法人向けホームルーター(置くだけWi-Fi)徹底比較|請求書払い・短期利用・移動可否で選ぶ最適解

※この記事には一部PRが含まれます。

「光回線の工事ができない」「すぐに使いたい」「短期利用になるかもしれない」

今、こうした理由から、法人契約できるホームルーター(置くだけWi-Fi)を選ぶ企業が急増しています。

工事不要で、コンセントに挿すだけでその日からインターネットが開通する手軽さは、ビジネスのスピードを落とさないための強力な武器です。

しかし、いざ契約しようとすると、個人向けサービスとは異なる「法人特有の壁」に直面します。

  • 法人名義で契約できるのか
  • 個人向けサービスを法人で使って問題ないのか
  • 経理や契約面で後から困らないか

本記事では、法人利用を前提に主要4サービス(BizAir、ソフトバンク、ドコモ、WiMAX)を徹底比較しました。

単なる料金比較だけでなく、「請求書払いの可否」「GPSによる移動制限の有無」「店舗集客機能」など、実務に直結する選び方を解説します。

目次

法人でもホームルーター(置くだけWi-Fi)は契約できる?

法人向けにホームルーターを検討する際、多くの方が最初につまずくのが「そもそも法人名義で契約できるのか?」という点です。

結論から言えば、法人名義で契約できるホームルーターは存在します。法人が業務利用として契約することは十分に可能であり、実務上も法人契約を選択したほうが合理的なケースが増えています。

結論:法人名義で契約できるホームルーター(置くだけWi-Fi)は存在する

 現在提供されているホームルーターの中には、個人向けだけでなく、法人向けプランを用意しているサービスや、個人向けを前提としつつ法人利用も可能なサービスがあります。

単に「会社名で契約できる」だけではありません。複数台の一括管理機能や、法人ならではの支払い方法に対応するなど、ビジネス利用を前提とした設計になっています。 

特に昨今は、働き方の多様化(テレワーク、シェアオフィス、建設現場のIT化)に伴い、「工事不要ですぐに使える業務用回線」としての需要が急増しており、各社とも法人サービスの拡充に力を入れています。

ただし、すべてのサービスが法人利用に適しているわけではなく「法人契約できる」ことと「法人利用に向いている」ことは別問題です。

 

法人契約と個人契約の違い【実務比較】

「代表者の個人名義で契約して、会社で使えばいいのでは?」と思われるかもしれませんが、実務上では以下のような大きな違いがあります。

比較項目法事契約個人契約
契約名義株式会社〇〇代表取締役~個人名
支払い方法請求書払い / 口座振替 / クレカクレジットカードが主流
必要書類登記簿謄本(履歴事項全部証明書)など免許証などの本人確認書類
経理処理法人名義の適格請求書(インボイス対応)個人立替精算の手間が発生
サポート法人専用デスクがある場合が多い一般窓口(混雑しがち)
特典複数台割引・ボリュームディスカウントキャッシュバック(個人口座振込)

 最大の違いは「信用」と「管理」です。法人名義であれば、会社の資産として通信回線を管理でき、継続利用するほど運用負荷は低くなります。

 

個人契約を法人利用する際の注意点

 スタートアップや個人事業主の場合、手軽さから個人契約を選びがちですが、以下のリスクを理解しておく必要があります。

  • 「商用利用」や「不特定多数への通信提供」など利用規約違反のリスク
  • 税務調査時の名義が個人のため指摘される
  • インボイス制度への対応

「最初は短期のつもりだったが、結果的に長期利用になった」という場合でも、後から法人契約に切り替えられず、運用面で不便を感じることがあります。

事業として利用するならば、最初から「法人契約」を選ぶのが確実です。

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メリット・デメリットから紐解く、法人が選ぶべきケース

メリット

ホームルーターは、導入の手軽さが魅力である一方、すべての法人に万能というわけではありません。光回線と比べた際のメリット・デメリットを踏まえ、どのような法人・利用シーンに向いているのかを具体的に整理します。

【メリット1】工事不要で、開業・移転直後すぐ導入可能

 ホームルーターは、即日導入できる点が最大のメリットです。光回線は申し込みから開通まで数週間~2ヶ月以上待たされることも珍しくありません。 

暫定回線として導入し、後から光回線に切り替えるといった使い方も可能なため、スピードを最優先したい法人には非常に相性が良い選択肢です。

また、賃貸オフィスの構造上、壁に穴を開ける工事が許可されないケースにも有効です。

ホームルーターを選ぶべき企業
  • オフィスを開業・移転したが、回線工事が間に合わない
  • テナントビル側の制約で、光回線の引き込み工事ができない
  • 「明日から」業務を始めたい

