個人事業主が携帯を2台持ちするメリットとは？法人契約と個人契約の違いも解説

個人事業主やフリーランスの方の中で、個人用の携帯と仕事用の電話番号を使い分けるか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

プライベートと仕事の携帯を一緒にしてしまうと、プライベートとの境目が分からなくなってしまいます。

また、個人と仕事の連絡が一緒になってしまうことで、大切な仕事の連絡に気づけないなんてことも起きかねません。

そこでこの記事では、個人事業主やフリーランスは携帯を2台持ちすべきなのか、2台持ちにするメリットなどを紹介します。ぜひ参考にしてください。

個人事業主が携帯を2台持ちする5つのメリット

では、個人事業主が携帯を2台持ちするメリットを5つ紹介します。

• 仕事用とプライベート用で情報を分けられる
• プライバシーを守れる
• 事業用のスマホ料金を一括管理できる
• 個人用SNSとの連携を防止できる
• 2台持っていれば充電切れのリスクを減らせる

仕事用とプライベート用で情報を分けられる

個人事業主が携帯電話を2台持ちすれば、仕事とプライベートで使い分けができるようになるのが最大のメリットです。

仕事とプライベートの携帯を分けることで、仕事できた連絡に素早く反応できたり、LINEアカウントなども個人のアカウントを教える必要がありません。

オンとオフのメリハリがしっかりと生まれるため、仕事をしていないときは仕事用の携帯を見ることがないので、ストレスなどを緩和できるでしょう。

プライバシーを守れる

仕事とプライベートで携帯を分けることで、プライバシーを守れます。

プライベート用の携帯1台だと、個人の電話番号やLINEアカウントを教える必要があるため、もしもの時にプライバシーの問題が出てきます。

しかし、仕事用とプライベート用で携帯を分けることで、仕事用の番号やアカウントを相手に教えればいいので、プライバシーを守ることが可能です。

事業用のスマホ料金を一括管理できる

個人用と仕事用で携帯を分けることで、事業用のスマホ料金を一括管理できるのもメリットです。

個人と仕事の携帯を1台にしてしまうと、スマホ料金の管理がやりにくくなってしまい、確定申告などで時間がかかってしまいます。

経理をする上で計算しやすく確定申告の際に悩むことが減るので、個人用と仕事用で分ける方がおすすめです。

個人用SNSとの連携を防止できる

最近では、電話番号と各種SNSを連携して利用することが増えています。

プライベート用のSNSを仕事相手に見られたり、友達申請を受けてしまうと断れずに困ることもあるでしょう。

しかし、携帯電話を2台持つことでSNSのアカウントを仕事用とプライベート用で分けられるのでおすすめです。

2台持っていれば充電切れのリスクを減らせる

携帯を1台しか持っていない場合、頻繁に仕事先と電話したり、プライベートで動画などを見ているとあっという間に充電がなくなってしまうケースもあります。

充電が切れてしまうと、モバイルバッテリーなどを使う必要がありますが、忘れた場合は充電がないままなので、仕事に支障をきたしてしまうこともあるでしょう。

そのため、携帯電話を仕事用とプライベートで分けることで、充電が切れる心配はありません。加えて、1台が充電切れになっても、もう一台あるという安心感が生まれます。

個人事業主でも法人携帯の契約はできる？

個人事業主でも法人契約は、できるのかを紹介します。

• 「みなし法人」として認められれば法人契約できる
• 家族の分の携帯も法人契約にした方が経費に計上できる

「みなし法人」として認められれば法人契約できる

個人事業主は、法人ではないからと、個人で契約した携帯を仕事で利用している人も多くいるでしょう。

個人事業主は法人ではないので、基本的に法人の携帯を契約することはできません。しかし、青色申告をして「みなし法人」として認められていれば、契約できる場合があります。

