【初心者必見!】アプリ開発は初心者でも可能か?必要な知識や外部発注する場合の注意点とは?

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アプリ開発は一般的にiPhoneAndroidのアプリケーション開発を意味します。

iPhoneなどスマホが登場したばかりの頃、アプリ開発は過熱していました。

しかし、現在は流石に落ち着いたものの、個人や企業の中には参入しようとする方も少なくありません。

また、昔に比べて開発がしやすくなりました。

その理由は、プログラミング言語の仕様が簡素化されていたり、ハイブリット開発が登場したりしているからです。

今まで開発経験のない初心者の中には、これからアプリ開発を進めたいと思われている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、初心者でもアプリ開発をする際に覚えておきたい知識を詳しく解説しますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。

アプリ開発は初心者にとってハードルが高い?

結論から申し上げれば、初心者でも1人の力でアプリ開発をすることは可能です。

なぜ可能といえるのか、その理由を具体的にご紹介します。

学べる場所がすぐに見つかる

昔に比べて学習しやすい環境が構築されているからです。

本気で学ぼうと思えば、すぐに学習を進められる環境があります。

スマホが登場した当初は、書籍においても非常に少なく、海外のサイトを見たりして手探りで開発を進める必要がありました。

しかし、現在は下記のように学習ツールが豊富です。

 

  • 書籍
  • 動画
  • プログラミングスクールなど

 

そのため、初心者でも容易に制作を進めることができるでしょう。

フレームワークが提供されている

2つ目はフレームワークが提供されていることです。

初心者の中には、モバイルアプリ開発の経験はないがWebサイトは構築したことがあるという方もいるのではないでしょうか。

アプリ開発を進める上で大きなハードルとなるのがプログラミング言語の習得です。

具体的な内容は後述しますが、それぞれのモバイルOSによって使用言語は異なります。

そのため、OSが変わるたびに新しい言語を習得しなければなりません。

また、OSで動作する言語は非常に本格的です。

つまり、素人が簡単に習得できるものではありません。

しかし、フレームワークを利用すれば、OS独自の言語を習得しなくても自分がわかるプログラミング言語で開発を進めることができます。

例えば、React Nativeを使用すれば、JavaScriptでアプリ開発を進められるのです。

このように、現在はフレームワークが豊富にあるので、習得している言語があれば、スムーズにハイブリッド開発ができるでしょう。

コミュニティが確立している

3つ目はコミュニティが確立している点です。

アプリ開発を進める上でハードルとなるのがエラーへの対処になります。

コンパイルエラーは、間違っている部分をコンパイラが教えてくれるので、比較的解決しやすいです。

しかし、実行時エラーはアプリが固まったり、落ちたりするだけなので、どこが問題なのか指摘してもらうことができません。

基本的にシステム開発はエラーへの対処で多くの時間を使用します。

解決できなければ、アプリとしての運用ができませんので、そこで諦めてしまう初心者も少なくありません。

しかし、現在はスマホが発売されてから10年以上経過しているため、インターネット上に参考文献が数多くあります。

そのような情報を見ながら一人で解決していくことができるので、初心者でも取り組みやすくなっているといえるでしょう。

アプリ開発で得られる5つのメリット

アプリ開発をすることで得られるメリットは大まかに分けて5つあります。

それぞれのメリットについて詳しく解説していきますので、ぜひ魅力を把握してみてください。

アプリマーケティングができる

1つ目のメリットは、アプリマーケティングができるという点です。

アプリマーケティングとは、アプリを配信し顧客に自社店舗などを利用してもらう取り組みになります。

アプリの中でポイントを管理できたり、クーポンを発行していたりするところも多いですが、それはアプリマーケティングの一環です。

企業が自社の商品・サービスを紹介するためのアプリを開発し、公開すれば宣伝効果を期待することができます。

最終的には利益向上につながる可能性もあるので、企業にとっても大きなメリットです。

知識やスキルを身に付けられる

2つ目のメリットは、スキルや知識を身に付けられることです。

基本的にアプリ開発をすれば、下記のような知識やスキルを習得することができます。

 

  • プログラミング言語
  • UIデザイン
  • フレームワーク
  • 統合開発環境
  • バックエンドの知識(サーバー、データベース)
  • バグの対処

 

