【2024年最新版】DDoS攻撃から被害を防ぐ対策方法とおすすめツールをご紹介!

※この記事には一部PRが含まれます。

DDoS攻撃対策ツールを使いたいけど、どれを導入すればいいのか分からない!

おすすめのDDoS攻撃対策ツールを教えて!

Webサイトやアプリケーションを取り扱っている会社は、一度はDDoS攻撃対策ツールの導入を考えたことがあるのではないでしょうか?

この記事では、DDoS攻撃を防ぐ対策方法とDDoS攻撃対策ツールの仕組みをご紹介します。

おすすめのDDoS攻撃対策ツール6選もご紹介しているので、自社に最適なDDoS攻撃対策ツールが見つけられます。

 

DDoS攻撃について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

▼"いまさら聞けないDDoS攻撃とは?被害例や対策、攻撃の目的・種類まで徹底解説!"

DDoS攻撃ってなに?

DDoS攻撃は、サーバー攻撃の一種。攻撃する側が複数のパソコンを踏み台にし、特定のサーバー・機器に対して一斉に攻撃をしかけることを指します

DDoS攻撃は、踏み台となった機器と関連性がないので攻撃を受けた側が犯人を特定しにくいという点が厄介です。

似たような用語で「DoS攻撃」がありますが、こちらは別のサイバー攻撃です。「DoS攻撃」は、攻撃する側が1台の聞きから攻撃したい機器に攻撃をしかけることを指します。

そのため「DoS攻撃」は比較的犯人を特定しやすいですが、「DDoS攻撃」は踏み台の機器が多いので犯人を特定しにくいという大きな違いがあります。

DDoS攻撃にはさまざま種類がありますが、主なタイプをご紹介します。

1.アプリケーションレイヤ攻撃

アプリケーションレイヤ攻撃は、特定のアプリケーションのレイヤー6・7に集中して攻撃されることを指します。

同類のサイバー攻撃として挙げられるインフラストラクチャレイヤーの攻撃に比べて量は少ないですが、危険なサイバー攻撃です。

具体的な例は、WebサイトのログインページのHTTPリクエストのフラッド・WordPress pingback攻撃などがあります。

2.帯域幅攻撃

帯域幅攻撃とは、DDoS攻撃の約60%を占めていると言われています。

帯域幅攻撃とは、大量のパケットでネットワーク関連の資源を消耗させる攻撃のことを指します。

DDoS攻撃の約60%を占めていますが、もっとも古い形の攻撃方法です。しかし、完璧に防げる対策方法がいまだに開発されていないことから、DDoS攻撃の代表例と言われています。

DDoS攻撃を防ぐ対策方法

DDoS攻撃を防ぐ対策方法は、以下の3つです。

  • 同じIPからのアクセス制限
  • 特定国からのアクセスを遮断する
  • DDoS攻撃対策ツールの導入

不審なIPからのアクセスを制限する

不審なIPからのアクセスを制限することで、DDoS攻撃の被害を減らすことができます。

ただし、完全にDDoS攻撃を防ぐことはできません。

アクセスできる国を限定する

アクセスできる国を限定することも、DDoS攻撃の対策として有効です。

DDoS攻撃は、国内からだけに限らず、世界中から標的にされるケースもあります。

日本の企業が受けるサイバー攻撃の大半は、海外のサーバーを経由したものです。

国内向けのサービスを提供する企業であれば、アクセス許可を日本に限定することで被害を減らすことができます。

DDoS攻撃対策ツールを導入する

DDoS攻撃対策ツールを導入することで、攻撃を未然防止することができると同時に、仮に攻撃を受けても被害を最小限に抑えることが可能です。

前述した「不審なIPからのアクセスを制限する」「アクセスできる国を限定する」といった対策は、企業が経済的なダメージを受ける可能性があります。

例えば、「日本ではなく海外に向けたサイト」を運営している会社や、「海外の人がチームに含まれているサイト」を運営している会社がこれを採用すれば、海外からのアクセスが一切できなくなり仕事にならないでしょう。