ただし、青色申告をしていても必ず法人契約できるわけではありません。キャリアによって対応や扱いが異なるので、事前に確認してください。

家族の分の携帯も法人契約したほうが経費に計上できる

個人で仕事や事業を行う人の中には、家族を従業員として雇っている人も多いでしょう。

家族を従業員にしている場合、家族も仕事で携帯を利用することもあるかもしれません。

その場合は、家族の携帯も法人契約にすることで経費に計上でき、より節税効果があってお得に利用できます。

個人事業主が携帯は法人契約にしたほうがいい理由

続いて、個人事業主が携帯を法人契約にしたほうがいい理由を紹介します。

• セキュリティを強化できる
• 通話料金などの料金を削減できる
• 経費として計上できる
• ビジネスで役立つ便利なツールが豊富にある

セキュリティを強化できる

個人で契約した携帯を仕事で使う場合、仕事関連の情報を個人携帯で管理しなくてはいけません。

情報の漏洩や端末の紛失といったリスクに対して、個人携帯の場合は自分で対処する必要があるため、セキュリティが甘くなりがちです。

しかし、法人契約の携帯電話なら遠隔で管理できるので、端末を紛失したら携帯会社からすぐにロックをかけてもらえます。

また、ウイルスや不正アクセスなどの脅威に対しても、法人の携帯ならより強力なセキュリティ対策ができるのもポイントです。

通話料金などの料金を削減できる

法人契約は、個人で契約する携帯よりも通話料金などが安くなります。

さらに、各プランが提供している法人限定のプランを利用することで、コストを抑えられます。

法人限定のプランは、かけ放題の通話プランが主流になっています。各キャリアや携帯会社がさまざまなプランを用意しているので、ぜひ確認してみてください。

経費として計上できる

個人契約の携帯を仕事用と一緒に使う場合、通信費として経費に計上できるのは仕事で使った分の料金だけです。

一方で、仕事でしか使用しない法人携帯なら、全額をそのまま経費として落とせるので、料金を分けて計算する必要がありません。

損をせずに経費として申告するためにも、個人事業主の方は携帯電話を法人契約することをおすすめします。

ビジネスで役立つ便利なツールが豊富にある

法人契約で携帯を持つ場合、ビジネスの役に立つさまざまなツールを利用できるようになるのもメリットです。

便利な機能をアプリで備えられ、経費精算やスケジュール管理、日報の作成などもできます。

法人携帯とパソコンを一緒に使うことで、業務の効率化や業務の改善なども図れるため、業務を円滑に進められます。

個人事業主の携帯料金は法人契約と個人契約でどのくらい違う？

個人契約の場合は、ドコモのahamoなどは20Gが月額3,278円で使えるため、破格になっています。

UQモバイルやYモバイルも同じような値段で使えますが、あくまで個人契約のため、法人での契約はできません。

法人契約は、ソフトバンクで携帯を契約した場合、ガラケーだと月額1,078円から利用できます。

他にも、データ容量を気にせず使える月額7,238円のプランや1〜3Gとあまり容量を使わない人向けの月額3,278円のプランもあります。

また、法人契約の場合だと個人契約にはない割引やサービスなどがあり、その特典を受けることでお得に使えるのが特徴です。

個人事業主が携帯電話を法人契約する際に必要な書類とは？

まず、個人事業主であることを証明する書類です。

準備すべき書類として「納税申告書」「開業届証明書」「印鑑登録証明書」の3つで、発行から3ヶ月以内の原本が必要です。

また、青色申告証明書の控えや営業所の住所確認書類、銀行口座の名義・番号なども必要になるので用意しましょう。

その他には、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどの本人確認書類も、原則として原本が求められます。

しかし、上記で紹介した書類はあくまでも一例なので、詳しくは各キャリアのサイトを確認するようにしましょう。

個人事業主の法人携帯選びにおすすめの会社3選

それでは、個人事業主の法人携帯選びにおすすめの会社を3社紹介します。

1. 法人携帯スマホコム
2. IHJ法人携帯
3. ベルパーク

法人携帯スマホコム

法人携帯スマホコムは、ソフトバンクのブランドのため通話やネットが安定して使えるのが特徴の携帯会社です。

ビジネスにとって、通信環境や通話はとても大事なもので、ソフトバンクの回線を使っている法人携帯スマホコムなら、ストレスなく使えます。

また、豊富に在庫を持っているため、端末の代金が0円の法人スマホ・携帯も用意されているので、導入費用を抑えられます。

＼通話やネットが安定して使える／

IHJ法人携帯

IHJ法人携帯は、通常のプランとは別に法人専用の特別なプランを用意している携帯会社になります。

法人限定のプランを契約することで、通話やデータ容量などをお得に使えて費用を下げれるのがポイントです。

また、個人事業主にとっては大切な通話料がオプションに入ることで無料になるため、料金を気にすることなく電話できるのも特徴です。

＼法人限定プランでお得に使える／

ベルパーク

ベルパークは、法人携帯のキャリア乗り換えや機種変更など、あらゆるシーンで最適なプランを提供してくれる携帯会社になります。

法人携帯のプロがお客様の要望をヒアリングし、最適なプランや条件、機種を提案してくれるので、安心して契約ができます。

また、最短1営業日で対応してくれるので、すぐに必要な人にも便利ですし、アフターフォローまでしっかりサポートしてくれるのも特徴です。

＼最適なプランや機種を提案してくれるから安心／

まとめ：個人事業主は携帯2台で仕事とプライベートで使い分けよう

個人事業主が携帯を2台もちにすることで、個人の携帯の電話番号を相手に教えなくて済むことや、経費の計算が楽になるなどのメリットがあります。

とはいえ、個人事業主が法人契約するには青色申告を行い、みなし法人として認められていることが条件になるので注意しなければなりません。

法人として契約をする場合は、個人契約で必要な本人確認書類に加えて、事業を行っている証明ができる書類が必要になるので準備しましょう。

本記事を参考に、個人事業主は携帯を2台持ちにして、仕事とプライベートで使い分けを目指していってください。