無料で使えるBIツール比較9選!有料版にできて無料版で出来ない事とは?

※この記事には一部PRが含まれます。

 

BIツールは、社内のデータを収集・分析して状況を可視化できるツールです。

社内にある課題を見つけて早急に解決できるだけでなく、経営判断の意思決定をサポートしてくれます。

現在、CRMSFAツールなどのシステムは幅広い企業で導入されており、ビジネスには欠かせないものです。

しかし、情報が部署ごとで管理されていると不便です。

そのため、BIツールを導入して課題を解決する企業は増えています。

導入を検討したいがまとまった予算を確保できないという方もいるのではないでしょうか。

この記事では、無料で使えるBIツールを比較してご紹介します。

また、無料版ではできないことについても解説しますので、興味がある方はぜひチェックしてください。

【徹底比較】無料で使えるBIツールおすすめ9

無料で使えるおすすめのBIツールは全部で9種類あります。

それぞれの特徴を比較してご紹介しますので、導入を検討している方、ぜひ参考にしてください。

無料版で不安な方は、有料版がおすすめです!

Google データポータル

公式サイトはこちらから:Google データポータル

料金

中小企業向け:無料

大企業向け:要問合せ

機能

・データコネクタ

・データ変換

・データの視覚化

・共有と共同作業

・ユーザービリティ

おすすめポイント

・データをインサイトに変換できる

・チームワークを促進

・あらゆるデータを有効活用できる

導入形態

クラウド

導入事例

記載なし

提供元

Google

Google データポータルの特徴

Google データポータルはGoogle社が無料で提供しているBIツールです。

中小企業向けの製品は完全に無料で利用することができます。

Google データポータルの特徴は、データソースの種類に関わらずインポートして見える化できる点が特徴です。

例えば、アナリティクスやGoogle広告、キャンペーン、MySQLなどのソースから簡単にデータを取得し、可視化することができます。

基本的にはGoogle製品のデータ取得を得意とするため、Google広告などを運用している企業におすすめです。

Qlik Sense Desktop

公式サイトはこちらから:Qlik Sense Desktop

料金

体験版:無料

※利用にはQlikアカウントが必須

機能

記載なし

おすすめポイント

・複数のデータソースを統合

・インサイトの提案をAIが自動で生成

・チームで共同作業を実現

導入形態

クラウド

導入事例

NHS

HSBC

Lenovo

提供元

Qlik

Qlik Sense Desktopの特徴

Qlik Sense Desktopは、Qlik社が提供しているクラウドのBIツールです。

無料で利用できるのは体験版のみになるため、その期間が終了すると有料になります。

Qlik Sense Desktopの特徴は、強力な連想エンジンをシステムに採用している点です。

これを利用することで、データの統合やビジュアルアナリティクスの作成を素早く行うことができます。

また、インサイトの提案をAIが自動で生成してくれる、安全な環境で共同作業ができるという点が大きなメリットです。

クラウド環境のBIツールを利用したい、無料版から有料版に切り替えられる製品を使いたいという方は導入を検討しましょう。

Microsoft PowerBI Desktop

公式サイトはこちらから:Microsoft PowerBI Desktop

料金

無料体験版:無料

Power BI Pro

月額料金:1,090/ユーザー単位

 

Power BI Premium

月額料金:2,170/ユーザー単位

機能

・コラボレーションと分析

・モデリング

・ビジュアル化

・ガバナンス

・管理機能

おすすめポイント

Microsoft AIが課題を素早く見つける

Excelと連携して利用できる

・リアルタイム分析が可能

導入形態

記載なし

導入事例

金融業界や政府、教育機関など導入事例多数あり

提供元

Microsoft

Microsoft PowerBI Desktopの特徴

Microsoft PowerBI Desktopは、Microsoft社が提供するBIツールです。

体験版は無料で利用することができますが、その期間が終了するとPower BI ProもしくはPower BI Premiumと契約する必要があります。

Microsoft PowerBI Desktopの特徴は、Microsoft AIを利用して社内の課題を発見できることです。

Microsoft AIが社内にあるテキストや画像データを分析し、そこからインサイトをすばやく見つけ出してくれます。

これにより、課題が透明化されるため、経営判断をする際に役立てられるでしょう。

また、Excelと連携しやすい点も大きな特徴です。

ExcelのクエリやデータモデルなどをMicrosoft PowerBI Desktopのダッシュボードに接続することができるため、Excelのビジネスデータをすばやく収集できることは大きなメリットになります。

Microsoft PowerBI Desktopは、Microsoft365を使用しているところや業務にExcelの使用が欠かせないという企業におすすめです。

Zoho Analytics

公式サイトはこちらから:Zoho Analytics

料金

お試し版:無料

 

【ベーシック】

月額料金:2,700

 