上記の点を踏まえると、DDoS攻撃の対策には、DDoS攻撃対策ツールの導入がもっともおすすめできます。

DDoS攻撃対策ツールの役割

DDoS攻撃対策ツールの役割は以下の4つです。

  1. DDoS攻撃に対応できる
  2. 管理画面でサイバー攻撃を可視化でき
  3. Webアプリケーションへの攻撃を防げる
  4. 専門家のサポートを受け取れる

1.DDoS攻撃に対応できる

DDoS攻撃対策ツールを導入すれば、DDoS攻撃に対応できます。

製品ごとに対応できる攻撃の種類が異なります。DDoS攻撃対策ツールを導入する場合、そのツールがどこまで対応できるか必ず確認しましょう。

2.管理画面でサイバー攻撃を可視化できる

DDoS攻撃対策ツールを導入すれば、管理画面でサイバー攻撃を可視化できます。

DDoS攻撃に限らず、さまざまなサイバー攻撃を可視化できるので、セキュリティ面を強くできます。また、管理画面ですぐわかる点も便利ですよ。

3.Webアプリケーションへの攻撃を防げる

DDoS攻撃対策ツールを導入すれば、Webアプリケーションへの攻撃を防ぐことができます。

WAF(Web Application Firewall)の機能が搭載されているのか・どのサイバー攻撃に対応しているのか必ず確認しましょう。

4.専門家のレポートを受け取れる

DDoS攻撃対策ツールを使用すれば、サービスを提供している専門家からレポートを受け取ることができます。

監視状況を逐一レポートとして報告してくれるので、安心感を持って利用できるでしょう。

DDoS攻撃対策ツールの種類

DDoS攻撃対策ツールには、以下の4種類があります。

  • WAF(Web Application Firewall)
  • IDS/IPS(Intrusion Detection System/Intrusion Prevention System)
  • UTM(Unified Threat Management)
  • DDoS防御専用アプライアンス

WAFWeb Application Firewall

WAF は、DDoS攻撃対策ツールとして最も有名です。

ホームページ上のアプリケーションに特化したファイアウォールであり、一般的なファイアウォールと違ってアクセスデータの内容をアプリケーションレベルで解析可能です。

ネットワークやアプリケーションレイヤーに対するDDoS攻撃の保護と同時に、不正侵入を防御することが可能です。

IDS/IPSIntrusion Detection System/Intrusion Prevention System

IDS/IPSでは、不正アクセスを即座に検知して、ネットワーク管理者などに通報することができるシステムです。

アプリケーションレイヤーに対するDDoS攻撃に対して、有効的な対策となります。

UTMUnified Threat Management

UTMは、以下の機能を実装したツールです。

  • ファイアウォール
  • VPN
  • アンチウィルス
  • Webフィルタリング

同時に、DDoS対策を実装しているツールも多くあります。

上記機能を掛け合わせて、効果的な対策が可能です。

また、1台のハードウェアの中で複数のセキュリティ機能を持たせて、管理を効率化できる点も魅力的です

DDoS防御専用アプライアンス

DDoS防御専用アプライアンスは、DDoS攻撃に対しての防御機能に特化したツールです。

専用アプライアンスですので、高パフォーマンスを発揮して様々なDDoS攻撃を検知したり防御できるのが魅力的です。

インターネットサービスプロバイダやデータセンタといった、大規模なシステムにも柔軟に対応できます。

DDoS攻撃対策ツールを選ぶ際の4つのポイント

DDoS攻撃対策ツールを選ぶ際の4つのポイントを紹介します。

  1. 自社で運用できるか
  2. 製品の性能
  3. 料金、インストール台数が自社に合っているか
  4. 動作の軽さ

1.自社で運用できるか

DDoS攻撃対策ツールを選ぶ際は、自社で運用できるか確認しましょう。

DDoS攻撃対策ツールに限らず、ツールを導入しても設定に時間がかかったり、うまく使いこなせないと活用できません。

セキュリティを本気で強くしたいなら、製品を購入してからさまざまな設定を自分たちでしなければいけません。

そのため、製品を購入する前に改めてその製品が自社で運用できるのかを確認しましょう。

具体的に見るポイントは下記の通りです。

  • 製品を購入し、導入までに何営業日かかるか
  • 導入後に自社がやらなければいけないことはなにか
  • サポート体制が自社と合っているか

上記のポイントを確認すれば、購入後のイメージができるでしょう。

わからない点があれば製品を提供している会社に積極的に問い合わせ、ツールを最大限に活かせるようにすることをおすすめします。

2.製品の性能

DDoS攻撃対策ツールを選ぶ場合、製品の性能をチェックしましょう。

「DDoS攻撃に対して対策を練りたい!」と考えていても、製品がDDoS攻撃に対応していなければ意味がありません。そのため、購入しようと考えている製品がDDoS攻撃に対策できるかどうか必ず確認しましょう。

