昨今、さまざまな業務のオンライン化やテレワーク化が推進されています。
給与明細もその例外ではありません。給与明細を実際にWebに切り替えた方、切り替ようと思っている方など多くいるかと思います。
とは言っても、WEB給与明細システムの導入前・導入初期には次のような疑問が生まれがちです。
- Web給与明細システムの機能や使い方が分からない
- Web給与明細システムの選び方や比較ポイントが分からない
- Web給与明細システムのおすすめが分からない
そこでこの記事では、特に人気のあるWEB給与明細システムを徹底比較します。
給与明細をWEB化するメリットやツールの選び方だけでなく、WEB給与明細システムを導入するにあたって注意すべきポイントも詳しく解説しますので、システムの基本から理解することができますよ。
目次
- 1 WEB給与明細システムとは?
- 2 WEB給与明細システムの比較ポイント・選び方6選
- 3 WEB給与明細システムの3つのタイプ
- 4 WEB給与明細システム比較一覧表|料金・機能を一覧整理
- 5 おすすめWEB給与明細システム|給与明細単体型
- 6 おすすめWEB給与明細システム|給与計算一体型
- 7 おすすめWEB給与明細システム|人事労務一体型
- 8 無料で使えるWEB給与明細システム
- 9 WEB給与明細システムを導入するメリット
- 10 WEB給与明細システム導入のデメリットと注意点
- 11 給与明細のWEB化でコスト削減と業務の効率化を図ろう
WEB給与明細システムとは?
WEB給与明細システムとは給与明細を電子化し、WEB上で作成・閲覧できるツールです。
近年、ペーパーレス化や業務の効率化を図るために、書類の電子化が進んでいます。
テレワークを推奨する企業が多いなか、給与明細を郵送するのは現実的ではありません。
給与明細のWEB化することで、以下のようなことが期待できます。
- 給与明細を印刷するコストを削減できる
- 郵送や封入作業などの事務コストを削減できる
- 渡し間違いや配布までの保管が不要になる
企業と従業員双方にメリットがあるのが、WEB給与明細システムが注目される理由です。
Web給与明細の基本機能4つ
WEB給与明細システムには、主に以下の4つの基本機能が搭載されています。
- 給与ソフトからデータの取り込み:エクセルなどで管理していた給与データをアップロードすることで、即座に給与情報を反映可能です
- 給与明細・賞与・源泉徴収票の作成:アップロードされたデータから自動的に給与明細・賞与・源泉徴収票を作成可能です
- 他の帳票への対応・カスタマイズ:給与明細の発行が主な役割ですが、実は源泉徴収や賞与明細の発行も可能です
- データの管理や閲覧:過去のデータもPCやタブレットなどから確認することが可能なため、紛失の心配がありません
WEB給与明細システムの比較ポイント・選び方6選
WEB給与明細システムには、様々な種類があります。
それぞれでできることや機能なども異なりますが、選ぶ際にチェックしておきたいポイントとしては下記の6つです。
- 必要最低限の機能は揃っているか
- 対応デバイスは複数あるか
- セキュリティはしっかりしているか
- サポート体制は充実しているか
- 複数の対応言語があるか
- 初期費用やランニングコストで選ぶ
上記ポイントを参考にしながら、導入する際の検討材料にしてみてください。
ポイント①必要最低限の機能はそろっているか
導入を検討している方がどのような機能を求めているかによって異なりますが、WEB給与明細システムには大きく分けてシンプル機能と高機能の2つがあります。
それぞれの特徴としては、シンプルなものは明細の発行のみが可能に対して、高機能のものは発行から労務管理まで幅広い用途に使えることです。
例えば、労務管理のシステムを既に導入しているのであれば、高機能タイプは必要ありません。
それぞれ企業の状況によって選ぶべき機能は異なりますので、事前に確認することが大切です。
ポイント②対応デバイスは複数あるか
現在、主流となっているのがスマートフォンですが、実は年齢層によっても割合が大きく異なります。
若い世代はスマートフォンユーザーが圧倒的に多いのに対し、高齢者層はガラケーを利用している方がまだたくさんいます。
ここで問題となるのが、従業員に高齢者層が多い場合は注意が必要だという点です。
理由としては、スマートフォン端末やPCにしか対応していないWEB給与明細システムもあるからになります。
選び方を間違えてしまうとデバイスが対応していなかったとなるため、それを避けるためにも対応デバイスの確認は事前に行っておきましょう。
ポイント③セキュリティはしっかりしているか
セキュリティが厳重かどうかも必ず確認しておきましょう。
従業員の情報を万が一漏洩してしまったら一大事です。
基本的にはセキュリティがしっかりしているものが多いですが、事前に調べておくことを忘れないようにしましょう。