習得できる知識は、プログラミング言語だけに限りません。

例えば、ユーザーを会員登録させる機能を搭載する場合、サーバー構築が必要になります。

そのため、自然とサーバーやデータベースのスキルが身に付くのです。

また、デザインパーツをUIに取り入れなければなりませんので、デザイン制作スキルも習得できます。

このように、さまざまな知識やスキルを獲得できるので、アプリ開発をすれば自分の能力を高めることができるでしょう。

プッシュ通知を利用できる

3つ目のメリットはプッシュ通知を実装しユーザーに利用してもらうことができる点です。

プッシュ通知は、提供側のタイミングでユーザーにお知らせすることができる機能を意味します。

例えば、チャットアプリがメッセージを受信すると通知がきますが、それがプッシュ通知機能です。

プッシュ通知はユーザーに対してダイレクトで知らせることができるため、宣伝効果などが非常に大きくなります。

新商品が登場したタイミングなどに通知を送るというような使い方ができるのです。

プッシュ通知は、初心者でも簡単に実装することができます。

このように、スマホの標準機能にアクセスできることもアプリ開発の大きな魅力です。

実績を獲得できる

4つ目のメリットは、自分の実績になるという点です。

個人がアプリ開発をする場合、就職や仕事を獲得するときになどに実績として役立てることができます。

また、企業の場合は開発実績としてホームページに掲載し、企業からの依頼を受けることもできるでしょう。

収入を増やすことができる

5つ目のメリットは収益を増やすことができる点です。

アプリは有料で公開することもできるため、インストールに応じて利益を獲得することもできます。

また、アプリ内課金を実装してユーザーに追加サービスを購入してもらうという仕組みを採用することも可能です。

さらに、アプリ内に広告を掲載すれば、広告費用を得ることもできます。

このように、利益を得られる仕組みが複数あるので、アプリ開発をすれば収入を増やすことができるでしょう。

良いことばかりじゃない!3つのデメリット

魅力的な点が多いですが、逆にデメリットも存在します。

ここでは、具体的に3つのデメリットを解説しますので、ぜひチェックしてください。

期待通りの収益を得られるわけではない

1つ目は、必ずしも予想通りの収益を獲得できるとは限らないという点です。

基本的にほとんどのアプリは収益目的もしくはマーケティングのために公開されています。

実際に、これから開発を検討している方も収益目的という方が多いのではないでしょうか。

しかし、すべてのアプリが稼げているというわけではありません。

1ヶ月10,000円の利益を獲得できないアプリも珍しくないのです。

一方、開発には時間と手間がかかります。

これだけ苦労したのに収益は少ないというような結果になることもあるため、注意するようにしましょう。

審査に通過する必要がある

2つ目はアプリ公開には審査が必要であるという点です。

アプリを一般向けに公開する際、App StoreGoogle Playの審査を通過しなければなりません。

審査に落ちてしまうとストアを利用して公開することはできませんので、注意が必要です。

知識やスキルが必要

3つ目のデメリットは、知識やスキルを要求されるという点です。

現在はアプリ開発に関する情報が豊富にあるため、自分で解決策を見つけ出すことはできます。

しかし、プログラミング言語などは独学の場合、自分の力で習得しなければならないので大変です。

また、習得にはある程度の時間がかかります。

アイデアをすぐにアプリとして形にしたい場合でもスキルの習得に時間がかかるため、すぐに公開することはできません。

そのため、システムエンジニアを雇う、外部のシステム開発企業に委託するというようなアクションが必要です。

アプリ開発の種類を知る

初心者がアプリ開発をする場合、まずアプリ開発の種類についてしっかりと把握しておく必要があります。

種類別に分類し、使用言語及び開発環境について詳しく解説しますので、どのような知識が必要なのかチェックしてください。

iOS開発

iOSとは、iPhoneに用いられているモバイルOSのことです。

また、iOS開発という場合、iPhoneアプリ開発を意味しているという認識で問題ありません。

Apple社によって提供されており、日本でiPhoneのシェア率は45.7%にも及びます。

そのため、アプリ開発を考えるならiPhoneの対応を無視することはできません。

使用言語

iOS開発で使用されるプログラミング言語はSwiftです。

Swiftは、2014Worldwide Developers Conferenceで発表された言語になります。

具体的な特徴は下記の通りです。

 

  • モダン
  • 安全性が高い
  • 高速な動作
  • インタラクティブ

 