3.料金、インストール台数が自社に合っているか

DDoS攻撃対策ツールを選ぶ際は、料金とインストール台数が自社にあっているかチェックしましょう。

まず料金は、自社がどのくらいのコストをDDoS攻撃対策ツールにかけられるか検討しましょう。その後、必要な性能と照らし合わせながら購入するか考えれば自社にあった製品を購入できるでしょう。

そしてインストール台数は、製品・プランによってインストールできる台数が限られています。そのため、いくら性能のいい製品を購入しても、自社の規模にあった製品でなければ満足のいくDDoS対策ができません。

そのため、インストールしたい台数・サイバー攻撃の防御体制を整えたいサイト数を確認し自社にあったDDoS攻撃対策ツールを探してみましょう。

4.動作の軽さ

DDoS攻撃対策ツールを導入する場合、動作の軽さをチェックしましょう。

DDoS攻撃対策ツールを導入して動作が重かったら、時間をかけながら設定等をしなければいけません。はじめの導入すらも、サイトの画面表示・アクセスの速さ等で時間が変わります。そのため、動作の軽さは効率的にDDoS攻撃の対策を練るためにも重要なポイントと言えます。

とはいうものの、動作の軽さは実際に対策ツールを導入しなければ分からないですよね。少しでも不安を感じている方は、製品提供会社に問い合わせてみましょう。

【6選】おすすめのDDoS攻撃対策ツールを紹介!

おすすめのDDoS攻撃対策ツールは以下の6つです。

  • Akamai/株式会社ラック
  • Scutum/株式会社セキュアスカイ・テクノロジー
  • BLUE Sphere/株式会社アイロバ
  • secuWAF/株式会社セキュアイノベーション
  • 攻撃遮断くん/株式会社サイバーセキュリティクラウド
  • AIONCLOUD/株式会社モニタラップ

1.Akamai/株式会社ラック

株式会社ラックが提供している「Akamai」は、大容量通信を高速分析してWebサイトのサイバー攻撃を防げるDDoS攻撃対策ツールです。

Akamaiの最大の強みは、DDoS攻撃を防御することができるのはもちろん、Webアプリケーションを狙ったサイバー攻撃も防御できるという点です。

全世界で230,000台以上のサーバー群で構成しているDDoS攻撃をほぼ無力化できるので、非常に強力なDDoS攻撃対策ツールといえます。

株式会社ラックはセキュリティ会社の中でも大手に値するので、安心感を持って利用できる対策ツールですよ。

ただ、料金は完全個別見積もりです。購入を検討している方は、まず公式サイトから問い合わせてみましょう。

料金(税込)要問い合わせ
特徴
  • Webサイト、DNSサーバーへのDDoS攻撃を対策できる
  • Webアプリケーションの攻撃も対策できる
  • OS、MWを狙う攻撃の対策も可能
  • IPアドレス直の攻撃を予防
公式サイトhttps://www.lac.co.jp/solution_product/akamai.html

2.Scutum/株式会社セキュアスカイ・テクノロジー

株式会社セキュアスカイ・テクノロジーが提供している「Scutum」は、国内10年連続でシェア率1位のクラウドWAFサービスです。

Scutumは、Webアプリケーションを狙ったサイバー攻撃から守るクラウド型のWAFです。情報漏洩・改ざんからWebサイト・アプリケーションを守ってくれます。

国内10年連続でシェア率1位なので、安心感をもって利用できるDDoS攻撃対策ツールと言えます。

またScutumを提供している株式会社セキュアスカイ・テクノロジーは、製品提供だけでなくセミナーも開催しています。WAF解説オンラインセミナー・Scutum個別相談会・クラウド型WAFのScutumオンデマンドセミナーなど、随時開催しています。セミナー・相談会の詳細を知りたい方は、こちらをタップしてください。

料金(税込)