ポイント④サポート体制は充実しているか
導入するにあたって、例えば初期設定のサポートがあるかとか、サポート料金はどのくらいなのかなどは事前に把握しておくことが大切です。
特にPC操作に慣れていない場合、サポート体制が手薄だと設定完了までに時間がかかってしまいます。
効率よく導入するためにもサポートの有無は確認しておくようにしましょう。
ポイント⑤複数の対応言語があるか
それぞれのサービスでどの言語に対応しているかも事前に確認することが大切です。
特に外国人従業員を雇っている企業は、日本語のみのタイプを選んでしまうと外国人従業員が確認できないということにもなるため注意しましょう。
ポイント⑥初期費用やランニングコストで選ぶ
最後に利用料金は継続的に利用していく上でとても大切な部分です。
料金は機能の豊富さなどによっても異なりますし、どのサービスを利用するかでも変わってきます。
基本的には現在かかっているコストと比べてみて、それよりも安く済むのであれば問題ないでしょう。
比較しながら自社に合うサービスを選んでみてください。
WEB給与明細システムの3つのタイプ
WEB給与明細システムの種類は、大きく分類して以下の3つが存在します。
以下の表でそれぞれ特徴を把握して、自社で導入すべきものは何かを検討しましょう。
種類 | メリット | デメリット |
給与明細単体型 |
|
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給与計算一体型 |
|
|
人事労務一体型 |
|
|
WEB給与明細システム比較一覧表|料金・機能を一覧整理
WEB給与明細システムを導入するにあたって、どのサービスを利用しようか検討している方も多いでしょう。
サービスを運営している企業は多いため、自社に合うシステムを導入するためにもしっかりと比較して検討することが大切です。
まずは、各製品の機能や価格、トライアルの有無などの特徴を比較してみてください。
サービス名 | |||||||||||||||||||||||
メール配信機能 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | - | - | 〇 | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 | 〇 | - | 〇 | - | - | - | - | - |
WEB閲覧 | 〇 | 〇 | 〇 | ◯ | 〇 | 〇 | 〇 | - | - | - | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
外国語対応 | 〇 | 〇 | - | × | - | 〇 | 〇 | - | - | - | - | - | - | - | - | 〇 | 〇 | - | - | - | 〇 | - | - |
提供形態 | クラウド/SaaS/ASP | クラウド/SaaS/ASP | クラウド/SaaS/ASP | クラウド | クラウド/SaaS | クラウド/SaaS/ASP/オンプレミス | クラウド | クラウド | - | - | クラウド | クラウド(ASP) | クラウド/SaaS/ASP | クラウド/SaaS | クラウド | クラウド/SaaS | クラウド/SaaS | クラウド/SaaS | クラウド | クラウド(SaaS) | クラウド | クラウド | クラウド |
参考価格 | 初期費用50,000円・月額30円/1人 | 要問い合わせ | 初期費用要問い合わせ・月額30円~/人 | 初期費用49,800円~・月額30円/1人※利用人数によって変動 | 登録料11万円・月額は利用人数によって変動※33円/人~1,100円/人 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | プラン10:月額450円or年額4,500円(税抜) プラン30:月額1,200円or年額12,000円(税抜) ※制限数を超える場合は1名あたり200円(税抜) | Basic:月額1,800円/月 Plus:月額2,500円/月 | 初期費用50,000円/法人・月額20,000円~1,000人※1,000人以上は1人あたり20円 | 要問い合わせ | WEB版の場合:初期費用50,000円・月額30円~/人 メール版の場合:導入費用50,000円・50,000円~ | 要問い合わせ | 初期費用無料・月額400円/人 | パーソナルミニ:年払い800円/月(月払い980円/月) パーソナル:年払い980円/月(月払い1,280円/月) パーソナルプラス:年払い2,980円/月(月払い-円/月) | 要問い合わせ | 初期費用40万円・月額18,000円※100名以上の場合は180円/月 | ミニマムプラン :月額1,980円or年額23,760円 ベーシックプラン :月額3,980円or年額47,760円 プロフェッショナルプラン:月額8,080円or年額96,960円 エンタープライズプラン :要問い合わせ | 月額プラン:月額700円×従業員数 年額プラン:月額590円×従業員数 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 無料 | 無料 |
