【入門編】PHPとは?PHPの意味やできることを分かりやすく徹底解説!
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プログラミング言語に触れる機会は非常に多くなりました。

実際に、2020年から小学校ではプログラミング教育が必修となっています。

そのため、ITエンジニアだけでなく、学生や大人も目にする機会が増えているのです。

プログラミング言語にはさまざまな種類がありますが、その中でも人気な言語としてPHPを挙げることができます。

PHPは、一般的にサーバーサイドで使用される言語です。

はじめてPHPという言葉を知った方の中には、どのような言語なのか知りたいと思われる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、PHPの基礎知識や人気な理由についてご紹介します。

また、できることやソースコードについても触れますので、ぜひ参考にしてください。

PHPとは?意味をわかりやすく解説

PHPとは、The PHP Groupによって開発された凡庸プログラミング言語です。

元々、ラスマス・ラードフがC言語でCGIプログラムを開発していました。

そして、いくつかの開発工程を経てオープンソース化されたことで、現在のPHPの基礎が確立しました。

PHPは、サーバーサイドで使われる言語です。

データベースへのアクセスが容易なので、Webアプリケーション開発に向いています。

また、現在ではスマホアプリ開発などにも用いられるため、さまざまな分野で使われているプログラミング言語です。

なぜ使われる?PHPが人気な理由5

PHPは歴史が比較的長く、数多くのエンジニアに支持される言語です。

しかし、なぜこれだけ人気があるのでしょうか。

人気がある理由を具体的に5つご紹介します。

習得のしやすさ

1つ目は、習得がしやすいことです。

PHPはプログラミング言語の中でも手軽に扱うことができます。

例えば、HTMLに直接組み込むことができるため、使用するまでのハードルが低いです。

また、プログラミングによくある概念を覚えなくても使うことができます。

Javaはオブジェクト指向を採用している言語です。

そのため、まずはオブジェクト指向の意味を深く学ぶ必要があります。

また、C言語にはポインターの概念がありますが、そこで躓く人も実際に多いです。

オブジェクト指向やポインターは初心者にとって難しい概念になります。

そのため、習得に時間がかかるのです。

しかし、PHPは特別な概念を知らなくてもソースコードを書くことができます。

その手軽さが人気の理由のひとつになるでしょう。

コミュニティが確立している

コミュニティが確立していることも人気がある理由のひとつです。

例えば、インターネットでPHPの基礎を調べれば、たくさんのサイトがヒットします。

そのため、学びやすく非常にとっつきやすい言語です。

また、情報が豊富なため、エラーが発生したときも解決しやすいでしょう。

実際に、参考文献が少ない言語の場合、解決できないエラーに遭遇しても適切な方法をインターネット上から見つけられないことがあります。

日本語のサイトで見つからなければ、英語で書かれたWebサイトを翻訳し、解決策を見つけなければならないことも珍しくありません。

しかし、PHPは使用しているエンジニアがたくさんいるため、Qiitaなどで同じエラーの解決方法が掲載されていることも多いです。

また、teratailOKWAVEStack Overflowを利用して質問すれば、答えてくれるエンジニアも多いため、エラーを解決できる環境が構築されています。

習得しやすいという人気の理由につながる部分もありますが、コミュニティが確立していることが人気を押し上げているといっても過言ではないでしょう。

有名なCMSで使われている

3つ目の理由は、WordPressで使われているからです。

WordPressは、インターネット上のすべてのサイトの中で43%も使われているCMSになります。

WordPressPHPで開発されており、それを使用してサイトを構築するなら必須の知識です。

また、テーマやプラグインなどもPHPで開発されることが多く、オリジナルのものを制作するときは使わざるを得ません。

このように、Webアプリケーション開発やWebサイトを構築する際、必要な知識になることが多いため人気があります。

シェア率が高い

シェア率が高いことも人気の理由として挙げられます。

W3Techsの調査によれば、サーバーサイドで使われているプログラミング言語でもっとも使用率が高いのがPHPです。

その使用率は、78.1%となっています。

2位のASP.NETに大差をつけており、シェア率が高いことを伺い知ることができるでしょう。

シェア率が高いということは、さまざまな開発現場で使われているということになります

つまり、PHPを学べばそのスキルを活かせられる場面がたくさんあるということです。

また、PHPエンジニアの需要は高く、求人も豊富にあります。

そのため、習得すればエンジニアとして働きやすくなるのです。

シェア率が高いと学習せざるを得なくなるため、多くのエンジニアに習得されているプログラミング言語であるといえます。

フレームワークが豊富

5つ目は、フレームワークが豊富な点です。

フレームワークとは、アプリケーションの枠組みを意味します。

実際に使うことで、アプリケーションの基礎部分の開発工程を省くことが可能です。

また、開発に必要な道具が揃っているため、効率よくシステムを組むことができます。

フレームワークを利用すれば、このようにたくさんのメリットを得られます。

そして、PHPにはそれが豊富に揃っているため、企業案件などでも採用される機会が多くなっています。

PHPの懸念点とは?

