分からないことがあればすぐにネットで調べられるようになった今、「検索エンジン最適化」というものが重要視されています。
検索エンジン最適化はコンテンツ作成者であれば分かる方が多いものの、中には難しそうといった印象を抱いているかたもいるでしょう。
そこでこの記事ではSEOを知らない方に向けて以下のことを紹介します。
- SEOとは？
- SEOのメリット
- SEO対策で活用したいもの
- 抑えておきたい基本的なSEO対策
- 覚えておきたいガイドライン
SEOの基本情報から抑えておきたいことまで触れていくため、初心者の方はこちらを見ればSEOを理解できる内容となっています。
目次
SEOとは？
SEOとは「Search Engine Optimization」の略であり、一言でまとめると「検索エンジンの最適化」です。
自分が書いた情報や宣伝したいものをGoogleなどの検索エンジンに評価されるようにするもので、検索エンジンが評価しやすいようにコンテンツを作ることです。
簡単に言うと、作成者が狙う特定のキーワードで上位表示されるようにするためのものです。
昨今、働き方の変化に伴い自宅にいる時間が増えたことで、Webページの重要度は上がっており、
Googleなどの検索エンジンもそれによりユーザーが求めてる情報を提供できる適切な仕組みを作っています。
SEOのメリット
SEOのメリットは以下の2つです。
- ユーザーの目に触れやすくなる
- コンバージョンにつながる
SEOのメリットを知り、どのような効果をもたらしてくれるのかを知ってみましょう。
ユーザーの目に触れやすくなる
1つ目がユーザーの目に触れやすくなります。
必要な情報を求めて検索するユーザーは、上位に表示されるコンテンツを見る方がほとんどです。
ご自身でも実際に気になることを調べるときには、1ページ目の記事で解決できるため、2ページ、3ページ・・と読むことは少ないですよね？
そのことから、自社の商品を伝えたい、サービスを知ってほしい、多くの人に知ってほしいという方は、
GoogleやYahoo!で上位表示されればされるほど必然的にユーザーの目に留まりやすくなります。
SEOがしっかりとできていれば、目的を持って調べているユーザーと自社の伝えたいことが一致しているということになるため、非常に効率の良い集客ができるでしょう。
成果につながる
2つ目が成果につながることです。
先程も言ったようにSEOができてればユーザーが求めているものを提供できるため、必然的に集客が出来るようになり
広告費用を払わなくても、成果に繋がりやすくなります。
しかし、ＳＥＯで上位に表示させてもＣＶを意識したつくりになっていないと、成果を得る事は難しいので
上位に表示されただけで、成果に繋がるわけではないので注意が必要です。
SEOの注意点
SEOの注意点は以下のとおりです。
- 簡単に結果を得られるわけではない
- 検索アルゴリズムなどのアップデートによって順位が変動する
SEOがしっかりとしていれば多くのユーザーの目に留まるものの、これから紹介する注意点もあります。
簡単に結果を得られるわけではない
1つ目が簡単に結果を得られるわけではないということです。
ドメインパワーだったり、モバイルユーザビリティの高さなどの様々な要因が絡み合うので、
いくらユーザーが求めているものが分かっていて、それを記事にしたとしても必ずしも予想通り評価されるわけではありません。
その為、内容が濃くユーザーに評価されているコンテンツを日々更新していく事が重要になります。
検索アルゴリズムなどのアップデートによって順位が変動する
2つ目が検索アルゴリズムなどのアップデートによって順位が変動します。
SEO対策をしっかりと行って上位表示をされたとしても、ずっと上位表示されるわけではありません。
例えば、Googleであれば年に2回ほど検索アルゴリズムのアップデートが行われていますが、その際に順位が変動します。
1度SEOを理解しても、アップデートにより次は違う観点から評価されるといったことも考えられます。
上位表示をキープするには常に新しい情報を提供し、情報に間違いはないかどうかなどを常に確認する必要があるのです。
「上位表示されたから安心」などと思っていると、気が付いた時には順位が圏外に・・なんてことも起こりうるのです。