初期費用:98,000円〜198,000円

月額費用:29,800円〜298,000円

特徴
  • DDoS攻撃の対策が可能
  • 特定のIPアドレスを拒否、許可設定
  • ソフトウェア更新の機能あり
  • モニタリング、ブロック機能が搭載
公式サイトhttps://www.scutum.jp/

3.BLUE Sphere/株式会社アイロバ

株式会社アイロバが提供している「BLUE Sphere」は、Webサイトに対するサイバー攻撃の防御ができるDDoS攻撃対策ツールです。

クラウド型のDDoS攻撃対策ツールで、WAF・改ざん検知機能を備えています。オールインワンでセキュリティ面を強化できるので、はじめてセキュリティツールを購入する方におすすめですよ。

またBLUE Sphereの特徴は、サイバーセキュリティ保険に加入できるという点です。三井住友海上の保険を無償でつけてくれるので、サポート体制も整っていると言えます。

料金(税込)

初期費用:110,000円

月額費用:49,500円

特徴
  • DDoS攻撃、サイバー攻撃の対策ができる
  • 不正アクセスの
公式サイトhttps://bluesphere.jp/

4.secuWAF/株式会社セキュアイノベーション

株式会社セキュアイノベーションが提供している「secuWAF」は、クラウド型Webセキュリティサービスです。Webサービスをサイバー攻撃などさまざまな脅威から守ってくれるので、セキュリティを強化したいと考えている方におすすめです。

secuWAFの特徴は、プラン内で定めたトラフィック内であれば防御するWebサイトを登録し放題という点です。

「DDoS攻撃対策ツールを導入したいけど、対象のサイトが多すぎる・・・」

「自社が取り扱っている多くのサイトを保護したい」

そういった悩みを考えている方は、登録し放題のsecuWAFがおすすめですよ。

料金(税込)月額費用:11,000円
特徴
  • DDoS攻撃の対策ができる
  • 簡易的なWebアプリケーションの診断サービスがついてくる
  • プランごとの通信量内であれば、いくつものサイトを防御できる
公式サイトhttps://www.secuwaf.com/

5.攻撃遮断くん/株式会社サイバーセキュリティクラウド

株式会社サイバーセキュリティクラウドが提供している「攻撃遮断くん」は、国産・低価格のクラウドWAFサービスです。DDoS攻撃も防御できるので、DDoS攻撃対策ツールとして活用できます。

攻撃遮断くんの最大の特徴は、24時間365日の手厚いサポートが受けられる点です。

全てのプランで電話サポートを受けられるので、安心感を持って利用できます。プランによってコメント付きのサポートを受け取れるので、最大限にDDoS攻撃対策ツールを活用できること間違いなしです!

料金(税込)

要問い合わせ

※初期費用、月額費用がかかります。

特徴
  • DDoS攻撃の対策ができる
  • サイバー保険に加入できる
  • コメント付きのサポートを受け取れる
公式サイトhttps://www.shadan-kun.com/

6.AIONCLOUD/株式会社モニタラップ

「AIONCLOUD」を提供している株式会社モニタラップは、日本・韓国・アメリカに拠点を置いています。

海外にも拠点を置いている会社なので、世界各地で発生しているサイバー攻撃の情報を収集し、事後対応だけではなく事前対応もできるDDoS対策サービスです。データセンターは40、8,000人ほどのユーザーが利用しているので、安心感を持って利用できるでしょう。

またAIONCLOUDは、中小企業向けの対策ツールです。低予算で運用できるので、コストをあまりかけたくない方におすすめです。

料金(税込)月額費用:4,400円
特徴
  • DDoS攻撃の対策ができる
  • スパムなどのウイルスを遮断できる
  • 総当たり攻撃、インジェクションなどの攻撃も防御可能
  • 料金は従量課金制
公式サイトhttps://www.aioncloud.com/ja/home-jp/

まとめ

DDoS攻撃対策ツールには、さまざまな特徴・性能をもった製品があります。

多くのツールから自社に合った製品を見つけなければいけないので、十分検討した上で購入しましょう。

対策ツールによっては、無料でお見積もり・相談を受けてくれることもあります。

運用のイメージを膨らますためにも、購入を悩んだツールがあれば積極的に無料お見積もり・相談を利用してみてはいかがでしょうか?

おすすめの記事