CMSとは?種類やメリット、おすすめCMSを比較して初心者にも分かりやすく解説!
この記事はPRを含みます

当サイトでは一部の記事で商品のご紹介を行なっております。
当サイトを経由しサービスの申し込みや商品の購入があった場合には、提供企業から報酬を受け取る場合がありますが、これは当サイト内の各サービスの紹介や評価、ランキング等に影響を及ぼすものではありません。

 

Webサイトを制作しようと調べていると、CMSという言葉を目にする機会が多いです。

具体的に何を意味するのか、何ができるのかよく分からないのではないでしょうか?

CMSとは、Webコンテンツを管理するシステムです。HTMLやCSSなどのプログラミングの専門知識がなくても、管理画面を通して簡単にサイト作れます。

この記事では、CMSとは何か、世界・日本におけるシェア率、導入するメリットや注意点、おすすめのCMSの特徴や料金も合わせてご紹介します。

CMSとは?

「CMS」とは、「Contents Management System」の略で、Webコンテンツ(Web上のサイトや記事、サービス)を管理するシステムのことです。

本来、Webサイトを作るためには、HTMLやCSSなどのプログラミングの専門知識が必要です。

しかし、そのような知識がなくても、CMSを利用することで管理画面を通して簡単にサイトを作ることができるようになります。

代表的なCMSはWordPressです。世界シェア率64.2%、日本シェア率84.4%と、2位以下のCMSと比べると圧倒的なシェア率を誇っています。

世界のCMSシェア率

世界のCMSシェア率トップはWordPressで、シェア率は64.2%となっています。(2022年4月24日時点)

世界におけるCMSシェアランキングは以下の通りです。

順位CMS名シェア率(2022年4月24日時点)
1位WordPress64.2%
2位Shopify6.5%
3位Wix3.4%
4位Squaresspace3.0%
5位Joomla2.5%
6位Drupal1.9%
7位Adobe Systems1.6%
8位Google Systems1.4%
9位Bitrix1.2%
10位OpenCart0.8%

参考資料:https://w3techs.com/technologies/overview/content_management

日本のCMSシェア率

日本のCMSシェア率トップはWordPressで、シェア率は84.4%となっています。(2022年4月24日時点)

日本におけるCMSシェアランキングは以下の通りです。

順位CMS名シェア率(2022年4月24日時点)
1位WordPress84.4%
2位Adobe Systems2.5%
3位Shopify2.1%
4位EC-Cube2.0%
5位Livedoor Blog1.6%
6位Color Me Shop1.3%
7位MakeShop Japan1.3%
8位JustSystems Homepage Builder1.1%
9位Jimdo0.7%
10位Futureshop0.6%

参考資料:https://w3techs.com/technologies/segmentation/cl-ja-/content_management

CMSをWebサイトに導入するメリットは?

WebサイトにCMSを導入するメリットは以下の4つです。

  • Webページを更新する時に専門知識が必要ない
  • 複数のデバイスから対応できる
  • Webサイトを複数人で運用できる
  • 運用コストと時間を節約できる
  • SEO対策が強化される
  • SNSとの連携が簡単にできる
  • 公開する時間や非公開にする時間をタイマーで予約できる