トライアル | 〇(要問い合わせ) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 〇(30日間) | 要問い合わせ | 〇(30日間) | 〇(最大2か月間) | 〇(3か月間) | 要問い合わせ | 〇(30日間) | 〇 | 要問い合わせ | 〇(30日間) | 〇(1か月間) | 〇(15日間) | 〇 | 〇 | 〇(1か月間) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 〇(利用料無料) | 〇(利用料無料) |
おすすめWEB給与明細システム|給与明細単体型
WEB給与明細の発行・配信に特化したおすすめのツールを紹介します。
シンプルですが、価格や機能面などでしっかりと比較検討してみてください。
S-PAYCIAL with 電子給与明細
S-PAYCIAL with 電子給与明細の特徴
S-PAYCIALの電子給与明細は大手企業を中心に導入がされています。
特徴としては給与明細から賞与明細、源泉徴収票の発行ができ、閲覧もスマートフォンなど幅広い端末を利用してどこでも閲覧することが可能な点です。
また、高いセキュリティにも定評があります。
SSLやTLSを活用したセキュアな運用環境でサービスを提供してもらえるので安心です。
メール配信機能 | 〇 |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | 〇 |
提供形態 | クラウド/SaaS/ASP |
参考価格 | 初期費用50,000円・月額30円/1人 |
トライアル | 〇(要問い合わせ) |
Pay-Look
Pay-Lookの特徴
Pay-Lookはシンプルな操作でパソコンに不慣れた管理者でも簡単に給与明細を作成できるサービスです。
クラウド上で一括作成から発行まで行えるため、封筒やインク代、送料などあらゆるコストを削減できます。
また、セキュリティにこだわっており、IDやパスワードによる認証をしているので第三者や外部からの不正アクセスを防ぐことが可能です。
その他にも対応デバイスは幅広く設定されているため、PCやスマートフォン、ガラケーでも閲覧可能な点が魅力の一つとなっています。
メール配信機能 | 〇 |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | 〇 |
提供形態 | クラウド/SaaS/ASP |
参考価格 | 要問い合わせ |
トライアル | 要問い合わせ |
ポケット給与
ポケット給与の特徴
ポケット給与は、給与計算システムで作成したデータをアップロードするだけで電子明細が発行できるサービスです。
あらゆる手間を省けるため、経理や事務担当者の負担を大幅に削減できるメリットがあります。
従業員に関しても閲覧したいタイミングで自由に確認することができるため、紙タイプのように探す手間なども省けます。
また、操作方法もシンプルさを追求しているため、レクチャーの必要がないくらい簡単です。
感覚的に操作ができるのも魅力的なポイントのため、PCの操作に慣れていないという企業も安心です。
メール配信機能 | ◯ |
WEB閲覧 | ◯ |
外国語対応 | - |
提供形態 | クラウド/SaaS/ASP |
参考価格 | 初期費用要問い合わせ・月額30円~/人 |
トライアル | 要問い合わせ |
i-Compass WEB給与明細
i-Compass WEB給与明細の特徴
i-CompassのWEB給与明細は、主に明細の発行から閲覧ができるサービスです。
特化しているサービスとなりますので、給与の部分だけを電子化したい場合におすすめと言えるでしょう。
シンプル機能なので操作も簡単です。
幅広い機能を使いこなせない、その必要がないという企業にとってもおすすめとなっています。
また、i-Compassにはその他にもWEB雇用契約書やカラタレ、出席管理など幅広いサービスを提供しているので、必要であればサービスを追加することも可能です。
必要に応じて機能を追加できるのも嬉しいポイントとなっています。
メール配信機能 | × |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | × |
提供形態 | クラウド |
参考価格 | 初期費用49,800円~・月額30円/1人※利用人数によって変動 |
トライアル | 要問い合わせ |
オフィスステーション Web給与明細
