アルコールチェッカーは種類が多く、違いが分かりにくいです。皆さんも次のような悩みを抱えていませんか。
- 最近はアルコールチェッカーの種類も増えているので、何を基準に選んだら良いか分からない
- アルコールチェッカーの精度が気になる
- 法人向け・個人向けのおすすめアルコールチェッカーを知りたい
必要十分な機能と精度を備えたアルコールチェッカーを選ぶためには、アルコールチェッカーについての基本的な理解が欠かせません。逆に言えば基本知識さえ抑えれば、用途や目的に合わせて自由にアルコールチェッカーを選ぶことができるようになります。
そこで、本記事では次のようなことを解説しています。
- アルコールチェッカーの種類や選び方
- アルコールチェッカーはどこで買える?
- 法人向け・個人向けのおすすめアルコールチェッカー
この記事を読めば、アルコールチェッカーについて理解を深め正しい知識で必要なものを選べるようになりますよ。
目次
- 1 法律で義務化?アルコールチェッカーの使用用途
- 2 アルコールチェッカーの選び方とは?6つのポイントで確認しよう
- 3 アルコールチェッカーの精度は?警察の検知器との違いも解説
- 4 アルコールチェッカーを選ぶときのポイント
- 5 【法人向け】業務用アルコールチェッカーおすすめ5選
- 6 【個人向け】アルコールチェッカーおすすめ3選
- 7 アルコールチェックのクラウド管理①:【アルキラープラス】
- 8 アルコールチェックのクラウド管理②:【あさレポ】
- 9 アルコールチェックのクラウド管理③:ホワイト安全キーパー
法律で義務化?アルコールチェッカーの使用用途
アルコールチェッカーはひと目見ただけでは特徴が分かりにくいため、いくつかのポイントに分けて選んでいく必要があります。今回ご紹介する選び方のポイントは、以下の6つです。
- まずは用途に合わせてタイプを選ぼう
- 精度を左右する!感知センサーのタイプを選ぼう
- センサーの寿命は?検査回数を確認しよう
- ストローやマウスピース付きならさらに正確
- スマホやアプリと連携できるとさらに便利
- 携帯するなら大きさも確認しよう
- それぞれ解説していきます。
アルコールチェッカーには業務用と個人用がありますが、どちらも同じく息を吹きかけることで呼気に含まれる残留アルコール濃度を数値化してくれる機械になっています。
吐く息の匂いだけではわからないわずかなアルコールも正確に検知可能で、前日の飲酒がどれくらい残っているかどうかも確かめることが可能です。
そのため、安全に運転を行うにあたって欠かせないものといえます。 2022年10月の道路交通法改正は延期となりましたが、近いうちに従来の緑ナンバーだけでなく白ナンバーもチェックが義務化されることは決定しているため、多くの運送業従事者が運転前後に使用することとなるでしょう。
アルコールチェッカーの選び方とは?6つのポイントで確認しよう
ポイント①:まずは用途に合わせてタイプを選ぼう!
