支払い代行3社を比較|サービスを依頼するメリットデメリットも紹介

※この記事には一部PRが含まれます。

 

支払い関係は細かい業務のため、時間を取られて通常業務に集中できない、とお悩みの経営者もいることでしょう。

いっそのこと、「支払い代行」に任せるのもおすすめです。

当記事では、支払い代行とはどんなサービスなのか、サービスを利用するメリット・デメリットについてご紹介します。

支払い代行サービスを活用して、煩わしい雑務から解放されましょう。

支払い代行は決済代行とは異なる

 

支払い代行とは、相手方に支払いを行う時に、事業者に代わって、その支払い手続きを行うサービスのことです。

報酬や配当金の支払い、返金の振込や保険金の支払いまで、支払い代行の活用シーンは多岐に渡ります。

支払い代行は、決済代行、またはその他業者と異なるサービスです。

これらのサービスの違いを見ていきましょう。

支払い代行やその他業者の違い

サービス名

代行種別

価格帯

特徴

対応業務

主なサービス

支払い代行

・金融機関口座

・インターネットバンキング

・公共料金

要問合せ

・経理業務自動化を実現

・顧客満足度向上

・契約

・システム

・生産

・運用、保守

事業者の指示に基づき、各支払を実行する

決済代行

・クレジットカード決済

・コンビニ決済

・携帯キャリア決済

・電子マネー決済

8万~30万/月※月商による

・各決済機関との契約を一本化できる

・お金の回収や管理も任せられる

・加盟店契約

・売上入金

・システム開発

様々な決済手段を導入したい事業者と各決済機関の間に立ち窓口となる

収納代行

・コンビニ支払い200円前後/件

・お金の一括管理が可能

・運用の効率化

・収納データ通知

・収納資金振込

全国のコンビニを通じて商品の購入代金やサービス料金を支払える

請求書発行代行

・取引先への請求書発行200円前後/通~・印刷や封入などの手間を削減できる・請求書発行取引先に請求書を発行するサービス

同じ「代行」の言葉が入っているサービスでも、対応業務から価格帯まで、大きく違いがあります。

支払い代行サービスとは、事業者の指示に基づき、各支払を実行するサービスのことです。

支払い代行サービスを利用することで、事業者は、金融機関口座やインターネットバンキング、公共料金など、支払い事務を大幅に削減できます。

着金スピードが上がることで、顧客満足度の向上が見込まれるでしょう。

支払い代行の種類

支払い代行は、支払先のジャンルによって3つの種類に分けられます。

タイトル
  • 金融機関口座
  • 通信会社各社が提供するサービス
  • 公共料金

支払い代行を良く利用されるECサイト事業者は、金融機関口座や通信会社各社が提供するサービスへの支払いに対応している支払い代行業者を選ぶと良いですね。

通信費や公共料金の支払い手続きを簡略化したいと考えられている事業者は、公共料金の支払いサービスを行っている支払い代行業者を利用しましょう。

おすすめの支払い代行業者&サービス3社を徹底比較

サービス名

ペイジェント支払い代行

SB Payment Service

Billing System

運営会社

株式会社ペイジェントSBペイメントサービス株式会社ビリングシステム株式会社
月額料金要問合せ要問合せ要問合せ

初期費用

要問合せ要問合せ要問合せ

特徴

・立替払いに対応

・24時間365日リアルタイム入金

・振込時に自動で口座確認

・銀行口座の他に、通信各社が提供するサービスへの支払い可能

・携帯番号と受取人の氏名のみで支払い可能

・24時間365日リアルタイム入金

・公共料金の支払い事務削減

・事務作業を大幅に効率化

個人事業主対応可否