オフィスステーション Web給与明細の特徴
オフィスステーションWeb給与明細は導入企業が約15,000社と幅広く活用されているWEB給与明細システムです。
連携、作成、配信の3ステップだけで電子明細を作ることができるため、シンプルで手間がかかりません。
給与明細に特化したサービスなので、特に事務や経理担当の負担が大きい企業は導入することで負担を軽減させることができるでしょう。
また、操作方法を覚えられるか不安な方も安心です。
オフィスステーションWeb給与明細はサポート体制も充実しています。
運用にのるまでの電話サポートはもちろん、有資格者や実務経験者によるレクチャーも受けられるのです。
安心して運用できるサービスとなっているため、導入への不安を抱えている方でも安心です。
メール配信機能 | 〇 |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | - |
提供形態 | クラウド/SaaS |
参考価格 | 登録料11万円・月額は利用人数によって変動※33円/人~1,100円/人 |
トライアル | 〇(30日間) |
Bulas Payslip Mobile
Bulas Payslip Mobileの特徴
Bulas Payslip Mobileは、特別な設備を投資することなくデバイスから給与明細の照会ができるサービスです。
24時間365日どこからでも閲覧が可能となっており、最大過去2年分までの照会を可能にしています。
機能面はシンプル操作なので、誰でも簡単に運用できるのも特徴の一つです。
また、言語も日本語と英語に対応しています。
そのため、外国人を雇用している企業でも安心して利用することが可能です。
対応デバイスはスマートフォンだけではなくガラケーにも対応しているため、現在主流のスマートフォンを所有していなくても利用できます。
メール配信機能 | 〇 |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | 〇 |
提供形態 | クラウド/SaaS/ASP/オンプレミス |
参考価格 | 要問い合わせ |
トライアル | 要問い合わせ |
セコムあんしん給与明細電子化サービス
セコムあんしん給与明細電子化サービスの特徴
SECOMはセキュリティで有名な企業です。
もちろん、セコムあんしん給与明細電子化サービスでもSECOMのセキュリティによって厳格な情報管理がされています。
そのため、セキュリティが安全できるサービスで、データの管理を徹底したいと思っている企業におすすめのサービスと言えるでしょう。
また、セコムあんしん給与明細電子化サービスでは、現在キャンペーンを行っており、30日間の無料お試し期間があります。
本格的に導入する前に一度試してみたいと考えている企業はセコムあんしん給与明細電子化サービスの検討をしてみてはいかがでしょうか。
メール配信機能 | 〇 |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | 〇 |
提供形態 | クラウド |
参考価格 | 要問い合わせ |
トライアル | 〇(30日間) |
やよいの給与明細オンライン
やよいの給与明細オンラインの特徴
やよいの給与明細オンラインは、初心者でも簡単に明細の作成ができるシンプル機能のクラウドアプリです。
従業員規模は30名までを想定しており、例えば「年末調整を会計事務へ委託している」「エクセルなどで給与の計算を行っている」事業者にはおすすめと言えるでしょう。
やよいの給与明細オンラインは満足度も94%と高く、使いやすさに定評があります。
サポート体制も充実しており、実務経験のあるオペレーターからのレクチャーも受けられます。
そのため、操作に不安を抱えている方でも安心して導入することができるのです。
メール配信機能 | - |
WEB閲覧 | - |
外国語対応 | - |
提供形態 | クラウド |
参考価格 | プラン10:月額450円or年額4,500円(税抜) プラン30:月額1,200円or年額12,000円(税抜) ※制限数を超える場合は1名あたり200円(税抜) |
トライアル | 〇(最大2か月間) |
MJS かんたんクラウド給与
MJS かんたんクラウド給与の特徴
MJSかんたんクラウド給与は、その名の通り給与計算から明細発行までを簡単に行えるサービスです。
給与や賞与など明細項目があらかじめ登録されているため、支給金額から社会保険料など控除額を自動で計算することができます。
基本的には自動化ですべてできるため、計算方法がわからない方でも利用しやすいのが特徴です。
また、運用管理は同時に3人で編集が可能になります。
そのため、月末など忙しいときには作業を分散して効率的に進めることも可能です。
MJSかんたんクラウド給与について気になっている方は、申込日から最大3ヶ月間無料でお試しができるため、まずは申込みをして使いやすさなど試してみてはいかがでしょうか。