アルコールチェッカーには大きく分けて4つのタイプが存在します。
それぞれ異なった特徴があるため、まずは自分の使用用途に合ったタイプを判断することが必要です。
タイプ①:据置型
据置型は、その名の通り事務所などに設置して使用するタイプのアルコールチェッカーです。
主に業務用として活用されており、運送業などでは設置している事務所も多くなっています。
携帯型と比べると台数も1台で済むため、特に事務所のみでアルコールチェックをする法人向けにおすすめと言えるでしょう。
また、据置型は携帯型に比べて長寿命な点もおすすめできるポイントです。
中には使用回数が10,000回を超えるタイプもあるため、一台でなるべく長く使用したいと思っている方にピッタリなアルコールチェッカーと言えます。
タイプ②:携帯型
携帯型(モバイル版)は、据置型にはないメリットがあります。
例えば持ち運びが可能なため、どこでもアルコールチェックができるのは魅力的な部分と言えるでしょう。
また、料金も据置型に比べるとリーズナブルだという特徴もあります。
そのため、特に個人用として携行するのに向いていると言えます。
しかし、使用回数に関しては据置型の5分の1から半分程度になってしまうため、なるべく長く使用したい方は据置型がおすすめです。
用途に合わせてどちらが最適かが変わるので、まずは紹介した「据置型」と「携帯型」の2つのどちらが合っているか考えてみてください。
タイプ③:電気化学式
アルコールチェッカーの検査の精度が最も高いものを選びたい場合、電気化学式がおすすめと言えるでしょう。
理由としては環境(タバコの煙や薬など)に影響されにくい特徴を持っているからです。
特にお酒を飲む機会が多いドライバーにとって、正確さは重要です。
しっかりと正確な数値を検知し、誤作動を起こしにくいアルコールチェッカーを探している方は電気化学式を検討してみてください。
タイプ④:半導体式
半導体式は、半導体ガスセンサーによって検知するアルコールチェッカーです。
電気化学式に比べると使用できる回数は少なめですが、コストが安いことからなるべく低コストで導入したい方におすすめと言えるでしょう。
しかし、半導体式は精度面で少々劣る点もあります。
特に安すぎるものに関しては、アルコール以外のガスに反応して測定結果に影響が出ることもあるため、できればJ-BAC認定機器を選びましょう。
ポイント②:精度を左右する!感知センサーのタイプを選ぼう
アルコールチェッカーは、アルコールを感知するセンサーにも次の2つのタイプが存在します。
- 環境の影響を受けにくく正確な「燃料電池センサー」
- 安く手に入る!頻度が低い人におすすめの「半導体ガスタイプ」
それぞれメリット・デメリットが存在するため、自分の使用用途と照らし合わせて選択しましょう。
タイプ①:環境の影響を受けにくく正確な「燃料電池センサー」
より正確な検査結果を必要とする場合、「燃料電池センサー」がおすすめです。
燃料電池センサーは、呼気中のアルコールを一度酸化させ、酸化によって発生する電流の強さを測定することでアルコール濃度を検査しています。
そのため、タバコの煙や薬などの影響が小さく、非常に正確に測定が可能です。
メンテナンスをしていれば測定を誤ることもほとんどないため、特に業務用などで使用するのに向いています。
しかし、メンテナンスにコストがかかることが多く、価格も高いことが多いです。
タイプ②:安く手に入る!頻度が低い人におすすめの「半導体ガスタイプ」
手頃な価格で手に入るアルコールチェッカーを求めている方は、「半導体ガスタイプ」がおすすめです。
半導体ガスタイプは、酸素量によって変化する電気の抵抗値を計測します。
手頃な価格で購入可能ですが、劣化しやすいため一定の回数使ったら捨てる、あるいはセンサー部の交換が必要です。
また、正確性に関してもアルコール以外のガスが測定結果に影響を及ぼす可能性があります。
そのため、業務用で使用する方にはあまりおすすめできませんが、個人用として使うには価格も安くメンテナンスも特に必要ないためおすすめです。
ポイント③:センサーの寿命は?検査回数を確認しよう
アルコールチェッカーは、一度購入したら永久的に使用できるものではありません。