【メリット2】建設現場や短期イベントなど、場所を変えて使う

 「固定回線」はその名の通り、場所に固定されます。一度引くと、撤去や移転には工事費と手間がかかります。

一方ホームルーターは、機器を移動させるだけで通信環境を移設できるため、短期利用や移動を前提とした法人利用に向いています。ただし、ドコモ(home 5G)やソフトバンク(Air)は規約上、登録住所以外での利用が厳禁されています。移動利用を前提とする場合は、必ずGPS制限のない「WiMAX系(BizAir等)」を選んでください。

また、利用エリアや電波状況によって通信品質が変わるため、事前に対応エリアを確認しておくことが重要です。

ホームルーターを選ぶべき企業
  • 建設現場の仮設事務所(プレハブ)で、半年〜1年だけ使いたい
  • イベント会場や展示会ブースで、数日間だけWi-Fiが必要
  • 選挙事務所やポップアップストアなど、短期撤収が前提の拠点

 

【メリット3】配線を隠して、お客様用Wi-Fiを提供できる

店舗やショールームなど、来客対応がある法人では、見た目のシンプルさも重要な要素です。

ホームルーターは電源コード1本で済むため、お客様用Wi-Fiを簡単に提供できます。また、一部機種には「業務用」と「お客様用」の回線を分ける機能があり、セキュリティを確保しながらフリーWi-Fiを提供できる点もメリットです。

特に、小規模店舗やテナントでは、「工事ができない」「配線を増やしたくない」という理由から、ホームルーターが現実的な選択になることがあります。

ホームルーターを選ぶべき企業
  • カフェ、レストラン、美容室、ネイルサロン、クリニックの待合室
  • お客様に「Wi-Fiありますか?」とよく聞かれる店舗

  

【避けるべきケース】大規模オフィス等

 一方で、ホームルーターが向かない法人も存在します。無理に導入すると通信の安定性や拡張性の面で支障が出るため、「法人向け光回線(固定回線)」の導入をお勧めします。

ホームルーターを避けるべきケース
  1. 常時多人数が同時接続する
    数十人の社員が一斉にアクセスする企業など

  2. 大容量データの送受信が頻繁
    動画編集プロダクションや、CAD図面を頻繁に送受信する設計事務所など、上り(アップロード)速度と安定性が生命線の業務

  3. 社内サーバーの公開や高度なセキュリティ要件
    固定IP(グローバルIP)が必須な場合や、特定のポート開放が必要な場合

ホームルーターはあくまで「工事不要・柔軟性重視」の回線であることを理解し、用途に合わない場合は無理に選ばない判断も重要です。

法人向けホームルーター(置くだけWi-Fi)の比較で重要な6つの視点

ルーター

法人向けホームルーターを比較する際「月額料金が安い」「最大通信速度が速い」といった表面的な情報だけで選ぶと、導入後に運用面・契約面でミスマッチが起こりやすくなります。

ここでは、法人契約において見るべき6つのポイントを解説します。

1. 法人契約・法人向けプランの有無

 まず確認すべきなのが、そのサービスが法人利用を前提に設計されているかです。法人専用プランがある場合、複数台契約時の割引や、管理画面の提供などの恩恵を受けられるかどうかもポイントです。

  • 法人名義での契約が前提
  • 法人向けサポート窓口
  • 複数台・複数拠点導入への配慮

    一方、個人向けプランを法人利用する場合、規約・サポート・支払い面で制約が出ることがあります。

     

    2. 支払い方法(請求書払い・口座振替の可否)

     法人契約で非常に重要なのが「決済方法」です。

    多くのWeb申し込み窓口は「クレジットカード払い限定」となっており、法人カードを持っていない企業や、社内規定で請求書払い(掛け払い)しか認められていない企業は申し込みすらできません。

    月額料金が安くても、支払い方法が合わなければ導入できないため、必ず事前に確認が必要です。

     

    3. 契約期間と解約金

     ホームルーターは「気軽に使える」印象がありますが、実際には契約期間の縛りや解約金が設定されている場合があります。

    拠点の統廃合、回線の切り替えといった変更が起こりやすい企業は、途中解約時の条件をしっかりと把握しておきましょう

     