元々、iOS開発にはObjective-Cという言語が使用されていました。

昔から開発に携わっている方の中で知らない人はいない言語です。

C言語に似た言語であり、高速な動作が大きな特徴になります。

しかし、Objective-Cはプログラミング言語の中でも仕様が複雑というデメリットを持っていました。

一方、SwiftObjective-Cの複雑さを取り除き、さらに安全にバグ補足を行っている言語です。

そのため、使いやすく動作の安定性も高いのが特徴になるでしょう。

開発環境

開発環境はXcodeです。

XcodeMacのみに搭載されている統合開発環境になるため、Windowsを使用している方はMacの購入が必要になります。

しかし、無料配布されているため、アプリケーションをインストールするために別途で料金を支払う必要はありません。

Android開発

Androidアプリ開発を意味します。

使用言語や開発環境は下記の通りです。

使用言語

Android開発に用いられるプログラミング言語はKotlinです。

比較的新しい言語で近年、Android開発に採用されたため、知名度が高まりつつあります。

Kotlinの仕様はJavaScriptに似ており、初心者でもとっつきやすいです。

Android開発は、従来Javaが使用されていました。

Javaと言っても一般的なJavaと使われ方が大きく異なりますが、ライブラリを利用して開発されていました。

しかし、現在はKotlinの利便性の高さから主要開発言語に置き換わりつつあります。

Kotlinの利便性が高い理由は簡潔にコードを記述できることです。

型変数の推論やクロージャ、拡張関数などをサポートしているため、Javaに比べてより簡潔に記述することができます。

また、コンパイル速度も変わらないため、Javaよりも利便性が高いです。

ちなみに、Android開発をJavaで行うこともできます。

しかし、初心者の方は開発効率などを考えるとJavaではなく、Kotlinの利用がおすすめです。

開発環境

開発環境はAndroid Studioです。

Android StudioGoogleが提供する統合開発環境になります。

WindowsMacLinuxにも対応しており、iOS開発とは異なりPCのオペレーティングシステムはどのような種類でも問題ありません。

ハイブリッド開発

3つ目はハイブリッド開発です。

ハイブリッド開発は、iOSAndroid両方に対応できるアプリを1度に制作することができる手法を意味します。

有名なプラットフォームは下記です。

 

  • Monaca
  • Apache Cordova
  • Unity
  • Xamarin
  • React Native

 

また、ハイブリッド開発を採用することで、下記のようなメリットを獲得することができます。

 

  • すべてのモバイルOSに対応するアプリを開発できる
  • Webなどの知識を活かして制作を進められる

 

しかし、SwiftKotlinなど、開発元が推奨している言語を使用しないため、プッシュ通知など標準機能を利用できない可能性もあります。

また、動作が重たかったり、想定していない挙動を起こしたりするケースも少なくないため、スムーズに開発を進められないこともあるでしょう。

使用言語

ハイブリッド開発の使用言語は、フレームワークやプラットフォームによって異なります。

フレームワーク、プラットフォームごとにそれぞれ使用できる言語をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。

 

プラットフォーム

プログラミング言語

Monaca

HTML

JavaScript

CSS

Apache Cordova

HTML

JavaScript

CSS

Xamarin

C#

React Native

JavaScript

Unity

C#

 

