【2024年】おすすめのクラウドサーバー8選徹底比較!選び方も解説

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サーバーを利用する際は、物理的に用意する方法、レンタルサーバーやクラウドサーバーなどのサービスを利用する方法があります。価格や利便性の点でクラウドサーバーが注目され始めました。

クラウドサーバーはレンタルサーバーと混同されますが、CPUやメモリを共有して使うのがレンタルサーバーです。一方、クラウドサーバーは1台の物理サーバーを仮想サーバーに分けて、それぞれのサーバーでCPUやメモリを専有して使います。

レンタルサーバーはシェアハウス、クラウドサーバーはマンションをイメージしてもらうと分かりやすいのではないでしょうか。シェアハウスでは1つの家を共有して使いますが、マンションでは棟が同じだけで各世帯に生活設備があります。

そこで本記事ではおすすめのクラウドサーバーを比較して紹介していきます。

クラウドサーバーについて詳しく知りたい方は、下記をあわせてご覧ください!

【個人/法人】おすすめのクラウドサーバー比較8選


クラウドサーバーを選ぶ際にはセキュリティレベルが自社の基準に合っているか確認をする必要があります。サポート体制や料金システムがどうなっているかと併せて紹介していくので、参考にしてみてください。

①Clara Cloud|月額定額・初期費用無料のプライベートクラウド

月額定額&初期費用無料

料金

9種類の料金プラン

vCPU

〜456

メモリ容量

〜1,536GB

ストレージ容量

〜57.6TB

Clara Cloudは保守管理運営作業をプロに任せて、管理運用の手間をかけず業務の効率化を図ります。初期費用はかからず、料金月額固定となっているので、毎月の料金設定もわかりやすいです。

拡張性に優れていて、リソースは簡単に増やすことができます。複数サーバの統合管理ができるようになっていて、サーバが複数あるという場合でも各サーバがわかりやすいです。

月額定額&初期費用無料

②Amazon EC2(AWS)|セキュリティ体制が万全

引用元:AWS公式HP

  • 高いセキュリティ
  • 安心のカスタマーサポート
  • 柔軟なオプションでコストを最適化

セキュリティ

サポート体制

料金

従量課金制、無料期間750時間/1ヶ月の×12ヶ月

vCPU

〜128

メモリ容量

〜24TB

ストレージ容量

〜64TiB

Amazonが提供するサービスのため、セキュリティ面やサポート体制は抜群です。特にサポートは電話・メール・チャットで24時間対応していて、急にサポートが必要になったときでも問い合わせができて安心です。

実機がない仮想サーバーで、インターネットが繋がっていればどこでもメンテナンスが可能な点がユーザーに好まれています。

契約するプランによってスペックが変動します。上記の表のスペックが最高値です。細かくオプションの設定ができるのも非常に便利です。料金は使用した分だけなので、使わない分の料金が発生しないところも大きな強みです。

③Virtual Machines(Microsoft Azure)|連携がしやすいクラウドサーバー

引用元:Azure公式HP

  • Windows端末やOSとの連携がしやすい
  • 従量課金制なので柔軟なコスト設計ができる
  • サポート内容もプランで選べる

セキュリティ

サポート体制

料金

従量課金制、無料期間750時間/1ヶ月の×12ヶ月

vCPU

〜416

メモリ容量

〜12TB

ストレージ容量

〜64TiB

サポート体制別に、プランが3種類あります。DEVELOPER(29USD、営業時間内にメールのみで相談可能)、STANDARD(100USD、24時間365日メール・電話による相談が可能)、Professional Direct(1,000USD、24時間365日メール・電話による相談が可能)の3種類です。自社の状況に応じてサポート体制が選べ、コスト削減もできる点が強みです。