このように、さまざまな利点があるため非常に人気の言語です。

しかし、デメリットもいくつか存在します。

具体的に、PHPの懸念点にはどのようなものがあるのかチェックしていきましょう。

自由度が高い

1つ目は、自由度が高いことです。

一見、自由なことはメリットのようにも思えます。

しかし、プログラミングにおいて自由度が高いと弊害もいくつか発生するのです。

そのひとつとして可読性を挙げることができます。

複数のエンジニアでプロジェクトを共有する場合、ほかのエンジニアが書いたコードを読む機会は多いです。

ソースコードは、それぞれのエンジニアで癖があります。

そして、自由度が高いプログラミング言語であればあるほど、癖が出やすくコーディングスタイルが混在してしまいやすいです。

そのため、ほかの人が書いたコードを読むとき、理解しづらくなります。

また、保守の観点からも好ましいことではないため、プロジェクトごとで共通ルールなどを設ける必要があるでしょう。

実行速度が遅いこと

2つ目の懸念点は、実行速度が遅いという点です。

PHPはインタプリタ言語であり、ソースコードを1行ずつ機械語に翻訳して実行するという特徴があります。

そのため、実行速度は速くありません。

一方、Javaなどのコンパイラ言語は、ソースコードを一括で機械語に翻訳して実行します。

コンパイラ言語は工数が少ないため、インタプリタ言語に比べて実行速度が速いです。

H3:Web系に特化している言語

Web系に特化していることがデメリットになります。

基本的にPHPWebアプリケーションなどの開発に用いられることが多いです。

たしかに、モバイルアプリなどを作成できないことはありませんが、シェア率は低くなっています。

Web開発以外のプロジェクトでは、習得した知識が役立たないこともあるので、注意するようにしましょう。

PHPでできることと10

PHPでできることは、非常にたくさんあります。

その中でも有名なものを厳選してご紹介しますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。

H3:ショッピングサイトの開発

1つ目は、ショッピングサイトの開発です。

ECサイトともいわれます。

EC-CUBEというECサイト作成ツールがPHPで開発されており、PHPを習得すればカスタマイズも行うことができるでしょう。

ブログの構築

2つ目は、ブログの開発です。

基本的にブログを構築する際は、一般的にWordPressを利用します。

WordPressをインストールしてからオリジナルの機能やテーマを開発していくイメージです。

元々、WordPressPHPで開発されており、カスタマイズする際には必須の知識になります。

H3:ホームページ制作

3つ目は、ホームページ制作です。

PHPはプログラムからメールを送信することもできるため、お問い合わせフォームを実装することができます。

また、サービスの紹介やコラム記事の掲載など、ホームページに必要な機能をすべて実装することが可能です。

SNSサイトの開発

SNSサイトを開発することもできます。

SNSサイトは、TwitterFacebookなどが有名です。

現在、FacebookHackを使用していますが、当初FacebookPHPで開発されたサービスになります。

そのため、SNSに求められる機能を実装できることがわかります。

APIを利用した外部サービスとの連携

5つ目は、APIを利用して外部サービスと連携できることです。

外部サービスには下記のようなものが挙げられます。

 

  • Twitter
  • Rakuten Developers
  • Amazonアソシエイト
  • Facebook
  • Instagram

 

連携することで、プログラムからTwitterでつぶやくことができたり、Instagramの投稿写真を取得したりすることが可能です。

また、外部サービスのログイン機能を利用して自社サービスにログインさせることもできます。

このように、外部サービスを利用すれば、実装の手間を省けたり、ユーザービリティを向上させたりできるため非常に便利です。

予約システムの構築

6つ目は、予約システムの構築です。

PHPは、データベースにアクセスすることを得意とするプログラミング言語です。

実際にSQL文を発行してデータベースに情報を登録したり、取得したりすることができます。

そのため、予約システムの構築に向いているのです。

また、OpenReafなどのオープンソースもあるため、開発効率が良いという点もPHPを使うメリットになるでしょう。

社内管理システムの開発

7つ目が社内管理システムの開発です。

働き方改革の推進や感染症リスクからリモートワークが増えました。

リモートワークは、オフィスに出社しないため、勤怠管理などが課題になりやすいです。

そのため、社内管理システムを構築してリモートワークに対応した企業も少なくありません。

PHPは、勤怠管理システムを開発が可能です。

また、チャットツールなども作成できるため、充実した社内管理システムを開発することもできます。

検索機能の実装

8つ目は、検索機能の実装です。

データベースを操作することができるため、膨大なデータから特定の情報を取得することができます。

例えば、検索ワードから関連する記事一覧を表示させたり、特定のユーザー情報を取得したりすることも可能です。

また、ショッピングサイトの中には商品の検索をPHPで実装しているところはたくさんあります。

バッチ処理

9つ目は、バッチの処理です。

バッチ処理とは、まとめて行う処理のことになります。

例えば、データの集計やバックアップなどをバッチ処理で行うケースが多いです。

バッチ処理のメリットは、一度にたくさんの処理をまとめて行えるという点です。

また、自動で処理をしてくれるため、開始したらプログラムがすべて代わり作業をしてくれます。

もちろん、PHPでもバッチ処理の実装は可能になるため、できることのひとつに数えられるでしょう。

グループウェアシステムの開発

最後は、グループウェアシステムの開発です。

グループウェアシステムとは、企業内のコミュニケーションを円滑にするためのソフトウェアを意味します。

システムの中には、掲示板やメモ、ファイル共有、スケジュール管理などさまざまな機能が集約されており、社員間でコミュニケーションを取るときや情報を共有する際に使用することが多いです。

情報にアクセスしやすく、ペーパーレス化などを図れるため、企業でも導入するところが増えています。

グループウェアに必要な機能をPHPで開発することが可能となっており、開発する際に主要言語として採用されることも少なくありません。

ソースコードあり!PHPの基本に触れてみよう!