開発環境

それぞれのプラットフォーム上で開発を行うことになります。

例えば、Unityを使用する場合、Unityが提供する開発環境で機能を実装していくのが一般的です。

初心者がアプリ開発をする際、やるべきこと3

初心者がアプリ開発をする際、やるべきことは3つあります。

ご紹介することを実践すれば、アプリ開発をよりスムーズに進められる可能性があるので、ぜひチェックしてください。

プログラミング言語の習得

1つ目は、プログラミング言語の習得です。

アプリ開発を自分で行う場合、言語習得は避けることができません。

それはどのような開発手法を選択したとしても同じことがいえるでしょう。

初心者がプログラミング言語を習得する際に必要な時間はおおよそ3040時間です。

基本文法やライブラリの使い方などをすべて習得すれば、リファレンスを見ながら思い描いた機能を実装できるようになります。

統合開発環境に慣れる

2つ目は、統合開発環境に慣れることです。

基本的にiOSXcodeAndroidAndroid Studioを使用します。

それぞれで使い方が異なっていたりするため、慣れるまでに時間がかかります。

また、アプリを公開するときは、統合開発環境の中でも複雑に感じる機能を使用しなければなりません。

例えば、iOSの場合プロビジョニングプロファイルを設定したり、公開用のファイルを作成したりする必要があります。

統合開発環境は非常に機能が豊富で慣れるまで時間がかかるため、初心者はまずUIや機能に慣れることからはじめましょう。

ライブラリに触れる

基本的に開発をするときは、すべての工程を自分の力だけで行うのではなく、ライブラリなどを使用して機能実装を省略するのが一般的です。

そのため、ライブラリをプロジェクトにインポートする機会は非常に多くなります。

ライブラリの種類の把握、ソースコードを読む力、インポートのやり方などを学ぶ必要があるため、それにも一定の時間がかかります。

初心者でもアプリ開発を成功させる3つのTIPS

アプリ開発でよく「挫折」という言葉を聞くことがあります。

アプリ開発を試みる人の中には、プログラミング言語を最後まで理解できなかったり、膨大な作業に心が折れてしまったりする方も珍しくありません。

挫折したくないという方は、これからご紹介するアプリ開発成功のTIPSをぜひチェックしてみてください。

目標を高く設定しない

目標設定は非常に重要です。

例えば、はじめからLINEのようなアプリ制作を目標にしていると途中で挫折しやすいでしょう。

とても高機能なアプリはそれだけ時間もかかります。

また、サーバーを契約したり、その中でデータベースを構築したりしなければなりませんので、要求されるスキルも非常に高くなってしまうのです。

初心者がアプリ開発をするときは、目標をできるだけ小さくするようにしましょう。

例えば、メモアプリや電卓など簡単に作れるものを中心に開発するのがおすすめです。

また、高機能なアプリを開発したい人は、目標を細分化します。

例えば、機能ごとにわけて目標を設定し、実装できたら達成という形にするのです。

そうすることで、機能実装ごとに達成感を得ることができるだけでなく、それらの機能を最後にまとめて高機能なアプリにすることもできます。

このように、目標設定を小さくすると挫折せずに開発を進められるでしょう。

モチベーションを維持する

モチベーションを維持する努力をしましょう。

経験のあるエンジニアでも1回も壁にぶつからずに開発できるアプリはありません。

当然、初心者はとても多くの壁にぶつかることになります。

その都度、ストレスや負担を感じたりするので、それに耐えるためのメンタルが必要です。

壁にぶつかっても最後までやり遂げるためには、モチベーションの維持が欠かせません。

こまめに休憩を取ったり、カフェなどを利用したりするなど、モチベーション維持のための努力をするようにしましょう。

他人を頼る

他人を頼ることも成功に導く秘訣のひとつです。

初心者でもアプリ開発をすることはできますが、高機能なアプリを作れるようになるためには、時間が必要になります。

そのため、思い描くアプリを短時間で開発することは難しいでしょう。

もし、予算に余裕があるのなら、他人に頼るのもひとつの手です。

例えば、企業ならエンジニアを雇用して開発部を立ち上げてアプリ開発を進めるのもひとつの方法になります。

また、現在はアプリ開発を請け負ってくれるIT企業は少なくありません。

ある程度の予算は必要になりますが、自分の理想通りのアプリを短時間で作ってもらうことができるので、

自分で作ることに限界を感じている方は委託を検討するのもおすすめです。

外部発注する際の注意点

初心者がアプリ開発をする場合、スキルを身に付けなければならないので、時間がかかります。

そのため、短時間で思い描くアプリを作りたいという方には外部発注がおすすめです。

しかし、外部発注にはいくつかの注意点があります。

もし、委託を検討しているなら契約する前に注意点をご確認ください。

対応デバイスを確認する

外部発注する際の注意点は、対応デバイスを確認することです。

iOSAndroidなどモバイルOSだけでなく、端末のサイズなども確認しておきましょう。

例えば、スマホだけでなくタブレットなどにも対応させる場合、マルチデバイス対応の画面設計にしなければなりません。

開発スケジュールを確認する

開発スケジュールをあらかじめ決めておくことが必要です。

アプリのリリース日を設定し、それにあわせて日程を決めます。

また、工数や費用なども確認しておくのがおすすめです。

運用後の対応をチェックする

運用後にバグなどが発生し、修正しなければならないことも少なくありません。

そのため、運用後にバグなどが発生した場合の対応可否について事前に確認しておくことが求められます。

また、保守費用が必要な場合、具体的な金額を聞いておく必要があるでしょう。

まとめ

今回は、初心者でもアプリ開発をすることができるのか、アプリ開発のメリット、外部発注する際の注意点について解説しました。

アプリ開発は初心者でも行うことができます。

しかし、知識やスキルが必要になるため、本格的なアプリを作れるようになるまでに時間がかかります。

今思い描いているアプリをすぐに実現したいという方は、外部発注をするのがおすすめです。

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