    4. 短期利用への向き・不向き

     建設現場やプロジェクト単位で短期利用を想定している場合は、初期費用・最低利用期間・解約条件を含めた総コストで比較する必要があります。 

    また、短期利用の場合は「端末代金の残債リスク」がないレンタルプランを選ぶのが鉄則です。

    5. 同時接続台数と業務安定性

     カタログスペックだけでなく「実用的な接続台数」を見極める必要があります。

    一般的に、同時接続数が増えると1台あたりの速度は落ちます。業務でZoomやTeamsなどのWeb会議を行う場合、安定して使えるのはカタログ値の1/3〜1/5程度と考えておくのが安全です。

    最大通信速度よりも、実際の業務で安定して使えるかどうかを基準に比較しましょう。

    6. 固定IPオプションの有無(必要な場合)

     「社外から社内システムにアクセスする」「防犯カメラの映像を遠隔で見る」といった用途で、固定IPアドレスが必要な場合は要注意です。 

    多くのホームルーターが、標準では固定IPが提供されていません。VPN接続や特定システム利用が必要な場合、選択肢はかなり絞られます。

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    法人向けホームルーター(置くだけWi-Fi)の4社比較表【決定版】

    Wi-Fi ルーター

    法人向けにホームルーターを比較する際は、月額料金だけでなく、契約形態や運用面の違いを横並びで確認することが重要です。以下に、法人利用で差が出やすい項目をまとめました。
    (※2025年12月時点の情報です)

    比較項目① BizAir(ビズエアー)② シンプルフリーWi-Fi③ home 5G(HR02)④ Speed Wi-Fi 5G L13
    法人契約
    月額料金
    (目安)
    法人特別価格
    (要見積もり)
    店舗規模による
    (要問い合わせ)
    5,280円(税込)4,000円台〜(プロバイダによる)
    支払い方法請求書払い / 口座振替 / 窓口によってクレカ対応口座 / クレカ / 請求書対応あり口座 / クレカ / 請求書対応あり(NTTファイナンス)口座 / クレカ / 請求書対応あり(プロバイダによる)
    移動利用
    (GPS)
    利用可能設置場所のみ
    (原則不可)
    設置場所のみ
    (厳格に不可)
    柔軟
    (プラン次第)
    通信回線au 5G / WiMAX等SoftBank 4G/5Gdocomo 5Gau 5G / WiMAX等
    固定IP×(グローバルIPはオプションで対応可能)××(一部プロバイダ)
    契約期間・
    解約
    比較的柔軟要確認縛りありプラン依存

    ※条件はプラン・申込先により異なるため、最新情報は必ず公式で確認してください。

     

    法人向けおすすめホームルーター(置くだけWi-Fi)4選

    おすすめ

    上記の比較表を踏まえ、法人利用という観点で各サービスの「強み」と「選ぶべき企業」を具体的に解説します。(※2025年12月時点の情報です)

     

    1.「BizAir(ビズエアー)」

    ビズエア
    引用元:Biz Air


     
    「BizAir(ビズエアー)」は、法人利用を前提に設計されたホームルーターです。回線は大手キャリア「WiMAX + 5G(au回線)」を利用していますが、契約名義・支払い方法・サポート体制が法人向けに整っており、経理・総務を含めた運用のしやすさが大きな特長です。

    コストも安く抑えられるうえ、登録住所以外への持ち運びも可能なるべく簡単に、かつ低価格でWi-Fiを導入したい企業におすすめの置くだけWi-Fiです。

    法人専用のサポート窓口が用意され、担当者が導入時から運用までを継続的にサポートしてくれる点も安心です。

    • ここが法人向き:請求書払い(掛け払い)標準対応
      多くのサービスが「クレカ限定」や「口座振替の手続きが面倒」な中、BizAirは最初から請求書払いを前提としています。
    • ここが便利:キッティング(設定)済み納品
      面倒なSIMカードのセットや初期設定を済ませた状態で届くため、開封してコンセントに挿すだけで即座に業務を開始できます。情シスがいない支店や、ITに詳しくないスタッフしかいない拠点に最適です。
    • 向いている企業:
      総務・経理担当者が主導で導入する企業、仮設オフィス、現場事務所、短期利用や移転予定がある法人など

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    2.「シンプルフリーWi-Fi」

    シンプルフリーWiFi
    引用元:ソフトバンク


     
    シンプルフリーWi-Fiは、ソフトバンクが提供する、店舗・オフィスなどの法人向けWi-Fiサービスです。1つの端末で2つのWi-Fi環境(SSID)を構築できるため「来客用のフリーWi-Fi」と「従業員向けの業務用Wi-Fi」のように用途を分けることで、セキュリティを保ちながら安全に利用できます。