Webページを更新する時に専門知識が必要ない

CMSを導入していない場合、Webページの一部だけを編集したくても、HTMLなどのプログラムを直接編集する必要があります。

担当者に専門知識がない場合は、どこを編集したら良いかさえわからないでしょう。

そのため、セールの日付が変わったなど、数字一つを変更するだけでも、Web制作会社に外注することになってしまいます。

一方、CMSを利用したWebサイトを運営している場合、感覚的に操作可能なデータを変更するだけで、初心者でも簡単に編集が可能です。

レイアウトやデザインなどの共通部分は各ページごとに作成する必要はなく、テキストなどを入力するだけで新しいページが自動的に作成されます。

また、今は不可欠と言われているスマホサイトも同時に生成してくれます。

複数のデバイスから対応できる

クラウド型のCMSは、マルチ(複数)デバイスに対応できますが、

CMSを導入していない場合、スマホ用、PC用と、それぞれに更新作業が必要です。

一方、CMSを導入した場合、スマートフォン、タブレットなどで、

外出先や移動中などネットに繋がりさえすれば、どこからでもアクセス可能です。

Webサイトを複数人で運用できる

CMSを導入すると、Webサイトを複数人で運用することができます。

細かい更新や急な対応が必要な場合も、その場にいる誰かがすぐに対応できるということは大きなメリットになるでしょう。

Webサイトの編集権限を必要なところだけ担当者に振り分けることも可能なので、不正や情報漏洩などのリスクも少なくなります。

Web担当が1人ではないので「担当者が退職してサイトを編集できなくなった!」などということもありません。

運用コストと時間を節約できる

CMSを導入すると、Webサイトの運営コストと時間を節約できることもメリットとなります。

企業ホームページをWeb制作会社に依頼すると、1ページごとに5〜10万円の運用費用がかかるようです。

初期費用が無料だったり、安く抑えたりしているWeb制作会社の場合は、更新費用が高めに設定されていることが多いようです。

CMSを導入したWebサイトの場合、自社の社員が自力で編集することができるので、外注コストが必要ありません。

Web制作会社に更新や編集を外注すると、内容のやり取りや、制作時間待ちなどで、発注してから数週間〜数ヶ月かかることもあります。

CMSを導入すると、自社内での指示のみで対応可能なため、新商品・イベントなどの情報をすぐに公開することができます。

また、追加の細かな編集や修正などにも、再発注することなくその場ですぐ対応可能です。

通常、Web制作会社にWebサイトの制作や更新を依頼する場合、作業を指示するための枠組みを作り、電話やメールで担当者に伝えることになります。

CMSを導入すると、詳しい情報を知っている自社の担当が直接編集できるため、構成を細かく指示する必要もありません。

そのため、制作会社に依頼する場合に必要な電話やメールなどの雑務が減り、

それに付随して発生する経費の申請などに関わる事務作業も一切なくなるため、時間の節約になります。

SEO対策が強化される

 CMSを導入すると、検索エンジンからアクセスを集めるためにSEO効果のある、titleタグやmeta descriptionタグなどを簡単に設置できます。

また、Googleから推奨されている階層化された構成やパンくずリストなども、管理画面から直感的に構築することも可能です。

そのためGoogleやYahoo!などのサイトの検索順位が上がりやすく、集客しやすいサイトになります。

SNSとの連携が簡単にできる

Webマーケティングにおいては、短時間での情報拡散力に優れているFacebookやTwitter、InstagramなどのSNSの連携は不可欠です。

SNSで情報を発信をすることによって、ニーズを自覚していないユーザーにも情報を届けることができます。

「いいね!」ボタンや「ツイート」ボタンなども簡単に設置できるため、たまたまこの投稿を読んだ読者が情報を拡散してくれる可能性が高くなるでしょう。

また、新着情報を自動でSNSに投稿するという機能を備えたCMSもあり、このような連携を上手く使うことで、Webサイトを効率的に運用できます。

公開する時間や非公開にする時間をタイマーで予約できる

「新商品やセール情報を当日の0時に公開したい」

「イベント終了後にはイベントページを非公開にしたい」

「元旦の挨拶文を開店に合わせて公開したい」

このような時には、その時間に担当者が手作業で編集しなくても、時間を予約指定しておくだけでCMSが自動的に対応してくれます。

セールやイベントの度に、制作会社に連絡をとって更新や修正を行う必要がなく、また「忘れていた」などの人的ミスもなくなります。

CMSを導入する時のデメリット・注意点

すでにWebサイトを構築済みで、そのサイトにCMSを導入することになった場合、CMSへの移行作業が必要になります。

この移行作業については、手間とコストがかかってしまいます。

また、CMSの操作が簡単にできるとはいえ、独自のルールもあるので、操作方法自体は一から覚える必要があります。

CMSの種類

CMSの種類は以下の3つです。

    それぞれの特徴をご紹介します。

    オープンソース型

    オープンソース型は、CMSのプログラムのースが全てネット上で一般公開されています。

    Web検索した時に関連情報も見つかりやすく、何かトラブルがあった時でも自力で対応できる可能性は高いです。

    しかし、逆にCMSのプログラム情報を誰でも簡単に知ることができるため、ハッカーに攻撃されやすく、ウイルス感染などのリスクは高いようです。

    オープンソース型CMSは、プログラムの不具合や脆弱性など全ての責任は自己責任ということになります。

    定期的にセキュリティ診断をして、こまめにアップデートしておきましょう。

    オープンソース型CMSは、経費がかからず簡単に管理できることから、比較的小規模なサイトへの導入がおすすめです。