交換やメンテナンスが必ず必要になります。
また、種類によっても寿命が変わってくるため、事前にチェックしておくことがおすすめです。
アルコールチェッカーの大まかな寿命の確認方法としては、何回検査が可能か調べましょう。
特に使用頻度が高い場合は、10,000回の使用が可能など長寿命のアルコールチェッカーがおすすめです。
それほど頻度が多くない場合は、2,000回や5,000回程度のものでも問題ないでしょう。
ポイント④:ストローやマウスピース付きならさらに正確
さらに正確性を求める場合、ストローやマウスピースを使ってチェックするタイプがおすすめです。
呼気を吹きかけるだけのものよりも外気等の環境の影響を受けにくく、さらに高精度な測定が可能です。
ポイント⑤:スマホやアプリと連携できるとさらに便利
スマホと連携可能なモデルの場合、検査結果をスマホで管理することが可能です。
紙媒体への記録の場合記入漏れが起きたり記録の管理が大変になりますので、自動で記録できかさばらないスマホ記録は大変便利です。
また、スマホ上で追加機能としてアルコールが抜ける時間を計測してくれるものなどもあります。
ポイント⑥:携帯するなら大きさも確認しよう
持ち運ぶことを想定する場合、チェッカーの大きさも確認しましょう。
携行型のアルコールチェッカーの多くが胸ポケットに入るサイズになっており、持ち運びに大変便利です。
アルコールチェッカーの精度は?警察の検知器との違いも解説
アルコールチェッカーは、先ほど解説のようにタイプによって制度が異なります。
しかし、基本的にはメンテナンスを定期的に行うとともに、正しい測定方法で使用すれば精度はかなり高いと言えます。
正確な測定のためには測定結果を狂わせてしまう可能性のある行為を避けることもとても大切です。
具体的には、以下のような行為は測定結果を狂わせてしまう可能性があります。
- 薬の服用
- 喫煙
- 洗口剤の使用
- 歯磨き
- ノンアルコールビールの摂取
これらの行為はなるべく測定前には避けるようにしましょう。
また、警察の検知器との違いに関して気になる人もいるでしょう。
しかし、警察の使用している検知器は入手不可のため、検知器の使用はわかりません。そのため、市販品との比較もできません。
アルコールチェッカーを選ぶときのポイント
アルコールチェッカーを導入する前にチェックしておきたいポイントは、以下の4点です。
- 用途・目的
- アルコール検知センサーの精度
- アルコールチェッカーの寿命
- 機能性
ここではそれぞれご紹介しますので、選ぶ際の参考にしてみてください。
用途・目的
アルコールチェッカーには、「据置型」と「携帯型」があります。
業務用としてアルコールチェッカーの導入を検討している場合は、据置型がおすすめです。
精度が高く、耐久性にも優れています。
一方、自宅から勤務先に出勤する前にチェックするのであれば、携帯型がおすすめです。
使いたい場所などによってどちらを選ぶかが変わってくるため、特徴を予め把握しておきましょう。
アルコール検知センサーの精度
アルコール検知センサーには、「電気化学式」と「半導体式」の2種類があります。
精度を重視する場合は、電気化学式がおすすめです。
アルコールチェッカーの寿命
アルコールチェッカーは、一度購入したら永久的に使用できるものではありません。
交換やメンテナンスが必ず必要になります。
また、種類によっても寿命が変わってくるため、事前にチェックしておくことがおすすめです。
アルコールチェッカーの大まかな寿命の確認方法としては、何回検査が可能か調べましょう。
特に使用頻度が高い場合は、10,000回の使用が可能など長寿命のアルコールチェッカーがおすすめです。
それほど頻度が多くない場合は、2,000回や5,000回程度のものでも問題ないでしょう。
機能性
アルコールチェッカーは、販売している会社によっても機能性が異なります。
特に法人で導入を検討している場合は、手間がかからず高性能のアルコールチェッカーを選びましょう。
具体的には機械操作が苦手な方のためにスマートフォン連動で簡単に検知ができたり、クラウド一元管理で自動でデータを管理できたりなど、機能性のあるアルコールチェッカーをがおすすめです。