    5G通信およびWi-Fi6に対応しており、高速かつ安定したネット環境を、工事不要で即座に導入可能です。

    • ここが法人向き:セキュリティの分離
      業務用ネットワークとお客様用ネットワークを論理的に切り離すことが可能です。お客様にWi-Fiを開放しても、POSレジや社内PCに侵入されるリスクがありません。

    • ここが便利:面倒な認証手続き不要
      掲示されたパスワードを入力するだけでお客様もすぐにWi-Fiを利用できます。カフェやクリニックの待合室など、顧客満足度向上に役立ちます。

    • 向いている企業:
      カフェ、レストラン、美容室、ネイルサロン、クリニック、民泊施設など

      3.「home 5G HR02」

      ドコモWi-Fi
      引用元:docomo Business


      NTTドコモが提供する「home 5G HR02」は、通信品質とエリアの広さが強みのホームルーターです。個人向けサービスがベースですが、法人利用は可能です。

      Wi-Fi6にも対応しており、同時接続台数は66台(Wi-Fi64台と有線LAN2台)まで対応しています。ある程度規模が大きなオフィスや飲食店などでも利用可能です。 

      登録住所以外への持ち出しは厳禁です。

      • ここが法人向き:プラチナバンド対応の安定感
        ドコモのスマホが入る場所ならほぼ繋がります。ビルの奥まった会議室や、山間部に近い建設現場など、他社回線では不安定になりがちな場所でも繋がります。

      • ここが便利:Web会議も余裕の速度
        環境が良い場合には、実測ベースでも光回線に近い速度が出るケースがあります。ZoomやTeamsでのWeb会議、大容量ファイルの送受信など、業務効率を最優先する場合の第一選択肢です。

      • 向いている企業:
        メイン回線として通信品質を最優先したいオフィス、電波状況が不安な地方拠点
         

      4.「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」

      UQ WIMAXルーター
      引用元:UQ WIMAX


      KDDIグループのUQコミュニケーションズが提供するサービスです。

      速度重視で選ばれることが多いホームルーターで、端末性能が高くテレワーク用途などにも向いています。複数端末で接続しても遅延が少なく、安定して通信可能です。

      また、プロバイダ選びによってコストや契約期間の柔軟性が高いのも特徴です。

      • ここが法人向き:au5GとWiMAX2+の広域エリア
        最新機種L13は、ドコモhome5Gと同等の最大受信速度4.2Gbpsを誇ります。スタンダードモードで容量無制限で利用可能です。

      • ここが便利:移動利用の柔軟性(要確認)
        WiMAXは登録地点以外での利用に関する制約が少ない傾向にあります(※契約プロバイダやプランによります)。複数の現場を行き来する場合、WiMAXが唯一の解になることがあります。

      • 向いている企業:
        auスマホを業務用に支給している企業(セット割あり)、小規模なオフィスや飲食店、テレワーク・在宅勤務用途

        その他、法人プランがあるWi-Fi

         上記4社のほか、法人向けのホームルータ―を提供している会社を紹介します。

        • Rakuten Turbo
          提供元:楽天モバイル株式会社

        • ギガらくWi-Fi
          提供元:NTT東日本

        • Broad WiMAX
          株式会社Link Life

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        【利用シーン別】導入シミュレーションと選び方

        Wi-Fi オフィス

        法人向けホームルーターを選ぶ際は「どのサービスが一番安いか」ではなく、「自社の利用シーンに合っているか」で判断することが重要です。

         

        1.現場事務所・仮設オフィス(建設・土木・イベント)

        建設現場や期間限定の事務所では、導入スピードと撤去のしやすさが最優先になります。

        • 工事不要ですぐ使える
        • 契約期間が柔軟
        • 請求書払いに対応している

        仮設利用では「数か月で使わなくなる可能性」を前提に考える必要があるため、短期利用に向いた法人契約サービスを選ぶことで、無駄なコストや解約トラブルを避けられます。

        2.新設法人・スタートアップ(IT・士業・コンサル)

         創業直後や事業立ち上げ期では、回線選定に時間やコストをかけすぎることはできません。暫定回線としてホームルーターを導入する判断が現実的です。

        • まずは最低限の通信環境を確保したい
        • オフィス移転の可能性がある
        • 将来的に回線を見直す可能性が高い

        法人契約が可能で後から切り替えやすいサービスを選ぶと、事業の変化にも柔軟に対応できます。

         