SEO対策で活用したいもの
SEO対策で活用したいものは以下のとおりです。
- Google Analytics
- Google Search Console
- 検索パフォーマンス
SEO対策をする際はツールを活用すれば、効率よくユーザーの求めているものなどが分かるでしょう。
具体的には以下のものが分かります。
- 検索エンジンにページが認識されているか
- 狙ったキーワードで流入があるか
- 特定ページから流入しているか
- 自社サービスで中も孔のあるものは
マーケティングに活用したいツールであるため、マーケティング担当者は抑えておきたいものです。
Google Analytics
1つ目がGoogle Analyticsです。
Google AnalyticsはGoogle社が提供しているアクセス分析ツールになります。
ユーザーがどのような検索をしてこのページに辿り着いているのか、訪問者数がどのくらいか、訪問者はどのくらいページに滞在しているのかなどを見ることができます。
期間を選択してサイトの成長具合を確認できれば、なぜ自分のサイトに訪問者が増えたのかより具体的に分かるでしょう。
Google Search Console
2つ目がGoogle Search Consoleです。
Google Search ConsoleもGoogle Analytics同様、Google社が提供している検索周りのデータを確認できるツールになります。
Google Analyticsと役割が混乱してしまう方が多いと思いますが、Google Search Consoleは検索キーワードの把握やWebサイトへの問題があるかどうかを見るものです。
Googleでの表示回数、掲載した記事がどのくらいの平均順位なのかを確認できます。
もしWebサイトに問題があれば通知をしてくれ、すぐに気付けます。
Google AnalyticsとGoogle Search Consoleを組み合わせて使うことでより効率かつ効率的なSEO対策が可能です。
検索パフォーマンス
3つ目が検索パフォーマンスです。
先ほど紹介したGoogle Search Console内の機能で、検索パフォーマンスという機能があります。
検索パフォーマンスを活用すればGoogleからの検索流入状況が詳しく分かるようになります。
どのページがどのくらい読まれていてどの端末からアクセスされているのか絞り込みが可能です。
どのようなキーワードから流入しているのかサイトの分析が細かく出来るため、これらを活用すればユーザーがどのようなサイトを求めているのかが分かるでしょう。
抑えておきたい基本的なSEO対策
抑えておきたい基本的なSEO対策は以下のとおりです。
- タイトルタグの設定
- ユーザーが求めているコンテンツを作成
- 内部リンクの最適化
- 信頼できる記事にする
- ユーザーにとって読みやすい記事にする
- 外部で広告活動する
初心者でも以上の対策を抑えることで、検索エンジンから評価されるでしょう。
それでは、対策の詳細を詳しく見てみましょう。
タイトルの設定
1つ目がタイトルの設定です。
タイトルはまず先に目がつくもので、キーワードを含めるようにしましょう。
例えば「SEO」「対策」と調べる方はSEOの対策について知りたいと考えられます。
となれば、「SEOの対策を紹介」となるでしょう。
タイトルの設定をする上で大事なのは前半にキーワードを入れ、後半はどういった内容なのかを入れましょう。
文字数は特に決まっていないものの長すぎると読みづらいため、30後半から40文字までにとどめておきましょう。
ユーザーが求めているコンテンツを作成
2つ目がユーザーが求めているコンテンツを作成することです。
ネット上には情報が溢れているものの、中には未だ情報が不足しているものや自社のサイトにはない項目もあるでしょう。
検索ニーズに合うコンテンツを作成すれば情報を探しているユーザーは自社サイトを見るはずです。
検索キーワードの探し方には以下のものがあります。
- Googleから関連キーワードの候補を確認
- キーワードの月間平均ボリューム数を知る
- ユーザーがどのような情報を求めているのかを知る