機能性のチェックは重要なポイントでもあるため、必ず確認してから導入を検討しましょう。
【法人向け】業務用アルコールチェッカーおすすめ5選
それではここからは、具体的におすすめのアルコールチェッカーをご紹介していきます。
まずは法人向けの業務用アルコールチェッカーに関して、以下の5つをご紹介します。
業務用おすすめアルコールチェッカー早見表
製品 | Alkiller W(AKL-001) | Alkiller(AKL-300) | Alkiller(FT-002A/FT-002M) | アルコールチェッカープリンターセット | ソシアック(SC-103) |
イメージ | |||||
検知方式 | 電気化学式ガスセンサー | 電気化学式ガスセンサー | 半導体ガスセンサー | 半導体式センサー | 半導体ガスセンサー |
対象ガス | 呼気中アルコール | 呼気中アルコール | 呼気中アルコール | - | - |
測定範囲 | 0.00、0.05~0.25mg/L | 0.00、0.05~0.25mg/L | 0.00、0.05~0.25mg/L | 0.00mg/L.0.05mg/L~2.00mg/Lまで | 0.00mg/L~1.00mg/L |
サンプリング方式 | 専用マウスピースを使った吹きかけ方式 | 専用マウスピースを使った吹きかけ方式 | 専用マウスピースを使った吹きかけ方式 | ストローを使った吹きかけ方式 | カウントダウンに合わせて本体に息を吹きかける |
吹き込み時間 | 約7秒(立ち上がり検知時間含む) | 約7秒(立ち上がり検知時間含む) | 最大6秒(立ち上がり検知時間含む) | 3秒間連続 | - |
測定検査分解能 | 0.01mg/L | 0.01mg/L | 0.01mg/L | 0.01mg/L | - |
電源 | 単4形アルカリ乾電池×2本 | 単4形アルカリ乾電池×2本 | 単4形アルカリ乾電池×2本 | 一般家庭用電源(100V)使用 | DC3V(単3アルカリ電池) |
電池寿命 | 約700回 | 約700回 | 約700回 | - | 約1,200回 |
寸法 | 129(H)×63.5(W)×34(D)mm | 129(H)×63.5(W)×34(D)mm | 120(H)×60(W)×25(D)mm | 270(H)×240(W)×120(D)mm | 120(H)×45(W)×22(D)mm |
質量 | 約140g(乾電池含む) | 約140g(乾電池含む) | 約110g(乾電池含む) | 2350g | 約85g(乾電池含む) |
メンテナンス | 「使用回数5,000回」もしくは「ご利用開始より2年」どちらか早い方 | 「使用回数10,000回」もしくは「ご利用開始より1年」どちらか早い方 | 「使用回数2,000回」もしくは「ご利用開始より1年」どちらか早い方 | 使用期間1年、または使用回数3,000〜5,000回のどちらか早い方 | 購入使用後1年~1年半または5,000回使用 |
Alkiller W(AKL-001)
検知方式 | 電気化学式ガスセンサー |
対象ガス | 呼気中アルコール |
測定範囲 | 0.00、0.05~0.25mg/L |
サンプリング方式 | 専用マウスピースを使った吹きかけ方式 |
吹き込み時間 | 約7秒(立ち上がり検知時間含む) |
測定検査分解能 | 0.01mg/L |
電源 | 単4形アルカリ乾電池×2本 |
電池寿命 | 約700回 |
寸法 | 129(H)×63.5(W)×34(D)mm |
質量 | 約140g(乾電池含む) |
メンテナンス | 「使用回数5,000回」もしくは「ご利用開始より2年」どちらか早い方 |
Alkiller W(AKL-001)の特徴
Alkiller W(AKL-001)は、電気化学式ガスセンサーを搭載しているモバイル版アルコールチェッカーです。
スマートフォン連動型タイプなので、検査結果を即座に共有できる特徴があります。
ボタン一つで操作できる安心さもあるため、機械操作に慣れていない方でも取り扱いやすいのが魅力の一つとも言えるでしょう。