料金体系はAmazon EC2と変わらないので、WindowsやOSをメインに使うか否かを選ぶ基準にすると良いでしょう。

④Compute Engine(GCP)|グーグル社が提供するクラウドサービス


引用元:Compute Engine公式HP

  • Google社提供のクラウドサービス
  • ビッグデータの解析や機械学習に強いGoogleの環境を使える
  • 従量課金制+利用状況に応じた割引

セキュリティ

サポート体制

料金

従量課金制+割引制度

vCPU

〜416

メモリ容量

〜12TB

ストレージ容量

〜257TB

グーグル社が提供するクラウドサービスなので、Google Workspaceと連携させることが可能です。すでにGoogle Workspaceを活用されている場合は、ユーザー管理や安全な運用をスムーズに行うことができます。

サポート面で言うとまず、3種類のプランがあります。日本語対応プランもありますが、日本語のサポートは英語のサポートに劣る部分があるので、英語を使えない場合のサポート体制は良くはありません。

セキュリティ面やビッグデータを扱えるスペック面が非常に優秀で、英語という点をクリアできる方であれば、イチオシのクラウドサービスです。

⑤Elastic Compute Service(Alibaba Cloud)|中国でクラウドサーバーを使うなら

引用元:Alibaba Cloud公式HP

  • 中国での影響力が高い
  • 3種類の料金体系から選べる
  • 4種類のサポートプランから選べる

セキュリティ

サポート体制

料金

サブスクリプション・従量課金制・リザーブドインスタンスから選べる

vCPU

〜256

メモリ容量

〜4TB

ストレージ容量

〜32TiB

中国で影響力が高いクラウドサービスなので、中国でビジネスを行うならElastic Compute Service一択です。

サポート体制は以下の4種類がありますが、詳細は登録しないとわからないようです。

基本プラン(無料)
開発者プラン(19USD〜)
ビジネスプラン(100USD〜)
エンタープライズプラン(8,000USD〜)

料金設定は「1ヶ月分〜」の利用料金を前払いし、支払った分だけ使用できるサブスクリプションや、従量課金制、1年間または3年間の利用を予約することで、従量課金より割安で利用できるリザーブドインスタンスの3種類から選べます。

⑥ALTUS Basic|個人利用におすすめ

引用元:ALTUS by GMO公式HP

  • 個人利用に適したサービス
  • vCPU数・メモリ・ディスク容量・ストレージ容量を自由に設定できる
  • 月割料金と時間割料金から選べる

セキュリティ

サポート体制

料金

月額550円〜、月割と時間割から選択可能

vCPU

〜12

メモリ容量

〜64GB

ALTUSはGMOインターネット株式会社が展開するクラウドサービスです。特にALTUS Basicは個人利用に特化しており、豊富なカスタマイズでコストを最小限に抑えられます。

サポートは平日10時〜18時のあいだに電話で対応してもらえるので、悪くはないのではないでしょうか。

ALTUS Basicではミニサーバーの月額550円のプランや2コアvCPU、2GBメモリ、40GBルートディスクで月額3300円のプランなどお得なプランが魅力です。月割料金だけでなく、4.1666/時〜の時間割料金も選択可能です。4日間の無料試用期間もあるので、個人でクラウドサーバーを使いたい方は試してみてください。

⑥さくらのクラウド|特徴を一言で

引用元:さくらのクラウド公式HP

  • 日本のクラウドサービス
  • 全95種類の中からクラウドサーバーを選べる
  • 利用料金は月額制(日割あり)

セキュリティ

サポート体制

料金

月額制、日割料金あり

vCPU

〜20

メモリ容量

〜224GB

ストレージ容量

〜12TB

さくらのクラウドは日本に拠点を置くクラウドサービスです。スペックは大手クラウドサービス会社に劣ってしまうかもしれません。しかし、利用期間が1ヶ月を通して20日未満であれば日割りの料金が適用されるので、休日が多い場合はコストを抑えやすい特徴があります。

サポートはメールで24時間365日対応していますが、電話ではないので緊急の場合には急いで対応することができません。サポート体制は契約前に一度話を聞いておくといいでしょう。