        3.店舗・多拠点展開(飲食・美容・小売り)

         お客様にWi-Fiを使わせたい店舗や複数拠点を運営している法人では、管理のしやすさと安定性が重要になります。

        • 拠点ごとに同じサービスを導入できるか
        • 請求や契約をまとめて管理できるか
        • 店舗利用に耐えうる通信品質か

        来客用Wi-Fiとして使う場合は、配線が少なく設置が簡単なホームルーターは有効ですが、同時接続数が増える時間帯の安定性には注意が必要です。

        4.テレワーク・在宅勤務(全業種)

         テレワーク用途では、個人宅での利用環境と法人ルールの両立が課題になります。少人数利用を前提にしたホームルーターが選択肢になります。

        • 在宅勤務者に配布する回線として使えるか
        • 個人宅でも安定して通信できるか
        • 経費処理や契約名義に問題がないか

        ただしVPN接続や固定IPが必要な業務では、別の回線を検討する必要があります。

        法人向け料金・総コストの考え方【短期利用含む】

        コスト

        法人契約において「月額料金が数百円安いから」という理由だけで選ぶのは非常に危険です。

        特に1年〜2年以内の利用や、将来的に解約する可能性がある場合「実質負担総額(TCO)」で比較しないと、実際に支払う総コストが大きく変わる可能性があります。

        月額料金比較が危険な理由

         一見すると、月額料金が安いサービスは魅力的に見えます。しかし、法人契約では以下のような費用が発生する場合があります。

        • 初期費用・事務手数料
        • 端末代金(分割・残債)
        • 最低利用期間内の解約金

          これらを考慮せずに契約すると「月額は安かったのに、短期解約で割高になった」というケースが起こりがちです。利用期間が確定していない法人ほど注意が必要です。

          3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月利用の損益分岐

           法人利用では「どれくらいの期間使う可能性があるか」を想定したうえで、総コストを比較することが重要です。同じサービスでも利用期間によって「得・損」が変わるため、期間別に考える視点が欠かせません。

          • 3ヶ月程度の短期利用
            ・初期費用や解約金の影響が大きく、短期向けプランでないと割高になりやすい。
            ・「法人向けレンタルWi-Fi」が圧倒的にお得。
            ・端末を購入せず、月額料金が高めでも「1日単位・1ヶ月単位」で借りられるサービス(Wi-Fiレンタルどっとこむ等)を選びましょう。

          • 6ヶ月程度の中期利用
            ・月額料金と解約条件のバランスが重要。
            ・「BizAirのレンタルプラン」や「WiMAXの契約期間縛りなしプラン(端末代が安い旧機種等)」を検討しましょう。
            ・最新機種(端末代7万円)を購入すると、解約時の残債で損をする分岐点となります。

          • 12ヶ月以上の利用
            ・月額料金の差が総コストに影響しやすい。
            ・ここで初めて「端末実質無料プラン」が最安になります。長く使うほど、端末代の割引恩恵をフルに受けられます。

          解約金・端末残債の注意点

           多くのホームルーターは、以下のような料金体系をとっています。

          • 月額料金:4,000円〜7,000円
          • 端末代金:40,000円〜80,000円高額!
          • 割引:端末代金を36回分割にし、同額を毎月割り引く(=実質無料

              一見お得に見えますが、これは「36ヶ月(3年)使い続けること」が割引の条件です。もし1年で解約した場合、残り2年分の端末代金(残債)は割引されず一括請求されます。

              例:端末代72,000円(月々2,000円引 × 36回)の機種を、1年(12ヶ月)で解約した場合
              • 支払った端末代:24,000円(実質0円)
              • 解約時の請求額:残りの48,000円(残債)

              「違約金1,000円だからいつでも辞められる」と勘違いしていると、解約時に端末残債数万円が請求され、トータルコストは跳ね上がるのでご注意ください。

              契約前に確認!総務・経理担当者のためのチェックリスト

              契約書

              法人向けホームルーターの導入では、通信品質や料金だけでなく契約・経理面で問題がないかを事前に確認することが重要です。

              契約名義・支払い方法

               まず確認すべきなのが、契約名義と支払い方法です。

              • 名義
                必ず「法人印(丸印)」を使った法人名義で契約しましょう。代表者の個人名義で契約すると、後々名義変更ができなかったり、法人税法上の経費認定で否認されるリスクがあります。