その他にも逆止弁を採用しているため、吹き込んだ息が逆流しません。
衛生面でも安心して使えることから、業務用として多くの企業が導入しています。
使用回数は5,000回となりますので、モバイル版の中では長寿命です。
使用回数が多めに設定されているものを探している方で、精度の高いモバイル版アルコールチェッカーを使用したい場合は検討してみてはいかがでしょうか。
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Alkiller(AKL-300)
検知方式 | 電気化学式(燃料電池式)ガスセンサー |
対象ガス | 呼気中アルコール |
測定範囲 | 0.00、0.05~0.25mg/L |
サンプリング方式 | 専用マウスピースを使った吹きかけ方式 |
吹き込み時間 | 約7秒(立ち上がり検知時間含む) |
測定検査分解能 | 0.01mg/L |
電源 | 単4形アルカリ乾電池×2本 |
電池寿命 | 約700回 |
寸法 | 129(H)×63.5(W)×34(D)mm |
質量 | 約140g(乾電池含む) |
メンテナンス | 「使用回数10,000回」もしくは「ご利用開始より1年」どちらか早い方 |
Alkiller(AKL-300)の特徴
Alkiller(AKL-300)は、連続検知にも適する高耐久の据置型アルコールチェッカーです。
検知方式は電気化学式ガスセンサーなので、高い精度での検査を可能にしています。
使用回数は約10,000回となっておりますので、使用頻度が高い場面でも活躍してくれるアルコールチェッカーです。
Alkiller(AKL-300)は、特に運送業など毎日複数人の検査が必要な場面に活躍してくれるため、このような事業者は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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Alkiller(FT-002A/FT-002M)
検知方式 | 半導体ガスセンサー |
対象ガス | 呼気中アルコール |
測定範囲 | 0.00、0.05~0.25mg/L |
サンプリング方式 | 専用マウスピースを使った吹きかけ方式 |
吹き込み時間 | 最大6秒(立ち上がり検知時間含む) |
測定検査分解能 | 0.01mg/L |
電源 | 単4形アルカリ乾電池×2本 |
電池寿命 | 約700回 |
寸法 | 120(H)×60(W)×25(D)mm |
質量 | 約110g(乾電池含む) |
メンテナンス | 「使用回数2,000回」もしくは「ご利用開始より1年」どちらか早い方 |
Alkiller(FT-002A/FT-002M)の特徴
アルコールチェックの頻度が比較的少なく、コストパフォーマンスに優れたモデルを選びたい方におすすめなのがAlkiller(FT-002A/FT-002M)です。
標準的なモデルとなっておりますので、上記の2モデルと比べると耐久性は劣ってしまいます。
しかし、圧倒的なコストパフォーマンスを実現できるモデルのため、できる限り導入コストを抑えたい企業にとっておすすめできるモデルと言えるでしょう。
検知方式は半導体ガスセンサーですが、その中でも精度が高いことで人気があります。
J-BAC認定商品となっておりますので、コスパ重視で安心できる製品を探している方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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アルコールチェッカープリンターセット
検知方式 | 半導体式センサー |
測定範囲 | 0.00mg/L.0.05mg/L~2.00mg/Lまで |
サンプリング方式 | ストローを使った吹きかけ方式 |
吹き込み時間 | 3秒間連続 |
測定検査分解能 | 0.01mg/L |
電源 | 一般家庭用電源(100V)使用 |
寸法 | 270(H)×240(W)×120(D)mm |
質量 | 2350g |