メール配信機能 | - |
WEB閲覧 | - |
外国語対応 | - |
提供形態 | - |
参考価格 | Basic:月額1,800円/月 Plus:月額2,500円/月 |
トライアル | 〇(3か月間) |
ガルフネットWEB給与明細
ガルフネットWEB給与明細の特徴
ガルフネットWEB給与明細は、明細の発行から閲覧までできるシンプルなサービスです。
自動計算したデータを一括配信できるため、給与計算などにかかる時間を大幅に軽減できます。
また、ガルフネットWEB給与明細にはSaaS版での提供形態を用意しているため、専用のサーバーを用意する必要はありません。
サーバー代がかからないため、低コストで済むというメリットもあります。
その他にもマルチデバイスに対応しているため、お持ちのスマートフォンやガラケーなどがあればいつでもどこでも明細の確認を行えます。
対応デバイスが豊富にある点も嬉しいポイントではないでしょうか。
メール配信機能 | 〇 |
WEB閲覧 | - |
外国語対応 | - |
提供形態 | - |
参考価格 | 初期費用50,000円/法人・月額20,000円~1,000人※1,000人以上は1人あたり20円 |
トライアル | 要問い合わせ |
Web給金帳Cloud
Web給金帳Cloudの特徴
Web給金帳Cloudは、計算ソフトで作成したデータをアップロードするだけで明細の発行ができるサービスです。
デザインも自由に設定することができ、従来の紙タイプと同じデザインを電子化することも可能です。
見慣れたデザインなので違和感を与えにくく、社員からの同意も得られやすいでしょう。
Web給金帳Cloudで行う作業としては、主に給与データ作成と明細CSV一括変換、アップロードの3つの手順だけです。
慣れてしまえば10分程度でできる作業となっているため、大幅な作業効率化も期待できます。
少しでも経理担当者の負担を減らしたいとお考えの企業は導入について検討してみてはいかがでしょうか。
メール配信機能 | 〇 |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | - |
提供形態 | クラウド |
参考価格 | 要問い合わせ |
トライアル | 〇(30日間) |
e-navi給与明細は、給与や賞与明細などを電子化し、スマートフォンやPCで閲覧できるクラウドサービスです。
管理画面はシンプル設計となっており、複雑な操作は必要ありません。
マニュアルが必要ないほど誰でも簡単に操作が可能なため、PC操作にあまり慣れていない初心者の方でも利用しやすいのが特徴です。
具体的な作業としては、毎月公開日時を指定して取り込むだけになります。
その後は自動で明細の反映が可能になっているため、手間いらずで給与明細の発行が行なえます。
その他にも、登録済みのユーザー間であれば一斉送信ができる機能も備わっています。
従業員への必要な連絡も、e-navi給与明細があれば楽に行えるのです。
あらゆる作業の軽減を目指したい企業は導入について検討してみてはいかがでしょうか。
メール配信機能 | 〇 |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | - |
提供形態 | クラウド(ASP) |
参考価格 | WEB版の場合:初期費用50,000円・月額30円~/人 メール版の場合:導入費用50,000円・50,000円~ |
トライアル | 〇 |
HRA給与明細照会サービス
HRA給与明細照会サービスの特徴
HRA給与明細照会サービスは、現在26万ユーザーが利用しているクラウドサービスです。
導入することでコストの削減や業務効率化ができます。
また、万全なセキュリティ対策を行っていることでも知られており、情報漏えいのリスクなどもそれほど心配いりません。
HRA給与明細照会サービスでは幅広い給与ソフトに対応しているため、既設のソフトをそのまま使えるという点も魅力の一つです。
また、専用サーバーやソフトの購入なども必要ありません。
簡単な設定を行うだけでスタートできるため、短期間で導入が完了する点も嬉しいポイントです。
メール配信機能 | - |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | - |
提供形態 | クラウド/SaaS/ASP |
参考価格 | 要問い合わせ |
トライアル | 要問い合わせ |
おすすめWEB給与明細システム|給与計算一体型
給与計算システムにWEB給与明細が搭載されたおすすめのツールを紹介します。
まだ給与計算ソフトを導入していない企業は、ぜひ比較検討してみてください。
ジョブカン給与計算
ジョブカン給与計算の特徴
ジョブカン給与計算は導入実績120,000社を突破し、数多くの企業が導入しているサービスです。
