個々の事情に応じた自由な働き方が求められるようになっている2022年現在。
働き方改革の影響もあり、オフィスをフリーアドレスにする会社が増えています。
この記事では、フリーアドレスに必須であるパーソナルロッカーの選び方とおすすめのパーソナルロッカーについて紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
なぜフリーアドレスにはパーソナルロッカーが必要なのか
そもそも、なぜフリーアドレスにはパーソナルロッカーが必要なのでしょうか。
- フリーアドレスとは、自分のデスクを持たず、各自が自由に席を選んで仕事をするスタイルのこと。
- パーソナルロッカーとは、主に個人で使用するパソコンや書類、その他の仕事道具や私物を収納するために使用するロッカーのこと。
つまり、フリーアドレスを採用しているオフィスにあるデスクは、すべて共有のデスクとなります。
自分のデスクに置いてあった業務に必要な荷物や私物を収納するスペースが必要になりますよね。
そのため、パーソナルロッカーが最近注目されるようになりました。
またフリーアドレスでは、各社員宛の郵便物などの管理も課題のひとつですので、扉に郵便物などを入れる専用のメール穴が付いているタイプもあります。
社員宛の郵便物や書類を直接パーソナルロッカーに入れることができるため、パーソナルロッカーはフリーアドレスの課題をいくつも解消してくれるのです。
また、パーソナルロッカーはセキュリティ面にも優れており、”鍵ありタイプ”だけでなく”鍵なしタイプ”も存在します。
ロッカーの中にパソコンを充電できるように”電源があるタイプ”や、扉に郵便物の受け渡しできる”メール穴がついているタイプ”のロッカーもあり、種類はさまざまです。
自分の名前が入っているパーソナルロッカーがあると、フリーアドレスで薄れがちである「会社に属している」という認識を持つこともできます。
パーソナルロッカーの選ぶポイントを紹介
パーソナルロッカーは機能や種類が様々。
会社の用途に合わせて選択する必要があります。
パーソナルロッカーを選ぶ場合、下記のようなポイントを押さえることをおすすめします。
- 収納
- セキュリティ
- 機能面
- カスタマイズ
順番に紹介していきます。
収納
収納については、どのくらいの物を収納するかによって選択肢が変わってきます。
例えば、ジャケットなどの上着を収納するかどうか。
上着まで収納するのであればバーチカルタイプがおすすめです。
引用元:パーソナルロッカー NL - PLUS ファニチャーカンパニー
パソコンや小物のみであれば、ベーシックタイプ(スタンダードタイプ)で問題ないでしょう。
引用元:パーソナルロッカー NL - PLUS ファニチャーカンパニー
会社によっては、ジャケットなどの衣類を収納するロッカーと、パソコンや小物などのロッカーを分けているオフィスもあります。
もともと使用しているロッカーが衣類を入れるようなタイプであれば、ベーシックタイプ(スタンダードタイプ)を導入するといいでしょう。
大きさについては、オフィスの面積も加味して選択することをおすすめします。
また、収納の大きさが合わないと、ロッカーの中が物で溢れてしまうこともあるので、収納の大きさには注意した方がいいかもしれません。
セキュリティ面
パーソナルロッカーには、パソコンや私物など、大切なものを保管します。
セキュリティ面には注意したいところです。
パーソナルロッカーの鍵の開け閉めには、下記のようなタイプがあります。
◇鍵ありタイプ
- シリンダー(鍵の紛失時はシリンダーが交換できるタイプもある)
- ICカード
◇鍵なしタイプ
- プッシュオートロック(扉を閉めると自動でロックがかかる)
- ダイヤル式
- 指紋認証
鍵あり・なしのどちらのタイプでも、鍵の紛失など万が一の場合はメーカーや販売店が有償で対応してくれます。
プッシュオートロックであれば、扉を閉めると自動でロックがかかるため、鍵のかけ忘れの心配はありません。
最近では、指紋認証で鍵の開け閉めができるパーソナルロッカーもあります。
社員の人数が多い会社の場合、鍵の管理が手間になることもあるため、鍵なしタイプを選択することも多いでしょう。
機能面
パーソナルロッカーを選ぶ場合、機能面についても注目してみましょう。
パーソナルロッカーにはこのような機能があります。
- 天板がついている
- ロッカーの中で充電が可能
- メール穴
- 可動式
順番にみていきましょう。
天板がついている
パーソナルロッカーとしてだけでなく、上に天板をつけてテーブルやカウンターとして使用できるタイプもあります。
ちょっとした打ち合わせや会議もパーソナルロッカーの上で行うことも可能です。
テーブルや机を置く場所を省くことができるため、特にスペースが限られているオフィスには有効でしょう。
パーソナルロッカーの中で充電が可能
パーソナルロッカーの中に電源があり、収納しながら充電できるタイプもあります。
ノートパソコンを収納する専用のスペースがあるのは便利ですね。
パーソナルロッカーの中に電源があるタイプと、配線ケーブルがあるタイプ(自分で延長コードを設置)がありますので、予算で検討するといいかもしれません。
また、横置きタイプや縦置きタイプのものもあります。
こちらについては、オフィスのスペースによって選択することをおすすめします。
メール穴
フリーアドレスでは、個人の郵便物の管理が課題となります。
各社員宛の郵便物を、直接パーソナルロッカーに入れることができれば便利ですよね。
そのため、ロッカーにメール穴がついているタイプもあります。
また、パーソナルロッカーの中に書類受けが有るタイプもありますので、こちらは予算で選択するといいでしょう。
可動式
ロッカーといえば固定式を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、パーソナルロッカーにキャスターがついており、可動できるタイプもあります。
場所を選ばずに使用できるため、スペースに限りがあるオフィスに向いているでしょう。
カスタマイズ
パーソナルロッカーを選択する際には、設置したあとにカスタマイズできるかどうかも確認しましょう。
設置後に増設できるタイプや、あとからジャケットなどの上着をかけるところが欲しいという要望に応えられるようにしておくと、社員の満足度も上がります。
おすすめのパーソナルロッカー
コクヨ「iNON(イノン)」
コクヨのiNON(イノン)は、一人一人異なる収納への要望をかなえられるようなカスタマイズ性に優れています。
株式会社稲葉製作所「iprea(イプリア)」
稲葉製作所のiprea(イプリア)は、ワークスタイルの変更に合わせて、自由に増設・変更が可能です。
PLUSファニチャーカンパニー「パーソナルロッカー NL」
引用元:パーソナルロッカー NL - PLUS ファニチャーカンパニー
ファニチャーカンパニーの「NL」は、目的に合わせてバーチカルタイプとベーシックタイプが選ぶことができます。
まとめ
ここまでフリーアドレスに必須であるパーソナルロッカーについて、選び方とおすすめのパーソナルロッカーを紹介してきました。
自由な働き方が求められる現在では、フリーアドレスを導入する企業も増えてきており、パーソナルロッカーの注目も集まってきています。
パーソナルロッカーを導入する場合には、自社の用途に合ったパーソナルロッカーを選択する必要がありますので、ぜひ参考にしてください。