メンテナンス | 使用期間1年、または使用回数3,000〜5,000回のどちらか早い方 |
アルコールチェッカープリンターセットの特徴
アルコールチェッカープリンターセットは、アナウンスとプリンター機能付きのアルコールチェッカーです。
測定結果を3段階のアナウンスで伝えてくれるため、運転の可否がその場でわかります。
難しい操作は必要ないため、機械操作に慣れていない方でも扱いやすいのが魅力の一つです。
また、アルコール測定結果はプリント出力となっておりますので、印字された検査結果は記録として管理できます。
しかし、クラウドで一元管理はできませんので、少々管理に手間がかかるのがデメリットとなります。
ソシアック(SC-103)
検知方式 | 半導体ガスセンサー |
測定範囲 | 0.00mg/L~1.00mg/L |
サンプリング方式 | カウントダウンに合わせて本体に息を吹きかける |
電源 | DC3V(単3アルカリ電池) |
電池寿命 | 約1,200回 |
寸法 | 120(H)×45(W)×22(D)mm |
質量 | 約85g(乾電池含む) |
メンテナンス | 購入使用後1年~1年半または5,000回使用 |
ソシアック(SC-103)の特徴
ソシアック(SC-103)はハンディタイプのアルコールチェッカーなので、自宅や出張先など場所を問わず気軽に検査ができます。
操作方法も簡単で、使い方としてはカウントダウンに合わせて息を吹きかけるだけです。
また、検査結果は0.01mg単位で100段階表示を可能にしています。
より正確な数値を表示させることができるため、手軽さと精度の高さが魅力のアルコールチェッカーとして人気があります。
【個人向け】アルコールチェッカーおすすめ3選
続いて、個人向けのおすすめアルコールチェッカーをご紹介します。
今回ご紹介するアルコールチェッカーは、以下の3つです。
個人向けアルコールチェッカーおすすめ早見表
製品 | アルコールチェッカー(EA-100) | アルコールチェッカー(ALC-D1) | MAYOGA アルコールチェッカー |
イメージ | |||
検知方式 | 半導体ガスセンサー | - | 半導体式センサー |
対象ガス | 呼気中アルコール濃度 | - | 呼気中アルコール濃度 |
測定範囲 | 0.00~0.50mg/L(0.05mg/L単位)(0.05mg/L未満は0.00mg/L表示) | 0.00~1.00㎎/L | 0.000~0.995 mg/L |
サンプリング方式 | 本体に息を吹きかける | 吹き込み口に出来るだけ口を近づけて(約5ミリ)息を吹きかけ | 本体に息を吹きかける |
電源 | 単4形アルカリ乾電池(LR03)×2本 | 単4アルカリ電池2本 | 単4アルカリ電池2本 |
寸法 | 105(H)×32(W)×17(D)mm | 102(H)×37(W)×20(D)mm | 150(H)×32(W)×17.5(D)mm |
質量 | 約 31g(乾電池含まず) | 50g(電池を入れた状態) | 90g |
メンテナンス | 購入後1年経過、またはセンサー使用回数が1000回になった場合 | センサー交換不可 | センサー交換不可 |
タニタ アルコールチェッカー(EA-100)
検知方式 | 半導体ガスセンサー |
対象ガス | 呼気中アルコール濃度 |
測定範囲 | 0.00~0.50mg/L(0.05mg/L単位)(0.05mg/L未満は0.00mg/L表示) |
サンプリング方式 | 本体に息を吹きかける |
電源 | 単4形アルカリ乾電池(LR03)×2本 |
寸法 | 105(H)×32(W)×17(D)mm |
質量 | 約 31g(乾電池含まず) |
メンテナンス | 購入後1年経過、またはセンサー使用回数が1000回になった場合 |
タニタ アルコールチェッカー(EA-100)の特徴
タニタのアルコールチェッカー(EA-100)は、息を吹きかけるだけで呼気中のアルコール濃度を手軽に確認できます。
大きさとしては胸ポケットに入れられるほどコンパクトなので、持ち運びにも適しています。