              • 支払い
                クレジットカード:法人カード(代表者名義または会社名義)が必要です。審査は早いです。

                口座振替:登記簿上の社名と一致する銀行口座が必要です。手続きに印鑑証明が必要な場合があり、審査・開通まで1〜2週間かかることがあります。

                請求書払い(NP後払い等):BizAirなどの対応プロバイダを選べば、商品到着後に請求書が届き、コンビニや銀行で支払えます。最も審査と手続きがスムーズなケースが多いです(※法人の設立年数や与信状況により異なります)。

              個人名義での契約や立替精算が社内ルールで禁止されている場合もあります。契約時点で法人名義・法人支払いが完結するかを必ず確認しましょう。

              経費処理・社内ルール

               経理担当者の負担を考えると、処理方法がシンプルな契約形態を選ぶ方が運用しやすくなります。

              • 勘定科目
                一般的には「通信費」として計上します。レンタルプランの場合は「賃借料」となる場合もあります。

              • 処理方法
                初期費用や端末代金の処理方法は問題ないか、短期解約時の違約金をどう扱うか
                など確認しておきましょう。

              特に端末代金が分割請求される場合、毎月の処理が煩雑になることがあります。

              稟議・社内説明に使える要点整理

               稟議や社内説明が必要な場合は、ポイントを整理しておくとスムーズです。

              • なぜ光回線ではなくホームルーターなのか
              • 利用期間や用途は明確か
              • 想定される総コストはいくらか
              • 解約時のリスクは把握しているか

                これらを整理したうえで説明できれば、「とりあえず安いから選んだ」という印象を避けられ、合理的な導入判断として社内の理解を得やすくなります。

                最終判断チェックリスト【1分で結論】

                チェック

                最後に、もう一度だけ確認しましょう。自社がホームルーターを選ぶべきかどうかを、短時間で判断できます。

                • 回線工事を待たず、すぐにネット環境が必要か
                • 利用期間が未確定、または短期利用の可能性があるか
                • 固定IPや高度なネットワーク構成は不要か
                • 同時接続人数は少人数〜中規模か
                • 法人名義・請求書払いで契約したいか

                すべて「はい」なら、ホームルーターは有力な選択肢です。

                一方で、安定性最優先・大規模利用・固定IP必須の場合は、光回線など他の回線を検討しましょう。

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                よくある質問(FAQ)

                Wi-Fi

                導入を検討されている法人様から頻繁にいただく質問をまとめました。

                Q1. 個人向けホームルーターを法人で使うのと、法人契約では何が違いますか?

                法人契約は名義、支払い方法、サポート体制が法人向けに設計されています。個人契約を法人利用すると、経費処理や利用規約の面で問題が生じる可能性があるため注意が必要です。

                Q2. 光回線ではなく、法人でもホームルーターを選んで問題ありませんか?

                短期利用や工事ができない環境では、法人でもホームルーターは有効です。ただし、常時高負荷な業務や固定IPが必要な場合は光回線の方が適しています。

                Q3. 法人向けホームルーターは、何を基準に比較すればよいですか?

                法人契約の可否、請求書払い対応、契約期間、解約金、複数台契約、業務利用時の安定性を基準に比較することが重要です。月額料金だけでの判断は避けましょう。

                Q4. 請求書払いができないホームルーターは、法人利用に不向きですか?

                必ずしも不向きではありませんが、経費処理や社内規定によっては不便になる場合があります。法人利用では請求書払い対応サービスの方が管理しやすい傾向があります。

                Q5. 法人利用で固定IPは使えますか?VPN接続は可能ですか?

                多くのホームルーターでは固定IPは標準対応していません。VPN接続は可能な場合もありますが、要件が厳しい場合は別の回線を検討する必要があります。

                法人向けホームルーター(置くだけWi-Fi)の比較の結論

                 法人向けホームルーターは「工事不要・短期・柔軟性重視」という条件において、非常に有効な回線です。

                一方で、すべての法人に最適というわけではなく、契約形態・支払い方法・利用期間を整理したうえで選ぶ必要があります。 

                本記事で解説した比較視点と利用シーンをもとに判断すれば、「導入してから後悔する」リスクを大きく下げることができます。 

                自社の状況に合ったホームルーターを選び、無理のないネット環境を整えてください。

                 

                \個人事業主(屋号)でも契約可能!/

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