめて管理できる

UTMのメリットは、複数のセキュリティ機能を1台に集約し、まとめて管理できることです。

ファイアウォールやIDS・IPS、アンチウイルスなどを個別の製品で導入すると、それぞれの設定や稼働状況を確認する必要があります。
また、製品ごとに管理方法や問い合わせ先が異なる場合、トラブルが起きた際に「どの製品に問題があるのか」「どこへ問い合わせればよいのか」を確認する手間もかかります。

UTMなら複数の機能を1台に集約できるため、管理する機器や窓口をまとめやすく、平常時からトラブル発生時まで管理をシンプルにしやすい点がメリットです。

セキュリティ管理の負担を減らしやすい

UTMは、セキュリティ対策に必要な管理・運用の負担を抑えやすいこともメリットです。

複数のセキュリティ製品を個別に導入すると、製品ごとに設定や更新、稼働状況の確認などが必要になり、その分だけ管理にかかる作業も増えます。特に、社員数が少なく、セキュリティ対策に十分な人員を確保できない企業では負担になりやすいでしょう。

UTMなら複数の機能をまとめて管理できるため、製品ごとに発生していた管理作業を集約し、限られた人員でも日々のセキュリティ管理を行いやすくなります。

セキュリティに詳しい担当者がいなくても導入しやすい

UTMは、セキュリティ専任の担当者を置くことが難しい企業でも運用しやすいことがメリットです。

セキュリティ対策に割ける人員が少ないなかで複数の製品を個別に導入しようとすると、必要な対策を調べ、製品ごとに比較・選定し、それぞれの導入準備を進める必要があります。
専門の担当者がいなければ調査や判断にも時間がかかり、通常業務と並行して進めることが負担となり、導入に踏み切りにくい企業もあるでしょう。

UTMなら、複数のセキュリティ機能が1台にまとまっているため、必要な機能ごとに製品を比較・導入する負担を抑えながら、複数のセキュリティ対策を取り入れやすくなります。

\自社のセキュリティ対策に不安がある方へ/

相談だけでもOK!
セキュリティ対策の相談はこちら!

 

UTMのデメリット・導入前の注意点

UTMは複数のセキュリティ対策をまとめられる便利な機器ですが、導入すればすべてのセキュリティ対策が完結するわけではありません。

また、複数の機能を1台にまとめるからこそ、機器に障害が起きた場合の影響や、製品による搭載機能の違いにも注意が必要です。

導入後に「想定していた使い方ができなかった」とならないよう、事前に確認したい3つの注意点を解説します。

\自社のセキュリティ対策に不安がある方へ/

相談だけでもOK!
セキュリティ対策の相談はこちら!

 

UTMだけですべてのサイバー攻撃を防げるわけではない

UTMを導入しても、すべてのサイバー攻撃を防げるわけではありません。

UTMは主にネットワークを出入りする通信を守る仕組みであり、従業員へのセキュリティ教育や社内ルールの整備など、人・組織に対する対策は別途必要です。

また、テレワークやクラウドサービスの利用では、社内に設置したUTMを経由しない通信が発生する場合があります。こうした環境では、UTMだけに頼らず、端末の保護やアクセス管理など、自社の利用環境に応じた対策を組み合わせることが重要です。

UTMの障害発生時の影響が大きい

UTMは複数の機能を1台に集約するため、機器に障害が発生した場合、複数のセキュリティ機能やネットワーク通信に影響する可能性があります。

例えば、社内ネットワークとインターネットの間に設置したUTMに障害が発生すると、構成によってはインターネットへ接続できなくなるなど、業務に影響が及ぶ可能性があります。

そのため、導入時は機能や価格だけでなく、障害発生時の問い合わせ窓口や復旧対応、代替機の提供など、サポート体制も確認しておくことが大切です。

機器に設定されているセキュリティ機能しか利用できない

UTMは複数の機能をまとめられる一方、利用できる機能は製品によって異なります。

「UTMなら必要なセキュリティ対策がすべて入っている」と考えて導入すると、自社で必要な機能が搭載されていない可能性があります。

一方で、製品によっては、基本的なセキュリティ機能に加えて、業務上不要なアプリケーションの通信を制御する「アプリケーション制御」や、迷惑メールを判別する「スパムメール制御」などが搭載されている場合もあります。

そのため、「UTMだから大丈夫」で選ぶのではなく、自社が対策したいリスクを整理し、必要な機能が搭載されているか確認してから選びましょう。 

参照:No.1 ソリューション「ネットワークセキュリティ(UTM・サーバー等) 」(2026年8月20日)

\自社のセキュリティ対策に不安がある方へ/

相談だけでもOK!
セキュリティ対策の相談はこちら!