    商用パッケージ型

    システムベンダーが提供するCMSのことを商用パッケージ型と呼びます。

    こちらは何かトラブルが起こった場合も、販売会社から公式にサポートを受けることができ、セキュリティ面が充実しているため安全性が高いと言えます。

    ただし、商用パッケージ型にはライセンス料金がかかるため、オープンソース型に比べるとCMSの初回導入時や運用するための経費が高くなってしまいます。

    Webサイトの規模が大きくなるにつれ、かかる費用も高くなることが多いようです。

    中規模〜大規模サイトの運用する予定の場合は、セキュリティ面を考えると、専門家のサポート体制が整っている商用パッケージ型CMSを導入しておくと安心です。

    フルクラッチ型

    フルクラッチ型CMSは、構築するWebサイトごとにシステム会社が独自に開発してくれます。

    自社のニーズに応じてシステムベンダーが対応可能なため、自社の基幹システムとの連携なども可能。

    さまざまな機能を盛り込み、自社に最適化したオリジナルのCMSが構築できます。

    ただし、社外に発注し一から設計し開発するため、かなりのコストがかかり、導入までの期間も長くかかる傾向があるようです。

    また、独自システムのため、将来的にCMSを変更することになった場合は、汎用性のないフルクラッチ型は移転しにくいというデメリットもあります。

      無料(オープンソース型)のCMS比較7選

      無料(オープンソース型)のCMSを7つご紹介いたします。

      WordPress

      カスタマイズが簡単で初心者にも扱いやすく、世界で最も利用されているオープンソースのCMSです。

      テンプレートのデザインも豊富で、プラグイン(拡張機能用ソフトウェア)の導入も簡単です。

      利用者が多いためネット上にも情報が多く、何かトラブルになった時でも対応がしやすいでしょう。

      しかし、みんなが知っているということは、誰でも簡単にソース情報を得ることができるため、セキュリティ的には脆弱性が心配されています。

      未使用のプラグインを削除したり、常に新しいものにアップデートするなど、セキュリティ対策を意識しておく必要があります。

      note

      noteはSEOにも強く、近年ユーザー数を大きく伸ばしているプラットフォームです。

      細かいカスタマイズはできませんが、文章、画像、音声、動画など、誰もが創作を楽しんで簡単に投稿することができます。

      ただし、noteには広告を貼ることはできませんので、広告掲載料などを目的としている場合は向いていません。

      WiX

      WiXは、SEOに強い構造になっており、世界中の人やビジネス目的で利用されているプラットフォームです。

      無料で利用できますが、さらに高機能なホームページを作成したい場合は月額1,300円で利用することも可能です。

      HTMLやCSSなどの難しい知識はほぼ必要なく、オンライン上でサービスに登録し・ログインするだけで、Webサイトを簡単に構築できます。

      拡張機能を追加したり、カスタマイズすることも可能です。

      無料のCMSサービスですが、セキュリティはWiX運営に任すことができます。

      また、WiXヘルプセンターと呼ばれる日本語対応のサポートもあります。

      Ameba Ownd

      Ameba Owndはサイバーエージェントが運用するCMSで、アプリをダウンロードすることで利用することができます。

      オリジナルのホームページやブログ、メディアなどを、専門知識なしで手軽に作成することができます。

      スマホアプリでの更新、ブログ機能、SNS連携、デザイン編集、EC機能など、様々なWebサイトを構築するために基本的な機能は全て揃っています。

      EC-cube

      EC-cubeは、オリジナルのネットショップ構築が簡単に作成できるCMSです。

      月商1000万以上のネットショップに多く利用され、利用店舗数No. 1を獲得したようです。

      サーバーにダウンロードできるダウンロード版と、メンテナンスフリーのクラウド版があります。

      無料ながらテンプレートは豊富で、SNS連携や決済機能、ポイント機能など、ECショップで使える機能も充実しているので、すぐに始めることができますね。

      OpenPNE

      OpenPNEはSNS構築に特化したソフトウェアで、PC、スマホ、フィーチャーフォンなど、各種デバイスに対応しています。

      ファンサイトなどの「オープンSNS」と、社内グループなどの「クローズドSNS」の2通りの利用方法があり、

      コミュニケーションツールとして、地域やサークル、ビジネスグループなどで利用し、様々なコミュニティ活動の可能性が広がります。

      日記、あしあと、レビュー、アルバム、コミュニティなどの快適にコミュニケーションできる機能も豊富です。

      MODX 

      キャッシュ機能を標準装備しているため動作が軽く、デザインの自由度も高く、操作性に優れたCMSです。

      MODX は、個人・法人誰でも無料で入手できます。

      機能の着脱が自由に行えることから、スタート地点でサイトを綿密に作り込む必要がなく、コンテンツが充実してから構成を整理することが簡単にできます。

      有料(商用パッケージ型)のCMS比較6選

      有料(商用パッケージ型)のCMSを6つご紹介いたします。

      サイト職人

      サイト職人は、専門知識のあるWeb専任担当者を置けない中小・ベンチャー企業を想定して開発されているため

      wordやexcelを使える程度のPCスキルがあれば、誰でもホームページを更新する事が可能!