PHPは初心者でも理解しやすい言語です。

ここでは、実際にPHPのソースコードに触れていきます。

今回取り上げる基礎は下記の通りです。

 

  • 関数
  • コメント化
  • 条件分岐
  • ループ処理

 

それぞれの内容について詳しく解説しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

変数について触れよう!

変数とは、文字列や数値を代入することができる箱のようなものです。

PHPでは、下記のように使用します。

変数の書き方
<php

$text = '変数';

?>

変数を使うことで、同じ値を使い回すことが可能です。

また、再代入して値を変えることもできます。

コメント化する方法を知る!

コメント化を使用するとソースコードを無効化することができたり、ソースコードの意味を記載しておくことができたりします。

コメント化は下記のように記載するのが一般的です。

コメントの書き方
<php

$text = '変数';//textに変数という文字列を代入しています。

//$text = '変数';ソースコードを無効化しています。

/*

このように、複数行にまたがってコメントすることもできます。

この部分もコメントです。

*/

?>

コメント化といっても複数の記載方法があります。

//」を使用してコメント化する場合、記載できるコメントは一行のみです。

複数行にまたがってコメントするときは、「/*複数行のコメント*/」を使用してください。

条件分岐について

条件分岐は、条件を満たす場合とそうでないときで処理の仕方を変える方法です。

一般的に、if文やswitch文を使用します。

if文を使用して条件分岐を実現する方法は下記です。

条件分岐の書き方
<php

$num = 11;

if($num == 11){

print('変数に代入されている数値は11です。');

}else{

print('変数に代入されている数値は11以外です。');

}

?>

変数numの数値が11の場合、if文の中の処理、それ以外の数値のときは、else文の処理を実行します。

ループ文を書いてみよう!

ループ文とは、同じ処理を繰り返す構文のことです。

ループ文は下記のように記載します。

ループの書き方
for ($num = 1; $num <= 10; $num++) {

    echo $num;

}

この例の場合、1,2,3,4..という数値が出力されます。

条件式を記載し、その条件を満たさなくなるまで繰り返し処理が実行される構文です。

実際には、データベースから取得した情報を変数に格納するときなどに使われます。

PHPを学ぶために最適な方法3

PHPは習得しやすいプログラミング言語ですが、簡単に身につけられるわけではありません。

習得までには、ある程度の知識を身につける必要があります。

PHPの学習方法についてご紹介しますので、PHPを使ったシステム開発を検討している人は、参考にしてください。

書籍でじっくり学ぶ

1つ目の学習方法は、書籍で学ぶ方法です。

PHPを学習できる書籍はたくさんあります。

また、多くの書籍はソースコードを書きながら学べるものが多くなっているため、手を動かしながら学習していくことが可能です。

Webサイトで手軽に学ぶ

 2つ目は、Webサイトで学ぶ方法です。

PHPはよく知られた言語になります。

そのため、数多くのエンジニアがすでに学習した内容などをWebサイト上で公開しているのです。

Webサイトを活用すれば、学習にかかるコストは非常に少なくなります。

そのため、費用面で大きなメリットがあるでしょう。

オンラインスクールに通う

 3つ目がオンラインスクールに通う方法です。

さまざまな開発現場でPHPが使われるようになったとき、まだプログラミングスクールは存在していませんでした。

多くのエンジニアは、書籍などを活用して学ぶのが一般的だったのです。

しかし、現在はPHPを扱うオンラインスクールが数多く存在します。

そのため、現役エンジニアや講師から直接指導を受けることが可能です。

しかし、まとまった費用が必要になるため、Webサイトや書籍を活用した学習方法よりもコストが高くなります。

また、オンラインスクールの中には、まとまった時間を確保できないと受講できないところも少なくありません。

例えば、日頃仕事で忙しいビジネスマンの中には、通いづらいと感じる方もいるでしょう。

まとめ

今回は、PHPの基礎をわかりやすく解説しました。

PHPは、習得しやすくフレームワークが豊富など、人気の理由が数多く存在します。

また、予約システムの構築やお問い合わせフォームの制作、チャットシステムなど開発できるものも非常に多いです。

そのため、さまざまな開発現場でPHPは使用されている言語になります。

今回ご紹介したPHPのソースコードは基礎的なものばかりです。

もっと深く使い方を知りたいという人は書籍などを購入してスキルを習得してみてはいかがでしょうか。

 

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