 

UTMは中小企業・零細企業にも必要?自社の状況から判断

「小さな会社だからUTMまでは必要ないのでは?」と考えている方もいるでしょう。

しかし、企業規模が小さいことだけを理由にセキュリティ対策が不要になるわけではありません。
一方で、すべての中小企業・零細企業にUTMが必要とも限りません。

ここでは、中小企業にもセキュリティ対策が必要な理由と、UTMの導入を検討したいケースを解説します。

会社の規模にかかわらずセキュリティ対策は必要

中小企業や零細企業であっても、サイバー攻撃に備えたセキュリティ対策は必要です。

「狙われるのは大企業では?」と思う方もいるかもしれません。しかし、中小企業でもサイバー攻撃による被害は発生しており、セキュリティ対策が十分でない企業の弱点を狙われる可能性があります。

さらに、自社が攻撃を受けることで、情報漏えいや業務停止だけでなく、取引先へ被害が広がり、信用や取引関係に影響する可能性もあります。

そのため、「会社が小さいから大丈夫」と判断せず、自社の扱う情報やIT環境などに応じたセキュリティ対策を行うことが重要です。

参照:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「情報セキュリティ10 大脅威 2026解説書[組織編]~当たり前を確実に、基本の徹底と継続的な見直しで被害の最小化を~」(2026年8月19日参照)

中小企業・零細企業でUTMを検討したいケース

すべての中小企業・零細企業にUTMが必要なわけではありませんが、セキュリティ対策に割ける人員や予算、現在のIT環境によっては、UTMが適している場合があります。

特に、以下のような企業は導入を検討してみるとよいでしょう。

検討したいケースUTMを検討する理由
IT担当者が1人、またはほかの業務と兼任している複数のセキュリティ機能をまとめて管理でき、限られた人員でも対策を進めやすい
セキュリティ対策にかけられる予算が限られている複数のセキュリティ対策を1台にまとめられるため、費用がかさみにくい傾向にある
社内システムのクラウド化があまり進んでいない社内ネットワークを経由する通信が多い環境では、ネットワークの出入口を守るUTMを活用しやすい
顧客情報や取引先情報など重要な情報を扱っている不正アクセスやマルウェアなど、複数のリスクへの対策を強化できる

特に、「セキュリティ対策は必要だが、専任担当者や十分な予算を確保するのが難しい」企業では、複数の機能をまとめて導入・管理できるUTMは選択肢の一つになります。

 

\自社のセキュリティ対策に不安がある方へ/

相談だけでもOK!
セキュリティ対策の相談はこちら!

 

あわせて読みたい
中小企業にもセキュリティ対策は必要?の記事へリンク

UTMの価格と選び方|導入前のチェックリスト

チェックリスト

「UTMが自社にも必要そうなのは分かったけれど、実際にいくらかかるのか、どの製品を選べばよいのか分からない」という方もいるでしょう。

UTMは製品によって価格や搭載機能、対応できる利用規模などが異なるため、価格だけを見ても自社に合っているかは判断できません。

ここでは、UTMを導入する際の価格の目安と、自社に合った製品を選ぶために確認したいポイントを解説します。

UTMの価格|機能・性能・利用規模などで異なる

UTMの価格は一律ではなく、搭載されている機能や性能、利用規模、契約内容などによって異なります。

例えば、利用するパソコンやスマートフォンなどの端末が多ければ、その分の通信を処理できる性能が求められます。また、必要なセキュリティ機能によって選ぶ製品も変わります。

例えば、ミツモルのUTMの場合、新規導入で月額10,000~20,000円程度が目安です。(※)
自社の利用環境や必要な機能を確認したうえで、見積もりを取って実際の費用を確認しましょう。

※ご提案する機種やリース期間など、ご提案内容によって月額料金は変動します。

\自社のセキュリティ対策に不安がある方へ/

相談だけでもOK!
セキュリティ対策の相談はこちら!