      SEOへの工夫やレスポンシブデザインにも対応しており、誰でも簡単に使えるだけでなく品質が高いホームページを作成する事が出来ます。

      Movable Type

      CMSのバージョンアップなどサーバーの管理・セキュリティ対策は、Movable Typeクラウド運営に任せることができるので、常に安全な環境で利用することができます。

      利用料はCPU、メモリ、ディスク容量、転送料などに応じて月額5,500円〜。

      さらに強固なセキュリティ対策としてWAFを導入するなどのオプションサービスには、別途料金が発生します。

      月額料金の中には、技術的なトラブルや疑問などへのメールサポートも含まれています。

      SmartPage

      SmartPageは国内の企業が開発したCMSサービスです。

      専任の担当者が依頼主の要望を聞いた上で、目的や業種などに合わせて最適なデザインを提案してくれます。

      ホームページ作成後も、電話やメールなどで質問に応えてくれるなど、サポートチームによる万全なフォロー体制が整っています。

      料金は、作りたいWebサイトの内容によって違うので、アドバイザーに見積もり提案してもらうことになりますが、数万円程度にはなるでしょう。

      独自ドメイン、SEO、ホームページ運用、セキュリティ、メール、スマホ対応、集客など作成や運用に関わるものは全てコミコミの料金で提示してくれます。

      後から追加費用がなくわかりやすい料金体系なのは安心できます。

      RCMS

      RCMSには、250以上の機能が標準搭載され、コーポレートサイトや会員制サイト、メディアサイト、ECサイトなどを簡単に構築可能です。

      カスタマイズ性にも優れているため、オリジナリティのある独自サイトを作ることができます。

      また、後で追加したい機能が増えた場合でもいつでも追加可能です。

      料金は初期費用が44,000円〜と月額利用料が11,000円〜となっています。

      脆弱性検査を行い、アプリケーション側で強固なセキュリティ対策を行なっているため、無料のものに比べると金額に見合った安心感がありますね。

      ferret One

      ferret Oneは、CMS機能の他にマーケティング機能も備えているCMSで、国内大手企業などを含め1,000社以上の企業で導入されています。

      コンテンツマーケティングやセミナー施策など、煩雑なマーケティング管理を、ferret Oneだけで完結することが可能です。

      また、見たまま編集できる簡単なCMSで、Webページの運用はもちろん、LPも作り放題、CTA・フォームも簡単に設置できます。

      料金は、Webマーケッティング機能込みで、初期費用10万円〜、月額利用料10万円〜です。

      NOREN

      静的CMSを基本とし、リアルタイム性も重要視したCMSを作成することができます。

      大規模サイトから小規模サイトまで対応するNORENのCMSは、Webサイトの運用の安定性を保ちながらの高いパフォーマンス、セキュリティ面において評価されています。

      CMSの提供だけではなく、導入作業、トレーニング、トラブル対応、また、運用開始後も担当の技術者の定期的な訪問もあるので、手厚いサポートが期待できます。CMSライセンス、初年度保守費、Web製作費、プロジェクト管理費などを含み、1000ページ以下で1,000万円〜となっています。

      ALAYA

      様々な運用形態に柔軟に対応してくれるCMS ALAYA。デザインはレイアウトなどの制限がないため、リニューアルせずにCMSを導入することも可能です。

      操作もしやすく、セキュリティ体制・情報管理統制のサポートも万全で運用も安定。将来的なWebサイトの拡張や、運用管理体制の変更などがあっても、対応することができます。

      料金については、導入規模により「エントリーエディション」「プライマリエディション」「エンタープライズエディション」があります。

      個別対応となりますので、お問い合わせください。

      まとめ

      WordPressに代表されるオープンソース型のCMSは、無料で使える一方でサイトの更新・管理を自身で行う必要があります。

      ホームページを作成・運用する負担を軽減し、手厚いサポートも受けたいのであれば、【サイト職人】がおすすめです。

      サイト職人は、専門知識のあるWeb専任担当者を置けない中小・ベンチャー企業を想定して開発されているため

      wordやexcelを使える程度のPCスキルがあれば、誰でもホームページを更新する事が可能!

      SEOへの工夫やレスポンシブデザインにも対応しており、誰でも簡単に使えるだけでなく品質が高いホームページを作成する事が出来ます。

       

      おすすめの記事