⑦wpX Speed|WordPressに特化したクラウドサービス

引用元:wpX Speed公式HP

  • WordPressに特化したレンタルサーバー
  • 幅広い料金プラン
  • 電話とメールで迅速なサポート体制

セキュリティ

サポート体制

料金

7種類の料金プラン

vCPU

〜12

メモリ容量

〜56GB

ストレージ容量

〜1TB

wpX SpeedはWordPressに特化したクラウドサービスで、細かく設定された料金プランがウリのサービスです。スペックはあくまで個人利用向けですが、料金設定やサポートの部分で他の個人向けクラウドサービスと差異が見られます。

サポート体制は万全であり、電話は平日10時〜18時、メールは24時間365日受付で24時間以内の返信をしてくれます。クラウドサーバーに慣れていない個人利用の方はサポート体制の厚い、wpX Speedがおすすめです。

 

【料金/特徴】おすすめのクラウドサーバーの比較表

料金

特徴

AmazonEC2

従量課金制

高いセキュリティ

安心のサポート

豊富なオプション

Virtual Machines

従量課金制

Windowsとの連携

柔軟なコスト設計

選べるサポート

Compute Engine

従量課金制

Google社提供

Googleの環境

従量課金制+割引

Alibaba Cloud

3種類から選択

中国での影響力

3種類の料金体系

4種類のサポートプラン

ALTAUS Basic

  月割か時間割

個人利用に特化

自由な設定

月割か時間か選べる

さくらのクラウド

月額制

日本が拠点

95種類から選べる

日割ありの月額制

wpX Speed

7種類から選択

WordPress特化

幅広い料金プラン

迅速なサポート体制

Clara Cloud

9種類から選択

プロによるITインフラの運用

料金は月額制

優れた拡張性

クラウドサーバーの選ぶ際の3つの注意点

クラウドサービスでは各社で特徴が異なるため、選ぶ際に悩むことも多いのではないでしょうか。各社を比較する上で注意すべきポイントを紹介します。クラウドサーバーを選ぶ際に注意する点は以下の3つです。

  • 利用する目的と合っているサーバーかどうかを確認する
  • サポート体制が整っているかを確認する
  • セキュリティ体制が整っているかを確認する

利用する目的と合っているサーバーかどうかを確認する

各サービスでそれぞれ強みが異なるので、利用する目的とあっているかを確認することは大切です。

例えば、中国でのビジネスを始めるときにはElastic Compute Service(Alibaba Cloud)を使うことで、強みの中国での影響力を存分に活かせます。日本に拠点があるさくらのクラウドと比較するとその差は大きいといえるでしょう。

ビッグデータを扱う際には、Google社提供のCompute Engine(GCP)を使うか個人向けのwpX Speedを使うかで差が出ることも明白です。

このように、各サービスの特徴と利用目的が一致しているかを確認することで、より効果的なサービスを選択することができます。

サポート体制が整っているかを確認する

自社や自分自身ひつようなにサポート体制が揃っているか確認をしておくことも重要です。

トラブルが起きた際に対応できる人物がいる場合は、サポート内容を薄くしてコスト削減に務めるべきです。一方、対応できる人物がいない場合は、サポート内容が厚いサービスを選ぶ必要があります。特にトラブルの解決にスピードを求められる場合は、メール対応のみのサービスでは不十分だといえるでしょう。

したがって、サポート体制が必要か否か、またサポートの内容をあらかじめ吟味しておくことは、クラウドサーバーを選ぶのに大いに役立ちます。

セキュリティ体制が整っているかを確認する

セキュリティレベルが自社にあっているかを確認することも大切です。個人情報や社外秘を含む膨大なデータを扱う以上、セキュリティ対策は万全でなければなりません。

また、自社のセキュリティポリシーに反するサーバーでない必要もあるので、セキュリティ面でカスタマイズのできるサービスを選ぶと無難です。カスタマイズをすると別途費用がかかる場合が多いので、その費用も調べておくと良いでしょう。

まとめ

今回は、おすすめのクラウドサーバーをスペックと強みに触れながら紹介しました。クラウドサーバーは各社で特徴とメリットが異なってくるので、事前に下調べをし、自社のニーズと合うサービスを選ぶことが大切です。

自社に合うクラウドサーバーかを判断する際は、強み・セキュリティ面・サポート面を比較していくと良いでしょう。

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