 

UTMの選び方|スペック・機能・利用人数・サポート

UTMは、価格だけでなく、自社の利用環境に合った性能・機能・サポートがあるかを確認して選びましょう。

導入前に確認したいポイントは以下のとおりです。

チェック項目確認すること
利用人数・端末数パソコンやスマートフォンなど、接続する端末数に対応できるか
性能自社の通信量に対応できる処理性能があるか
搭載機能ファイアウォールやアンチウイルスのほか、自社が対策したいリスクに必要な機能があるか
サポート設置・初期設定や導入後のトラブルについて相談できるか
障害発生時の問い合わせ窓口や復旧対応、代替機の提供など
費用・契約条件月額料金だけでなく、契約期間なども自社に合っているか

例えば、社員数が少なくても、通信量が多ければ高い処理性能が必要になる場合があります。「社員数が○人だからこの製品」と決めるのではなく、実際の利用環境まで確認して選ぶことが重要です。

\自社のセキュリティ対策に不安がある方へ/

相談だけでもOK!
セキュリティ対策の相談はこちら!

 

UTMの導入・運用に不安があるならミツモルに相談

「UTMを導入したいけれど、自社に合う製品を選べるか、設置や導入後の対応まで問題なく進められるか不安」という方もいるでしょう。

特に、社内にセキュリティに詳しい担当者がいない場合、製品の比較から設置、導入後の対応まで自社だけで進めるのは簡単ではありません。

ミツモルでは、複数のセキュリティ機器を取り扱い、利用環境に合わせた機器の提案から、エンジニアによる設置、導入後のアフターフォローまで対応しています。

ここでは、ミツモルにUTMを相談するメリットを具体的に紹介します。

豊富なラインナップから自社に合ったUTMを選べる

ミツモルでは、企業の規模や利用環境、必要な対策に合わせて選べる複数のセキュリティ機器を取り扱っています。

例えば「NA-GP5000std」は、ファイアウォールやアンチウイルスなどの基本的な機能に加えて、スパムメール制御やアプリケーション制御も搭載しています。

UTMの機能一覧|NA-GP5000stdの場合
  • ファイアウォール:不正な通信を制御する
  • IDS・IPS:不正な侵入を検知・防御する
  • アンチウイルス:ウイルスなどを検知して防御する
  • Webフィルタリング:危険なWebサイトなどへのアクセスを制限する
  • スパムメール制御:迷惑メールなどを判定して制御する
  • アプリケーション制御:業務上不要・危険なアプリケーションの通信を制御する

また、PC100台以下の小規模事業者向けに複数のセキュリティ製品を組み合わせた「NA-C600」など、NA-GP5000stdとは異なる製品も取り扱っています。

そのため、「高機能な製品が必要なのか分からない」「自社の規模に合った対策を選びたい」という企業も、利用環境に合わせたセキュリティ機器を相談できます。

参照:No.1 ソリューション「ネットワークセキュリティ(UTM・サーバー等) 」(2026年8月20日)

\自社のセキュリティ対策に不安がある方へ/

相談だけでもOK!
セキュリティ対策の相談はこちら!

 

自社に必要なUTMの選定から相談できる

ミツモルでは、自社の利用環境に適したセキュリティ機器の提案を受けられます。

UTMは製品によって性能や搭載機能が異なるため、セキュリティに詳しくない場合、「何を基準に比較すればよいのか」「自社にはどこまでの対策が必要なのか」と迷うこともあるでしょう。

ミツモルなら、自社だけで複数の製品や機能を一つひとつ比較するのではなく、利用環境について相談したうえで機器を検討できます。

UTMの設置・初期設定までサポート

ミツモルでは、セキュリティ機器の提案だけでなく、エンジニアによる設置にも対応しています。

UTMを導入したくても、社内にセキュリティに詳しい担当者がいなければ、「機器を選べても、自社で設置できるのだろうか」と不安に感じることもあるでしょう。

機器の選定だけで終わらず設置まで対応してもらえるため、導入作業をすべて自社だけで進める必要がなく、セキュリティに詳しい人材がいない企業でも導入を進めやすくなります。

導入後もアフターフォローを受けられる

ミツモルでは、セキュリティ機器を設置して終わりではなく、導入後のアフターフォローにも対応しています。

特にセキュリティに詳しい担当者がいない企業では、導入後に問題が発生した際、「誰に相談すればよいのか分からない」という状況は避けたいところです。

導入後も相談できるため、自社だけで問題を抱え込む不安を減らし、UTMを運用しやすくなります。

\自社のセキュリティ対策に不安がある方へ/

相談だけでもOK!
セキュリティ対策の相談はこちら!