個人向けのアルコールチェッカーとしては耐久性にも優れており、約1,000回程度は使用可能です。
しかし、センサーの交換等はできませんので、「SENSOR」や「OVER」マークが点灯したら使用することができなくなります。
個人向けとしては十分すぎる性能なので、個人使用として一つ持っておきたい方は検討してみてはいかがでしょうか。
アイリスオーヤマ アルコールチェッカー(ALC-D1)
測定範囲 | 0.00~1.00㎎/L |
サンプリング方式 | 吹き込み口に出来るだけ口を近づけて(約5ミリ)息を吹きかけ |
吹き込み時間 | 約5秒間 |
電源 | 単4アルカリ電池2本 |
寸法 | 102(H)×37(W)×20(D)mm |
質量 | 50g(電池を入れた状態) |
アイリスオーヤマ アルコールチェッカー(ALC-D1)の特徴
アイリスオーヤマのアルコールチェッカー(ALC-D1)は、息を吹きかけるだけで呼気中のアルコール濃度を簡単に測定できます。
コストパフォーマンスにも優れているアイテムなので、なるべくお金をかけずに購入したい方にとっておすすめと言えるでしょう。
しかし、検査の正確さで言うと、やはり業務用には劣ります。
あくまでも個人用として、健康管理に使用する程度にしておいたほうが安心です。
運転の判断基準として使いたい場合は、できる限り業務用のアルコールチェッカーを使用しましょう。
MAYOGA アルコールチェッカー
検知方式 | 半導体式センサー |
対象ガス | 呼気中アルコール |
測定範囲 | 0.000~0.995 mg/L |
サンプリング方式 | 本体に息を吹きかける |
吹き込み時間 | 2〜3秒 |
電源 | 単4アルカリ電池2本 |
寸法 | 150(H)×32(W)×17.5(D)mm |
質量 | 90g |
MAYOGA アルコールチェッカーの特徴
MAYOGAのアルコールチェッカーは、個人向け製品でありながら正確性の高いモデルとして人気があります。
形状はコンパクトで軽量な作りとなっているため、持ち運びにも苦労しません。
また、使用方法も本体に2秒から3秒息を吹きかけるだけの簡単作業なので、誰でも気軽に使えるようになっています。
その他にも価格がリーズナブルな点も嬉しいポイントです。
コストパフォーマンスに優れたアルコールチェッカーを一家に一台所有したいと思っているなら検討してみてはいかがでしょうか。
アルコールチェックのクラウド管理①:【アルキラープラス】
アルコールチェッカーには、種類やメーカーが幅広く存在していますが、その中でも業界や規模を問わず選ばれているのが「アルキラープラス」です。
選ばれている理由には下記の特徴がありますので、導入を検討されている方はチェックしてみてください。
ポイント①:スマートフォン連動で簡単検知
アルキラープラスを利用する場合、ドライバーがやることとしてはアプリの操作とアルコールチェッカーに息を吹きかけるだけの2通りです。
検知結果はクラウドで管理がされるため、結果が出たタイミングで共有されています。
操作方法が簡単だという特徴があるため、ドライバーが業務以外の負担を感じないのも魅力的な部分の一つです。
ポイント②:J-BAC認定機器だから安心
アルキラープラスは、アルコール検知器協議会認定品です。
高精度の測定が可能だと認められたアルコールチェッカーなので、正確な測定を可能としています。
具体的にアルキラープラスには、電気化学式と半導体式の2種類を用意しており、状況に合わせた選択が可能です。
また、専用マウスピースが備え付けられているため、外気の影響を受けにくい特徴があります。
せっかく導入するなら精度の高さにもこだわったほうが安心なので、それが実現できるアルキラープラスは多くの業界から選ばれています。
ポイント③:不正防止機能が搭載されている
アルキラープラスは、検知結果だけではなく位置情報と顔写真も取得してくれます。
データは検知した直後に管理者に送信されますので、時間や位置情報などを不正することはできません。
全く抜け道のないアルコールチェッカーとなっていますので、より正確なデータを取得し、社員が不正できない環境を作りたいと思っている事業者にもおすすめです。