可能可能可能

無料お試し可否

なしなしなし

おすすめの支払い代行業者3社をご紹介します。

それぞれのサービスで特徴が違いますので、事業の内容や支払先に合わせて、選定しましょう。

以下で、各社のサービスについて詳しくご説明します。

ペイジェント支払い代行

出典:ペイジェント支払い代行サービス公式サイト

サービス名

ペイジェント支払い代行

運営会社

株式会社ペイジェント

月額料金

要問合せ

初期費用

要問合せ

特徴

・立替払いに対応

・24時間365日リアルタイム入金

・振込時に自動で口座確認

個人事業主対応可否

可能

無料お試し可否

なし

ペイジェント支払い代行の特徴は、立替払いに対応していることです。

事業主は事前の資金負担が必要ないため、あらかじめ入金する手間の削減や、業務の効率化を実現できます。

24時間365日、リアルタイムでの着金可能な点も、支払いを受ける側にとっては魅力的なサービスです。

いち早くお客様が支払いを確認できることで、顧客満足度の向上に貢献しています。

せっかく支払いを行ったのに、口座情報が誤っていると組戻しとなり時間がかかってしまいますよね。

ペイジェント支払い代行では、振込時に口座確認を行うため、組戻しを削減するというサービスが安心を生んでいます。

SB Payment Service

出典:SB Payment Service公式サイト

サービス名

SB Payment Service

運営会社

SBペイメントサービス株式会社

月額料金

要問合せ

初期費用

要問合せ

特徴

・銀行口座の他に、通信各社が提供するサービスへの支払い可能

・携帯番号と受取人の氏名のみで支払い可能

・24時間365日リアルタイム入金

個人事業主対応可否

可能

無料お試し可否

なし

支払先の携帯電話番号と受取人の氏名のみで支払いができる点が特徴の、SB Payment Serviceです。

銀行口座の他にも、通信各社が提供するサービスへの支払いができます。

  • ソフトバンクカード
  • d払い
  • au PAYプリペイドカード
  • au PAY

通信会社大手に対応した取り組みは、決済業界初の試みです。

支払いが完了し、支払先が受け取ったお金は、カード・口座の残高としてすぐ利用できます。

キャッシュレスで買い物を行っている人は近年増え続けており、わざわざお金を移動させずに利用できるこのサービスは、特に喜ばれているサービスです。

Billing System

出典:Billing System公式サイト

サービス名

Billing System

運営会社

ビリングシステム株式会社

月額料金

要問合せ

初期費用

要問合せ

特徴

・公共料金(水道、電気、ガス、電話料金等)の支払い事務を削減し、事務作業を大幅に効率化

個人事業主対応可否

可能

無料お試し可否

なし

Billing Systemは、公共料金に特化した支払い代行です。

支社や支店、工場、マンションやアパート等の公共料金の支払いに携わる事務を合理化したいと言う人に良いでしょう。

請求書・払込票の送付先変更手続きもBilling Systemが請け負ってくれるため、事業者は依頼するだけの簡単手続きです。

支払いを行ったあとの払込票は、事業者へ返却されますので、払い込んだ証拠もしっかりと残すことができますよ。

オプションにより、Billing Systemの方で、払込票を保管することも可能です。

支払い代行を利用する3つのメリット

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支払い代行を利用したことが無い人は、そもそも支払い代行を利用するべきかどうか、迷っている人もいると思います。