 

よくある質問

零細企業にもUTMは必要なの?

回答

顧客・取引先の重要な情報を扱っている、IT担当者がいないなどの場合は、UTMが必要になる場合があります。

以下のような企業は導入を検討してみるとよいでしょう。

検討したいケースUTMを検討する理由
IT担当者が1人、またはほかの業務と兼任している複数のセキュリティ機能をまとめて管理でき、限られた人員でも対策を進めやすい
セキュリティ対策にかけられる予算が限られている複数のセキュリティ対策を1台にまとめられるため、費用がかさみにくい傾向にある
社内システムのクラウド化があまり進んでいない社内ネットワークを経由する通信が多い環境では、ネットワークの出入口を守るUTMを活用しやすい
顧客情報や取引先情報など重要な情報を扱っている不正アクセスやマルウェアなど、複数のリスクへの対策を強化できる

特に、「セキュリティ対策は必要だが、専任担当者や十分な予算を確保するのが難しい」企業では、複数の機能をまとめて導入・管理できるUTMは選択肢の一つになります。

 

UTMを導入すれば他のセキュリティ対策は不要ですか?

回答

UTMは主に社内ネットワークを守るための機器のため、社員へのセキュリティ教育や、組織内のルール・対応体制の整備などは別途必要です。

UTMは、主に企業ネットワークの出入口で通信を確認し、不正アクセスやウイルスなど複数の脅威からネットワークを守る機器です。

一方で、UTMだけでは以下のような対策までカバーできません。

  • 社員へのセキュリティ教育(人の対策)
  • 社内ルールや被害発生時の対応体制の整備(組織の対策)
  • UTMを経由しない社外からの通信への対策

特に、オフィス・テレワーク・外出先・クラウドなど、社内外からの通信を守る必要がある企業では、UTM以外にも端末の保護やアクセス管理など、自社の利用環境に応じた対策を組み合わせることが重要です。

また、UTMは製品によって搭載機能や性能が異なります。
たとえばミツモルのUTM「NA-GP5000std」には、ネットワークの利用状況をグラフ形式で確認できる管理レポート機能が搭載されています。

このため、自社の働き方やネットワーク環境に合ったUTMを選び、UTMで補えない部分はほかの技術的対策や「人・組織」の対策で補うことが重要です。

参照:株式会社ALEXON「NA-GP5000std」(2026年8月20日参照)

 

UTMはクラウドやテレワークにも対応できる?

回答

クラウドやテレワークでもUTMを利用できる場合がありますが、会社に設置したUTMを通らない通信には別の対策が必要です。

例えば、オフィスからクラウドサービスを利用する場合、通信が社内のUTMを通れば、不審な通信などを確認できます。

一方、社員が自宅からインターネットやクラウドへ直接接続すると、会社に設置したUTMを通らないため、その通信を会社のUTMで守ることはできません。

そのため、テレワークを行う企業では、UTMだけでなく、SASEなどクラウドや社外からのアクセスにも対応できるセキュリティ対策を組み合わせる必要がある場合があります。

\自社のセキュリティ対策に不安がある方へ/

相談だけでもOK!
セキュリティ対策の相談はこちら!

 

まとめ

UTMは、不正アクセスやマルウェア、危険なWebサイトへのアクセスなど、企業が直面する複数の脅威に1台で対策できるセキュリティ機器です。

複数のセキュリティ機能をまとめて導入・管理できるため、専任のセキュリティ担当者を置くことが難しい中小企業でも活用しやすい特徴があります。

一方で、UTMだけですべてのサイバー攻撃を防げるわけではありません。テレワークなどUTMを経由しない通信への対策や、社員教育・社内ルールの整備も必要です。

だからこそ、自社の利用環境や備えたいリスクを整理し、必要な機能・性能を備えたUTMを選ぶことが重要です。「何から対策すればよいか分からない」「自社に合うUTMを判断できない」という場合は、専門業者へ相談し、自社に必要なセキュリティ対策を確認することから始めましょう。

\自社のセキュリティ対策に不安がある方へ/

相談だけでもOK!
セキュリティ対策の相談はこちら!

 

おすすめの記事