【スタンダード】

月額料金:5,400

 

【プレミアム】

月額料金:13,500

 

【エンタープライズ】

月額料金:53,460

 

機能

・データ連携

・データ管理

・データ可視化

・拡張分析

・ビジネス分析

・共同分析

・データストーリーテリング

BI埋め込み

・オンブレミス分析

おすすめポイント

・複数のデータソースからデータを集約できる

AIによる分析サポート

・事業データを視覚的に分析できる

導入形態

クラウド/オンプレミス

導入事例

・株式会社星野リゾート

・サラヤ株式会社

・スズキ株式会社

提供元

Zoho

Zoho Analyticsの特徴

Zoho Analyticsは、全世界で50万社、200万人のユーザーが利用しているBIツールです。

無料体験版を利用することができるため、一定の期間は無償で使うことができます。

Zoho Analyticsの特徴は、複数のデータソースからデータを収集、蓄積してくれる点です。

企業が現在使用しているさまざまなシステム、ソフトウェアに対応しているため、運用システムの種類に関わらずサポートを受けることができます。

また、クラウドだけでなく、オンプレミスにも対応しているため、自社に合った形態で導入することが可能です。

事業データを視覚的に解析してくれる点も特徴として挙げられます。

レポート・ダッシュボード機能を利用すれば、折れ線グラフなどで収益の推移などを確認することができるため、わかりやすく表示してくれることは大きなメリットです。

まずは無料で試して本格的にBIツールを導入したいと考えている企業は、無料体験版を利用してみてはいかがでしょうか。

Grafana

公式サイトはこちらから:Grafana

料金

無料

機能

記載なし

おすすめポイント

・完全無料で利用できる

・データベースをサポートしているため、自社システムのデータ統合が可能

・可視化に特化したシステム

導入形態

記載なし

導入事例

記載なし

提供元

Grafana

Grafanaの特徴

Grafanaは、オープンソースソフトウェアのBIツールです。

そのため、完全無料で利用することができます。

Grafanaの特徴は、データベースなどに対応している点です。

NoSQLなどをサポートしているため、監視ソフトウェアのデータとして扱うことができます。

一方、Grafanaは日本語サポートがありません。

英語で仕様を理解して導入しなければならないので、負担が大きくなるでしょう。

また、Grafanaはデータを収集する機能がないため、既存システムとの連携が必要になります。

あくまでもデータを可視化するためのBIツールになるため、その点は注意しましょう。

Pentaho

公式サイトはこちらから:Pentaho

料金

体験版:無料

機能

記載なし

おすすめポイント

・豊富な接続部品を提供

・ドラッグアンドドロップでデータを配置できる

・対話的な多次元分析が可能

導入形態

記載暗視

導入事例

・中外製薬株式会社

・東京証券取引所

NASDAQ

提供元

株式会社日立製作所

Pentahoの特徴

Pentahoは、日立製作所が提供しているBIツールです。

無料体験版が用意されているため、30日間は無料で利用することができます。

Pentahoの特徴は、アジャイルでのデータ活用を実現するプラットフォームであるという点です。

データの可視化や分析だけでなく、ビックデータや従来のデータから情報を抽出して扱いやすく変換することもできるBIツールになります。

OSSベースで機能を実現しているため、新技術との連携も容易です。

また、多次元分析もできるため、高性能のBIツールを導入したい人は、まず体験版から利用してみてはいかがでしょうか。

Metabase

公式サイトはこちらから:Metabase

料金

無料

機能

・データ連携

・可視化

・アクセス権限管理

おすすめポイント

・さまざまなデータソースと連携できる

・シンプルなので使いやすい

SQLの知識が不要

導入形態

記載なし

導入事例

記載なし

提供元

Metabase

Metabaseの特徴

Metabaseは、オープンソースソフトウェアで提供されているBIツールです。

そのため、完全無料で利用することができます。

Metabaseの特徴は、接続できるデータソースの種類が多いという点です。

例えば、MySQLはもちろんのこと、GoogleアナリティクスやBigQueryDruidなどと連携することもできます。

また、グラフの種類が多く、わかりやすい表示が可能な点も特徴です。

棒グラフや円グラフなどさまざまな種類のグラフが提供されており、可視化する際に役立ちます。

MetabaseSQLの知識がない人でも導入することができるので、SQLを扱えるリソースがない企業におすすめです。

Graylog

公式サイトはこちらから:Graylog

料金

無料

機能

・ログ管理

・検索

・グラフ作成

・ログの抽出と分割

おすすめポイント

・ログを一括管理できる

・ログの整形や解析が可能

・アラートを送信できる

導入形態

記載なし

導入事例

記載なし

提供元

Graylog

Graylogの特徴

Graylogはログの一括管理や可視化ができるBIツールです。

オープンソースソフトウェアになるため、無料で利用することができます。

Graylogの特徴は、プラグインをインストールすることができる点です。