支払い代行を利用する上で得られる3つのメリットを見てみましょう。

支払い代行3つのメリット
  • オペレーションの効率化
  • 支払い代行業者独自のサポート
  • 資金繰りの解決

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

オペレーションの効率化

1つ目のメリットは、オペレーションの効率化です。

支払い業務は、煩雑な上に、間違えると会社へ損害を与えかねないため、経理にとって、非常に気を遣う業務と言えます。

支払い代行を利用することで、それらの物理的・精神的な煩わしさから解放されますので、オペレーションがスムーズに進むことでしょう。

支払い代行業者独自のサポート

2つ目は、支払い代行業者独自のサポートを受けられることです。

支払い代行業者により、サービス内容に特徴があります。

先にご紹介した支払い代行業者の中で言えば、ペイジェント株式会社の立替払いや、SB Payment Serviceの通信各社のサービスへの入金などです。

支払いをするだけであれば、ただのお使いと言わざるを得ません。

支払い代行業者独自のサービスを比較し、事業者自身がメリットと思うサポートを選ぶと良いですね。

資金繰りの解決

3つ目は、資金繰りの解決です。

支払い代行業者により、事業者が支払い業者に入金する前に支払先に入金を行ってくれる、立替払いを実施している業者があります。

事業者は支払い業者から立替金と手数料の請求が来た後、期限日までに支払えば良いため、資金負担が無いため、資金繰りが良好な状態を保ち続けられることがメリットです。

立替払いは、対応している業者としていない業者があるため、希望する事業者は、事前に確認するようにしましょう。

支払い代行を活用する2つのデメリット

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支払い代行を利用する前に、考えられるデメリットについても確認が必要です。
支払い代行2つのデメリット
  • コストがかかる
  • 個人への依頼は飛ばれる可能性も

利用の前には、これらの点について理解しておきましょう。

コストがかかる

1つ目は、コストがかかるという点です。

支払い代行業者への手数料やオプション追加料などがかかります。

金額は支払いの件数、利用状況により変わってきますので、詳しくは各支払い代行業者から見積もりを取った上、比較検討するようにしましょう。

個人への依頼は飛ばれる可能性も

2つ目は、個人で支払い代行をしている業者は、飛ばれる可能性もあるという点です。

支払い代行業者は、すべてが法人ではなく、個人で営んでいる人もいます。

個人の支払い代行業者皆に当てはまることでは決してありませんが、個人への依頼は、仕事を放って行方をくらましてしまう可能性もあることを頭に入れておいてください。

その場合、損害賠償請求をすることもできますが、相手方がどこにいるか分からなければ、それも叶いません。

さらに、支払先の個人情報漏洩にも繋がる可能性も捨てきれませんので、特に初めての依頼の場合は、法人として支払い代行業務を行っている業者へ依頼すると安心です。

支払い代行に関するQ&A

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最後に、支払い代行に関するよくある質問を見てみましょう。
支払い代行に関するQ&A
  • 個人でも支払い代行業社を依頼できる?
  • 支払い代行を依頼する際は業務委託契約書を結ぶ?

支払い代行を初めて利用するという人は特に、目を通しておいた方が良いかもしれません。

個人でも支払い代行業社を依頼できる?

個人でも支払い代行業者を依頼することは可能です。

支払いをする側の事業者は、法人化していなければいけないということはありません。

個人事業として、仕入れをしたり、売上金を分配したりする場合、各人への支払いが必要となります。

お金が絡む部分では、一歩間違えると先方に迷惑をかけかねないため、個人の場合は特に、支払い代行業者を利用するとミス無く終えられますので、支払先が多い場合にはメリットがあると言えるでしょう。

もちろん、法人と同じようにコストがかかりますので、費用対効果を良く考えた上で依頼するようにしてください。

支払い代行を依頼する際は業務委託契約書を結ぶ?

支払い代行を依頼する際は、業務委託契約書を結びます。

事業者と支払い代行業者は、事業者が当該第三者に支払うべき料金その他の金銭を、支払い代行業者が事業者から回収し、代わって第三者に支払う事務の部分を業務委託するといった内容です。

  • 支払い代行業者が預り金を喪失した場合を除き、事業者と支払先の第三者との間に生じた紛争、訴訟について、支払い代行業者は一切の責任を負わない
  • 特別の場合を除き、支払い代行業者は支払い代行を第三者に委託することができる

事業者によって取り決めは様々ですが、業務委託契約書には、これらの内容を記載すると良いでしょう。

支払い代行を使って業務をスマートにしよう

日々の業務の中で、支払い関係は煩雑な手続きであるのに加え、とても気を遣う業務のひとつです。

支払い関係に時間を費やし、通常業務に支障をきたしているという事業者もいることでしょう。

そんなときは思い切って、支払いを外注化する、支払い代行を利用するのがおすすめです。

支払い代行業者によって多少の差異はあるものの、業者独自のサービスを享受しながら、支払いの事務手続きを一本化することができますよ。

コストはかかるものの、通常業務がスムーズに進めば利益が上がり、結果的に良かったと胸を撫で下ろす人も多いです。

経理業務に悩まされているという事業者は、是非支払い代行業者を利用して、業務をスマートにこなしていきましょう。

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