アルキラープラス対応のおすすめのアルコールチェッカー
アルキラープラスに対応したアルコールチェッカーは大きく分けると3種類あります。
電気化学式と半導体式に分けてご紹介するので、製品について調べたい方は参考にしてみてください。
今回ご紹介するアルキラープラスに対応したアルコールチェッカーは、以下の3つです。
AKL-001(電気化学式)
製品 | AKL-001(AlkillerW) |
検知方式 | 電気化学式ガスセンサー |
対象ガス | 呼気中アルコール |
測定範囲 | 0.00、0.05〜0.25mg/L |
サンプリング方式 | 吹きかけ(専用マウスピース使用) |
吹き込み時間 | 約7秒 |
測定結果分解能 | 0.01mg/L |
電源 | 単4形アルカリ電池2本 |
電池寿命 | 約700回 |
使用温度 | 34.0~43.0℃ |
保管温度 | -20〜60℃ |
外形寸法 | 129(H)×63.5(W)×34(D)mm |
メンテナンス | 使用回数5,000回・使用開始から2年 |
AKL-300(電気化学式)
製品 | AKL-300 |
検知方式 | 電気化学式ガスセンサー |
対象ガス | 呼気中アルコール |
測定範囲 | 0.00、0.05〜0.25mg/L |
サンプリング方式 | 吹きかけ(専用マウスピース使用) |
吹き込み時間 | 約7秒 |
測定結果分解能 | 0.01mg/L |
電源 | 単4形アルカリ電池2本 |
電池寿命 | 約700回 |
使用温度 | 0〜40℃ |
保管温度 | -20〜60℃ |
外形寸法 | 129(H)×63.5(W)×34(D)mm |
メンテナンス | 使用回数10,000回・使用開始から1年 |
FT-002A/FT-002M(半導体式)
製品 | FT-002A/FT-002M |
検知方式 | 半導体ガスセンサー |
対象ガス | 呼気中アルコール |
測定範囲 | 0.00、0.05〜0.25mg/L |
サンプリング方式 | 吹きかけ(専用マウスピース使用) |
吹き込み時間 | 約6秒 |
測定結果分解能 | 0.01mg/L |
電源 | 単4形アルカリ電池2本 |
電池寿命 | 約700回 |
使用温度 | 0〜40℃ |
保管温度 | -20〜60℃ |
外形寸法 | 120(H)×60(W)×25(D)mm |
メンテナンス | 使用回数2,000回・使用開始から1年 |
アルコールチェックのクラウド管理②:【あさレポ】
あさレポは、同じくアルコールチェックのクラウド管理機能として多くの企業で導入されています。
専用アプリのログイン〜体温測定まで40秒で完了する操作性の高さが魅力で、運転前にサクッとアルコールチェックをすることが可能です。
あさレポ対応のアルコールチェッカー:XENSE 82BT
あさレポに対応したアルコールチェッカーは、「XENSE 82BT」になります。
製品 | XENSE 82BT |
検知方式 | 半導体ガスセンサー |
対象ガス | 呼気中アルコール |
測定範囲 | 0.00~0.99㎎/L(0.05㎎/L未満は0.00㎎/Lと表示、0.99㎎/Lを超える数値は0.99㎎/Lと表示) |
アプリ通信方式 | Bluetooth5.0 |
電源 | 単4形アルカリ電池2本 |
充電規格 | USB Type C(5VIA) |
使用温度 | 34.0~43.0℃ |
バッテリー | 充電式リチウム電池500mAh |
外形寸法 | 約150 x 80 x 26 mm (高さx 幅x 厚さ) |
センサー寿命 | 購入後、1年またはセンサー回数が1,000回を超えた場合(どちらか早い方) |
アルコールチェックのクラウド管理③:ホワイト安全キーパー
引用元:ホワイト安全キーパー公式HP
最後に紹介するおすすめアルコールチェッククラウド管理サービスは、「ホワイト安全キーパー」です。
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また、アルコールチェック義務化につき早速白ナンバー事業者向けのクラウドシステムも用意されており、シンプルな操作性やスマホ連動も魅力です。