ジョブカンの給与計算サービスは幅広い機能を備えていますが、これらは社労士や給与計算担当者の声から選ばれた重要な機能を揃えています。
そのため、まさにかゆいところに手が届く豊富な機能となっていますので、特に事務や経理の負担が大きい企業にとっては導入を検討しても後悔はしないのではないでしょうか。
ジョブカン給与計算は機能が多い分、操作方法が大変に思う方もいるかもしれません。
このような場合でもサポート体制が整っていますし、無料で対応してくれるので安心です。
メール配信機能 | 〇 |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | - |
提供形態 | クラウド/SaaS |
参考価格 | 初期費用無料・月額400円/人 |
トライアル | 〇(30日間) |
マネーフォワードクラウド給与
マネーフォワードクラウド給与の特徴
マネーフォワードクラウド給与は、個人から30名以上の従業員を抱える企業まで幅広く活用されているサービスです。
選ばれる理由の一つに、不慣れな方でも簡単に操作を行える点があげられます。
具体的に、給与計算に必要な設定項目は全部で5つだけで完了です。
複雑な操作はなく、操作に慣れていない方でもサービスを使いこなすことができます。
また、マネーフォワードクラウド給与を導入することによって、いつでもどこでも明細の確認が可能です。
リモートワークを行っていたとしても受け取れないといったことがないため、今の時代に適したサービスと言えるでしょう。
サポート体制に関しては、万全ではありますが有償となっています。
導入から運用開始までを効率化させたい場合は、利用することで必要な設定を簡単に終わらせることができます。
その他、セキュリティに関しても力を入れているため安心です。
厳密な個人情報の管理や、暗号化、適切な権限管理を行っているため、セキュリティにもこだわりたいと思っている企業にもおすすめです。
メール配信機能 | 〇 |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | - |
提供形態 | クラウド |
参考価格 | パーソナルミニ:年払い800円/月(月払い980円/月) パーソナル:年払い980円/月(月払い1,280円/月) パーソナルプラス:年払い2,980円/月(月払い-円/月) |
トライアル | 〇(1か月間) |
おすすめWEB給与明細システム|人事労務一体型
労務管理システムの一つとして活用できるおすすめツールを紹介します。
バックアップオフィスの効率化を図ろうという場合は、ぜひ比較検討してみてください。
SmartHR
・電子申請(社会保険や雇用保険などの手続きが可能)
・マイナンバーの管理
・ペーパーレス年末調整(アンケート形式で手続きが可能)
・人事評価
・カスタマイズ(ToDoテンプレート・メールテンプレート・権限管理・従業員プロフィール)
・多言語対応化(英語・中国語・韓国語・ベトナム語に対応)
・幅広いデバイスに対応(Windows・Mac・iPhone・iPad・Android)
SmartHRの特徴
SmartHRは、電子版の給与明細の発行ができるのはもちろん、各種労務手続きも行えるなど幅広い機能に対応しています。
手続きはすべて電子申請で行うことができるため、完全ペーパーレス化を目指したい企業にとっておすすめできるサービスと言えるでしょう。
給与明細は従業員から直接入力した情報を元に自動で作成できるため、管理者の業務負担軽減につながるのも魅力の一つです。
システムを導入して何でもできる機能があるサービスを選びたい企業は、SmartHRについて検討してみてください。
メール配信機能 | 〇 |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | 〇 |
提供形態 | クラウド/SaaS |
参考価格 | 要問い合わせ |
トライアル | 〇(15日間) |
sai*reco(サイレコ)
sai*reco(サイレコ)の特徴
sai*reco(サイレコ)はクラウド型人事管理システムで給与明細だけではなく、定型業務の自動化や効率化、タレントマネジメントなど幅広い機能に対応しています。
組織の情報を一元管理できるため、幅広い情報を一つのサービスにまとめたいと思っている企業におすすめです。
特に従業員数が多い企業などは管理が大変になるため、サービスを導入することで簡単に把握できるのはもちろん、業務の効率化にもつなげることができるでしょう。
メール配信機能 | - |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | 〇 |
提供形態 | クラウド/SaaS |
参考価格 | 初期費用40万円・月額18,000円※100名以上の場合は180円/月 |
トライアル | 〇 |
人事労務freee