GraylogMarketplaceからプラグインを検索してインストールすれば機能を追加できます。

例えば、アラートの条件を追加したり、ログの形式やプロトコルを増やすことができたりするため、機能性を大幅に高めることが可能です。

無料であるにも関わらず、Graylogには豊富な機能が搭載されており、高機能はBIツールを無償で使いたい人は利用を検討しましょう。

Redash

公式サイトはこちらから:Redash

料金

無料

機能

記載なし

おすすめポイント

・完全に無料で利用できる

AWSで環境構築ができる

・さまざまなデータソースに対応している

導入形態

記載なし

導入事例

記載なし

提供元

記載なし

Redashの特徴

Redashは、オープンソースソフトウェアで提供されているBIツールです。

完全に無料で使うことができるため、有料版の利用を考えていない人におすすめできます。

Redashの特徴は、AWSで手軽に構築できる点です。

EC2インスタンスから構築することが可能となっています。

また、30分程度で導入できるため、知識がある人ならスムーズに運用を開始することができるでしょう。

有料版のほうがおすすめ!無料版ではできない3つのこと

このように、BIツールには無料で利用できるものもありますが、企業が本格的にBIツールを使いたいのであれば、有料版がおすすめです。

無料版には有料版と比べてできないことが多く、使いづらいと思ってしまうことも珍しくありません。

実際に、無料版ではできない3つのことについて解説しますので、有料版を導入しようか迷われている方はぜひ参考にしてください。

無料で使い続けられる製品は少ない

無料で使い続けられる製品は少ないという点です。

BIツールの中には、体験版として利用すれば無料で使用できるけど、その期間が終了すると有料版を使わなければならないという製品は少なくありません。

完全に無料で利用できる製品は多くないため、注意が必要です。

日本語によるサポートを受けられないことがある

日本語によるサポートを受けられないことがある点も有料版との違いです。

無料のBIツールの中には、英語による説明のみが提供されており、仕様や機能を確認するためには、英語を読めることが大前提になります。

たしかに、翻訳機能などを利用して理解することもできますが、スムーズに導入することはできないかもしれません。

また、BIツールは導入すれば成果を得られるわけではありません。

ツールを使いこなし、施策に落とし込んではじめて成果を得ることができます。

英語のみの表記となっている場合、内容を理解することができず使いこなせない社員が出てくる可能性もあるため、注意するようにしましょう。

機能制限がある

無料版はすべての機能を使うことができません。

無料版と有料版の2種類のプランが提供されている場合、有料版には使えて無料版に使えない機能が存在することがあります。

つまり、無料版は機能制限がかかるため、限られた機能の中でBIツールを運用しなければなりません。

BIツールの本来の魅力はさまざまな機能を使えて情報を可視化できることです。

機能制限があると不都合に感じるケースも多くなるため、機能制限を受けたくないという企業は有料版のBIツールを導入するようにしましょう。

無料版・有料版どちらがおすすめ?

企業の中には、無料版・有料版どちらを選択すればいいのか迷われている方もいるのではないでしょうか。

無料版と有料版にわけておすすめできる人の特徴を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

無料版をおすすめしたい人の特徴

無料版をおすすめしたい人の特徴は、オープンソースソフトウェアをうまく扱える人です。

無料版はオープンソースソフトウェアとして提供されているケースが多く、設定などは自分で行う必要があります。

製品によってはSQLの知識が求められたり、英語で仕様を確認したりする必要があるため、導入負担が大きいです。

それでもスムーズに自社システムと連携することができる企業は、無料版の導入をおすすめします。

有料版をおすすめしたい人の特徴

有料版をおすすめしたい人の特徴は下記の通りです。

 

  • スムーズな導入を実現したい
  • 導入や運用負担を減らしたい
  • 機能制限を受けたくない
  • 日本語によるサポートを受けたい

 

有料版は日本語によるサポートが充実しており、機能制限を受ける心配もありません。

そのため、快適にBIツールを利用したいという方は、有料版の利用がおすすめです。

下記の記事では、有料版も含むおすすめのBIツールをご紹介しています。

 

 

有料版の導入を検討している人は、上記の記事から自社に適したBIツールを選択してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、無料で利用できるBIツールをいくつかご紹介しました。

無料のBIツールは機能制限などがあり、自社で導入をしなければならないケースが多いです。

また、日本語よるサポートがなく、うまく使いこなすことができない恐れもあるでしょう。

機能制限を受けたくない、スムーズな導入を実現したいという方は、有料のBIツールがおすすめです。

有料版はコストがかかりますが、高い費用対効果を期待することができるので、ぜひ自社に合った製品を選び、情報データの統合を図りましょう。

 

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