多くの方が知りたい情報を書けば、それだけ需要の高いサイトとなります。
しかし需要の高いサイトはあらゆる企業が手を出すため、競合も高いものです。
そのため、次にも紹介する対策をしっかりと行うことが大事です。
内部リンクの最適化
3つ目が内部リンクの最適化です。
自社のコンテンツが沢山ある場合は、内部リンクを取り入れると他の記事へ流動できるでしょう。
調べているユーザーにとっても関連するコンテンツがそのページに有ると利便性が高く便利に感じます。
ユーザーが情報を探しやすくなると検索エンジンも情報を評価しやすくなるため、結果的に上位表示につながります。
関連性のあるリンクは積極的に内部リンクとして張っていきましょう。
▽こんなイメージです！
信頼できる記事にする
4つ目が信頼できる記事にしましょう。
ネット上にはさまざまな情報が溢れており、適切な情報を届けるためにも信頼性の高い情報が記載されているものが評価されます。
ユーザーからは信頼できる情報であると分かるために以下のようなことを行いましょう。
- 具体的に調査したデータである
- 公共機関のデータである
- 監修者や筆者のプロフィールを記載
ユーザーにとって読みやすい記事にする
5つ目がユーザーにとって読みやすい記事にしましょう。
Googleから評価されるために工夫するのも大事なことですが、何よりも大事なのはユーザーにとって読みやすい記事かどうかです。
文章が支離滅裂である、情報が信頼できない、フォントが読みにくい、表示速度が遅いといったものは上位表示されにくい傾向にあります。
SEO対策をしようとついつい忘れてしまうことですが、最も基本的かつ重要なことです。
読んでいてストレスのたまらないものにしましょう。
外部で広告活動する
昨今ではSNSが急成長しており、そちらで自社の告知活動をするのも効果的な手法です。
告知活動すれば自社を知ってもらい、良い評判を獲得し、話題になるという目に留まる機会が増えます。
上位表示されなかったとしてもSNSから流動されれば、安定した一定のユーザーが見込めるでしょう。
更に、SNSアカウントが自社運用であれば、広告費用不要で宣伝することが可能です。
覚えておきたいガイドライン
覚えておきたいガイドラインは以下の2つです。
- コピーコンテンツ
- リンクプログラムへの参加
これらのガイドラインを違反すれば、上位表示は厳しく、最悪悪質なコンテンツとみなされてしまうでしょう。
これから紹介するガイドラインは必ず抑えておきましょう。
コピーコンテンツ
1つ目がコピーコンテンツです。
コピーコンテンツとは他サイトと同じ内容、またはそっくりな内容であるコンテンツのことです。
インターネット上にはたくさんの情報があり、答えが1つであればどうしても似たような情報になってしまうのは仕方のないことでしょう。
実際にGoogleのマット・カッツ氏もコピーコンテンツだからペナルティを受けるわけではないと言っています。
極端ですが、100％内容が同じなものと、言っていることは同じなものの言い回しなどによって40％しか同じでないものでは全く違います。
コピー＆ペーストは絶対にしてはいけないものであり、メリットはないと言えるでしょう。
できるだけ、オリジナルコンテンツになるように意識しましょう。
リンクプログラムへの参加
2つ目がリンクプログラムへの参加です。
リンクプログラムとは、人為的なリンク操作や業者からのリンク購入などです。
そちらはすべてガイドライン違反となり、長い期間検索結果に表示されにくくなります。
そのためリンクプログラムはしないように注意しましょう。
SEOはしっかりと対策すれば上位狙える可能性が上がる
この記事ではSEOについて紹介しました。
この記事で紹介したタイトルや内部リンク、ユーザーの読みやすいようにするといったSEO対策をしっかりと行えば、上位表示をされる可能性が上がります。
しかし、上位表示されている記事が必ずしも正しいとは限りません。
そのため信頼できる情報かどうか、読みやすいかどうかなど基本的なことを抑えましょう。
基本的なことを抑え、その後SEO対策を行うと検索エンジンも評価してくれる可能性が上がります。
SEO対策も重要ですが、ユーザーにとって有益のある情報かどうかも定期的に見直してみましょう。