人事労務freeeの特徴
人事労務freeeは、従業員数1名〜20名程度を対象にしているサービスです。
給与明細の発行の他、労務管理や勤怠管理、年末調整の計算など幅広い機能が備わっています。
基本的に人事労務freeeを活用すれば、手作業や紙の処理なども必要ありません。
すべて電子化がされ、作業効率が上がるだけではなくコスト削減も実現できます。
人事労務freeeに備わっている機能は多いため、操作に不安を持たれる方も多いでしょう。
この場合でもチャットサポートやメールサポート、その他にも電話サポートに対応しているので安心です。
人事労務freeeを使うことで社内に点在している労務業務を一つにまとめることが可能なので、高機能のWEB給与明細システムを導入したい企業におすすめと言えるでしょう。
メール配信機能 | 〇 |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | - |
提供形態 | クラウド/SaaS |
参考価格 | ミニマムプラン :月額1,980円or年額23,760円 ベーシックプラン :月額3,980円or年額47,760円 プロフェッショナルプラン:月額8,080円or年額96,960円 エンタープライズプラン :要問い合わせ |
トライアル | 〇 |
Gozal
Gozalの特徴
Gozalは導入実績が2,000社以上あり、今注目されているサービスの一つです。
機能面が優れており、業務を運営するうえで必須となる労務業務をすべて自動化することが可能です。
明細発行以外の機能も備わっているため、労務業務を全体的に自動化したいと考えている企業にもおすすめです。
また、Gozalは安心してサービスを使ってもらえるよう、サポートにも力を入れています。
万が一トラブルが発生したときのために、24時間体制でのサポートが可能です。
いつ問い合わせても対応してくれるのは安心できるポイントではないでしょうか。
メール配信機能 | - |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | - |
提供形態 | クラウド |
参考価格 | 月額プラン:月額700円×従業員数 年額プラン:月額590円×従業員数 |
トライアル | 〇(1か月間) |
Quefit ZeeM
QuefitZeeMの特徴
QuefitZeeMは人事管理から給与計算まで完全統一されたサービスです。
給与明細の作成以外に幅広い機能が使用可能なので、人事担当から経理担当までの業務軽減を目指したい企業におすすめな内容となっています。
また、膨大なデータを管理するQuefitZeeMでは、セキュリティ対策もしっかりとしています。
不正アクセス対策としては、グローバルIPによるアクセス制限や複数の段階認証、アクセスログの取得と管理を行っています。
高性能で安全なサービスであることから、大企業での導入実績もあるなど注目されているWEB給与明細システムです。
メール配信機能 | - |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | - |
提供形態 | クラウド(SaaS) |
参考価格 | 要問い合わせ |
トライアル | 要問い合わせ |
Workcloud
Workcloudの特徴
Workcloudは、従業員数200名〜3,000名までを対象にしたクラウドサービスです。
日本だけではなく海外からの導入実績もあるなど、幅広く活用されています。
Workcloudでできることとしては、主に給与明細の作成、人事管理、勤怠管理、有休管理などです。
他のサービスと比べても幅広い機能が備わっているため、Workcloudを導入すれば情報収集から人事・事業戦略のためのデータ活用まで効率よく行うことが可能になります。
そのため、給与明細の作成だけではなくいろいろな機能が一つにまとまったクラウドサービスをお探しの方におすすめです。
メール配信機能 | - |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | 〇 |
提供形態 | クラウド |
参考価格 | 要問い合わせ |
トライアル | 要問い合わせ |
無料で使えるWEB給与明細システム
WEB給与明細システムは、一定下の条件であれば完全無料のものもあります。
とりあえず試してみたいという企業におすすめのツールを紹介します。
IEYASU給与明細
IEYASU給与明細の特徴
IEYASU給与明細はすべての機能が完全で無料できるベンチャー企業向けに特化して作られたWEB給与明細システムです。
無料でありながら機能面も豊富にあり、操作もデータを取り込むだけで簡単に発行することができます。
また、無料の場合はセキュリティが不安視されますが、IDとパスワードの発行により不正ログインがされにくいのが特徴です。
用紙や配布コストを削減したい企業や、導入コストもできれば抑えたいと思っている場合には導入を検討してみてはいかがでしょうか。
メール配信機能 | - |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | - |
提供形態 | クラウド |
参考価格 | 無料 |
トライアル | 〇(利用料無料) |
スマ給
スマ給の特徴
スマ給は従業員数に関わらず月額無料で利用できるサービスです。
初期費用から月額料金まで完全無料で伝えるため、コストを抑えたいという企業にはおすすめと言えるでしょう。
しかし、無料ということもあり少々機能は制限されています。
基本的には明細の配布と閲覧のみの利用となりますので、人事管理などその他にも幅広い機能を利用したい場合には物足りなく感じることもあります。
また、操作が初めての場合でサポートをしてもらいたいときには有料オプションとなりますので、操作が慣れている方におすすめできるサービスと言えそうです。
メール配信機能 | - |
WEB閲覧 | 〇 |
外国語対応 | - |
提供形態 | クラウド |
参考価格 | 無料 |
トライアル | 〇(利用料無料) |
WEB給与明細システムを導入するメリット
WEB給与明細システムを導入するメリットは大きく分けると3つあります。
自社の状況と比較し、改善されると思った場合には導入を検討してみてください。
コストを削減できる
「システムの導入によって今まで以上にコストがかかるのではないか?」と思う方も多いでしょう。
しかし、紙タイプは紙や印刷、送料などを毎月支払わなくてはなりません。
特に従業員規模が大きな会社ではコスト面での負担が大きくなってしまうのです。
電子化にすることができれば、基本的に上記でかかるコストは発生しません。
導入費や利用料のみのコストとなるため、大幅に負担を減らすことができるのです。
ミス防止と業務の効率化が可能
紙タイプの明細と比べて作業に必要な人員を大幅に減らすことができます。
人の手による作業が多ければ多いほど人的ミスが発生しやすくなりますが、オンラインで作成から配布までできれば、大きなミスが発生することはないでしょう。
また、郵送などのように切手を貼る手間もありませんし、郵送にかかる時間も必要ありません。
作成後、即時に配布が可能なため業務の効率化が見込めます。
そのため、ミスが多く効率が悪いとお悩みの企業は、導入することで改善ができるのです。
対応デバイスでどこでも給与明細を確認できる
電子版になることで基本的にはスマホやタブレット、PCで給与明細の確認をすることになります。
紙媒体で確認することは一切なくなるため、紛失も防げますしどこにいても確認ができるメリットがあります。
わざわざ紙を探さないと確認ができないという手間を省けるため、利用する従業員にとってもメリットは大きいと言えるでしょう。
WEB給与明細システム導入のデメリットと注意点
給与明細のオンライン化は企業に大きなメリットをもたらします。その一方で、WEB給与明細システムの利用を従業員から拒否されるかもしれません。
WEB給与明細システムを導入するデメリットと注意点を解説します。
対象となる従業員からの同意が必要
WEB給与システムを導入するには、事前に従業員の同意を得る必要があります。
法律上、従業員が紙での交付を求めた場合には、これに必ず応じなければなりません。
同意が得られなければWEB化を強要できないため注意してください。
従業員のなかにはPC操作やスマホ操作が苦手な人もいるため、導入前にはこのような社員へのフォローアップや説明などをしっかりと行いましょう。
電子明細と紙明細の混在
給与明細をWEB化するうえで、「どこまで対応するか」は課題になります。
何かしらの理由で拒否する従業員がいれば、紙の給与明細を交付しなければなりません。
このように、電子明細と紙明細が混在し、管理に手間がかかる恐れがあります。
WEB給与明細システムを活用するメリットが薄くなるため注意が必要です。
情報漏えいのリスクがある
WEBで給与明細を管理することは、第三者に漏えいするリスクがあります。
盗難や送付・配達ミスなどの危険性がある紙媒体と比べてWEB給与明細システムは安全性が高いですが、不正アクセスされるかもしれません。
そのため、定期的なパスワードの変更や対応ソフトの導入など対策が必要です。
セキュリティがしっかりしているからと言って、油断しないように気をつけましょう。
給与明細のWEB化でコスト削減と業務の効率化を図ろう
自社に最適なWEB給与明細システムを導入することで、業務の効率化が期待できます。
どのツールを選ぶかは、自社の課題やニーズに合わせて比較検討しましょう。
賢く活用することで、コストカットやテレワークの推進にもつながります。
また、WEB給与明細システムの導入時には従業員への説明もしっかりと行ってください。
企業の生産性向上を目指すために、導入を検討してみてはいかがでしょうか。